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小説投稿掲示板




◆ 昔書いたけど投稿してなかった外伝チックなSS 投稿者:ケイ  引用する 
アギト ※今回は作者の都合上3人称で書かせていただいております。ご了承いただけると助かります。




ピッピッピと一定のリズムを刻む音が響く白い小部屋。
その中央にはベッドが置かれ、その周りには幾人かの人が泣きながら立っている。
そのベッドの中央には1人の老婆が人工呼吸器をあて、静かに眠っている。

「……残念ですが……今夜には……」

白衣を着た眼鏡の男が呟く。
恐らくこの患者の担当医だろう。
その言葉を告げられた、家族の面々はさらに悲しみを大きくする。

「恐らく今の眠ったままの状態で息を引き取られることになると思われます……ご家族の方は……」

医者がそう言おうとしたが、小さくか細い声で遮られる。

「……誰がもう起きないのよ……」

今先ほど目を覚まさないと言われたはずの老婆が目だけを開き、そう呟く。

「おばあちゃん!!」

目を覚ました老婆の手に抱きつくオレンジ髪のツインテールの小さな女の子。
その頭を優しく撫で返し、ほほ笑む老婆。

「まったく……何を泣いているんだいこの子は……おばあちゃんはまだまだ元気よ」
「ぐっす……でも……」
「はあ……少し1人にしてくれるかい? ちょっとね……」

小さくため息をつき目を閉じる。
それは寿命の近い人間の見せるような疲れからのため息ではなかった。
家族は皆少し戸惑ったが、一言ずつ言っていくと病室から出て行った。
最後に先ほど泣きついた女の子が病室の扉の隙間から出るのを躊躇うように話し掛ける。

「おばあちゃん……大丈夫?」
「大丈夫だよ……ちょっと話をするだけよ」
「……うん」

不安でいっぱいではあったが、老婆のベッドからの微笑みに少し安心してその扉を閉める。
誰もいなくなったことを確認すると、もう一度溜息を吐き


「……いい加減出て来なさいよ。ケイ」
「……あれま……バレとったんかい。相変わらず鋭いな。ティアナは」





時空を駆けちまった少年

外伝?IF 未来(100年)





「まったく……人の病室の天井上で覗きってどういう趣味よ」
「うるせえな。俺だって透明になって スー っと出てこれるんだったらそうするつーの」

そう言って天井から武ノ内ケイは降りてくる。

「しっかしまあ……お前の孫か? さっきの。見事に若い頃のティアナにそっくりだな」
「ひ孫よ。あんた手出すんじゃないわよ。いくらあんたがほとんど老けてないからって」

半眼で睨むティアナ。
その視線に映るのは、出会った頃から成長こそは見られるが、どう見ても20代半ばの外見をしているケイだった。

「出すわけねえだろが……どんな認識だよ俺。一応これでも年齢だとジジイだぞ?」
「あんたどんだけ年数経ってると思ってるのよ。反則よ反則。女より長く若いままなんて喧嘩売ってるでしょ?」
「うるせえ。JS事件から1世紀以上経ってるのにまったくボケずに生きてるお前も反則だろが」

ミッドチルダを震撼させたジェイル・スカリエッティ事件。
そしてそれを解決した六課の解散から既に1世紀以上が過ぎていた。

「はあ……まったく……スキルか血かどうとかで長生きな上に老けないとはね……」
「まあ地球じゃメイクで誤魔化して60くらいで死んだことにしたけどな。戸籍もうないんだよな……」

老けないことで周りからの疑問を受けないよう、老人を装って60歳までケイは生活をした。
流石に早死になのは不味いかなという理由で60歳になるまではそれを続けたのだ。
当然今では死んだことになっているので鬼籍となってはいる。

「……体調はつらいか?」
「別に、というか大袈裟よ……それに……他のみんなは看取られなかったり、苦しみながら逝った子だっていたんだから……」
「……そうだな」

既にあの頃の六課関係者はいない。
スバルやギンガを始めとした戦闘機人達も天命を全うしている。
だがみんながみんな静かに息を引き取ったわけでもない。

魔法の酷使により寿命を縮めた者。
戦場で命を落とした者。
災害救助で命を落とした者。

他者のために命を懸け、自分の人生を捧げた元六課のメンバー。
有能だったゆえにその仕事も危険度が高く、命を落としやすい任務を行い失くした者達もいた。
全員が全員家族や友人に看取ってもらえたわけではないことを考えるとティアナは自分の今の状況が幸福なことだと感じていた。

「歳下だったエリオとキャロも先に逝ったしね……あんただってルーテシアが逝ったときは相当辛かったでしょ」
「……まあな。先に自分の子供に先立たれた感じだったぜ」

15歳のときに出会ったルーテシア。
ゼスト、アギトと共に事件の中を生き、一緒にいた唯一の子供。
ケイよりは当時強さも上だったが、自分の妹や娘のような感覚になっていたのだった。

「……子供いもしないくせに」
「はは、言えてる」

ケイは結婚をしていない。
自分の体のことがあるためである。
不老長寿、聞こえはいいがやはりその寿命に付き合える女性と考えると結局できずに進んでしまったのだ。


「すずかさんも別の人とくっついて、旦那さんが亡くなった数年後事故で亡くなったし……」
「あんたちょっと狙ってたでしょ」
「はは、流石に若いままでも70過ぎの婆さんを口説こうとは思わねえよ」
「しっかり伝えてやる」
「やめれ!? なんか夢に出てきそうだから!」

そんなやり取りをしながら笑う2人。

「今思うと凡人だとか言ってた人間が最後まで……それも120歳過ぎてもこうして生きてると思うと異常だな」
「あんたが一番異常よ」

才能がないと僻んでいた時代もあった。
だが努力を惜しまず、自分の道を進みそして夢を掴んだティアナ。
その後の人生は執務官として成功や失敗を繰り返しながらも、他者からすれば天才と呼ばれるまでの経歴を持った。
家庭も持ち、子供も生まれ、子供が孫を、孫がひ孫をと1度失くした家族もでき先ほどまで自分を心配してくれていた。

「うーん……一番長生きすると思ってたはやてさんが90代で亡くなったのは予想外だった」
「……あんた……滅茶苦茶失礼よ。それ」
「そういや師範やヴィータ、シャマルさんにザフィーラさんも老けなかったよな」
「理由を聞いた時はビックリだったわ……本当に普通の人間自分だけだったのね……」

実は約1名、元六課フォアード陣で普通の人間がいるのだが……

((……あの人のアレを喰らったり、見たりしたら普通の人間としてのカウントできないよな(わよね)……))

それが誰かは言えない。
あの世に逝ってから星の光を浴びそうなそんな気がしたから。

「くっ……俺がそこそこの歳になったときに師範を口説いておけばよかった……永遠の19歳な奥さんだったかもしれないのに……」
「無茶言うんじゃないわよ。そもそもあんたに口説けるわけないじゃない」
「うむ、言ったら絶対ぶった斬られただろうな」

実は1度言ってみてぶった斬られているのはケイの一生の秘密だったりする。

「まあそんな師範達もはやてさんが亡くなるのと同時に亡くなったわけだけどな……リインもアギトもはやてさんと師範と一緒に消えた」

夜天の書のプログラムであったヴォルケンリッター。
主である八神はやての死と共にその命を終えたのだった。
リインははやてとコアを分け合っているいるため寿命が共に終わり、
アギトに関しては後に判明したのが「夜天の書」から何かが原因で外れてしまった融合騎であった。
確かに今まで別個体として生きてはいたが、「夜天の書」が主を変えながら存在していたため生きてこられた。
だが最後の夜天の主の死とともに書も消滅した。
そのため夜天の書の消滅と共にアギトはその寿命を全うしたのだった。

「使命も済んだし、元々そういう風に生まれてきたんだって言って悔いはないって言ってたわよね」
「……本当よく覚えてるな」
「あんたが忘れっぽいのよ」

本当に120歳を超えた人間の記憶力かと疑うケイ。
忘れていたわけではないが、細かいことまで覚えていることに関して本当に驚きを感じさせられたのだ。

「本当にさっきまで危篤状態だった人間かよお前は」
「あら? わざわざあんたと話してやるために起きた人への言葉がそれ?」

呆れたように言い放ったが、それを窘めるように言い返すティアナ。
いくらか失礼すぎる内容でもあるが、これが最後の会話だというのはお互い理解している。
だからこそ思ったことは失礼でもなんでもいいから話しておきたいのだ。

「へ〜、てっきり俺はひ孫パワーで復活したかと思ったぜ」
「まっ、それもいくらかあるわよ。かわいいでしょ?」
「よぼよぼの婆さんがかわいいわけねえだろ」
「馬鹿。ひ孫がよ。ひ孫が」

頭が痛いと言いたいかのように手を額に添える。
その仕草は歳を経ても変わらないままだとケイは染み染み思う。

「そうだな。かわいいと思うぞ。ツンデレガンナーじゃなくてツンツンガンナーなティアナと違って」
「……あんたさっきよく似てるっていったばっかじゃない」
「うっ……」

間接的に若い頃のティアナをかわいいと言っているようなもんだとバレ、少し恥ずかしくなり顔を赤らめる。

「まったく……どんだけ経ってもガキ臭いところはあるんだから」
「男は一生少年のままって言葉があるだろ?」
「はいはい。そうですね」

そのまま沈黙が続く。
話のネタが切れたのだろうか。ケイは壁を、ティアナは天井を見つめ無言でいる。

「ねえ……」
「ん?」

沈黙を消したのはティアナの方だった。
顔だけを横にし、ケイの顔を見つめる。

「あんた……今は何をしてるの?」

ティアナは執務官を辞してからは家族と共にそれまでの人生と同じくらいの長さの余生を過ごしていた。
子供たちの成長も見てきたし、自分の子供の死ぬところも見た。
自分の子供より先に死にたい。
そう思ったこともあった。
だが、若かりし頃の友人の1人がまだこれから先、自分より遥かに長い人生を過ごさなければならない。
少しでもそいつのために……そいつが1人になる時間を減らしてやろうと思い自分の生きていられる限界までこの世に留まろうとしていた。

「そうだな……ゆっくりのんびり旅をして……そんでたまに人助け……かな」
「そう……」

管理局に入って全世界のために。
そんな気持ちは持てなかった。
だけど、それを思い自分を犠牲にした人たちを尊敬はしているケイは最後は「せめて自分の目の前の人を助ける」という生き方を決めた。
自分の最初の地球での60年での人生は自分だけのためだった。
そこからは社会的に死んだことをきっかけに自分だけじゃなくて、目の前の人のためにもできることをやろうと決めたのだ。
それでも自分のためというのが抜けないのは、自分に甘い部分があるかなと考えていたりする。

「馬鹿なことやりすぎて管理局に逮捕されるんじゃないわよ」
「おう。……あっ、でもお前の子孫に捕まったりして」
「そうね……さっきの子……いるでしょ?」
「ひ孫?」
「そうよ……あの子ね……アタシみたいな執務官になるんだって言ってたのよ」
「へえ」
「まったく……アタシみたいな執務官になったら苦労するばっかりだって言うのに……」

そんなことを言うが顔は嬉しそうだ。
苦労も確かに多かった。挫折も何度もしかけた。
だけどその人生の中に後悔はない。むしろ素晴らしいものだったと断言できる。
ティアナの中でそれが誇れることだった。

「そういえば他のみんなのところの子供も結構入局だっけ?」
「ええ。まったく……どの子もすごい資質とかスキル持ちとかばっかりよ」

高町、ハラオウン、八神、ナカジマ、モンディアル、これらの名前は管理局では有名だ。
どうやら元六課のメンバーの血と才能は色濃く引き継がれているようだ。

「……苦労しそうだな」
「……ええ、でもアタシより魔力量が多いのは幸いよ。きっとアタシなんかよりすごい魔導師になるわよ」
「……魔力量の多くなったティアナって恐ろしいんだが……」

幻影を駆使して遠距離からの精密射撃。
接近戦もいくらか可能で、全盛期の頃にはスターライトブレイカーまで使用している。
その弱点は魔力量くらいだったのがそれが無くなるのである。

(……十分なのはさんとかと同格な魔導師になると思うぞ……つかうまくすれば他のとこの子供にも勝つだろ)

レアスキルがあろうとなかろうと、その戦略で戦局は変えられる。
ティアナの最大の武器はそこだった。
そのティアナのような魔導師を目指すと言っているのだ。
パワーUP版ティアナが出来上がるのはそう遠くないのかもしれない。

「ふう……結構話したわね……」
「何だかんだで2時間くらい経ったな……」

備え付けのデジタル時計を見るとケイの現れた時間よりかなり進んでいた。
色々な楽しいこと、今までの出来事を振り返り話すことに夢中になっていたようだ。

「…………悪いわね……なんだか眠くなってきたわ……」
「……そうか……」

元気に話したりはいていたが、相当な歳であることには変わりはない。
1日の7割は睡眠になっているし、1人で立ち歩くことも難しい。
そして今は既に天命を全うしつつある。
これが最後で……そして永遠の眠りになることは明白だった。

「……六課の隊舎が見えるわ……」

静かに……目を閉じ呟く。

「そうか……誰がいる?」

ベッドの横にあるイスに座り、ティアナの手を掴み優しく問いかける。
その目は俯いたせいでできた前髪の陰に隠れて見えない。

「スバルがこっちに走ってきたわ……相変わらず犬の耳とか尻尾が見えそうな感じで」
「ぷっ……あいつらしいな」

ティアナの口元もケイの口元も笑っている。
だけど唯一の違いは片方だけ何かを堪えるかのように歪んでいることだった。

「エリオとキャロは?」
「後ろからこっちに来た……ふふ……ルーテシアも一緒みたいね……」
「……仲良し3人組になったもんな……」

「なのはさんと抱っこされたヴィヴィオ、フェイトさん、八神部隊長……それに副隊長達やシャマル先生、
リイン曹長にザフィーラもみんな入口から手を振ってる……」
「…………そっか……」

返事が震える。
頬には涙が伝い、それは床に落ち小さな音を立てる。

「教会組とナカジマ家組のナンバーズも一緒みたいね……ギンガさんの引率でこっちに来てるのかしら……」
「あはは……小学生の遠足みたいだなそれ」

ティアナの心拍数を示すメモリが少しずつだが小さくなる。
脈に触れるとそのリズムも徐々にだがゆっくりになる。

「……みんな元気そうなんだな……」
「ええ……ってこら、スバル……引っ張らなくても自分で歩けるわよ」

この場にスバルの姿はない。
だけどケイには簡単にティアナの手を引き明るい笑顔を浮かべるスバルを想像できた。

「……それじゃあ先に行くわね……あんたはあんたのできることをやってから来るのよ。今度はちゃんと変なとこ行かないで来ること」
「……ああ、そうするさ。今度はちゃんとややこしいことにならないように行くな」
「よろしい……じゃあ……またね」
「ああ……またな……」

握っていた手から力が抜ける。
心音はまだあるし、生きてはいるのだろう。
だがもう目を覚ますことはない。
あとは医者が言っていたように静かに眠りながら息を引き取るのだろう。

「……………………………」

無言で手をティアナの頭に添える。
明るく、鮮やかだったあのオレンジ色の髪の面影はなく、ただ白く変わっていた。
ツインテールで結ばれていた髪も今はおろさている。
その頭を優しく……慈しむように撫でる。

「……ギリギリまで俺の人生の付き合いさせて悪かったな……」

ティアナがここまで長生きをして自分の孤独になる時間を減らそうとしてくれていたことはわかっていた。
これからも顔見知りができても何度もこのような思いはするだろう。
だけど、そこで自分で何かを悟ったようになる気にはならない。

「……ありがとな……ちと照れくさいし、お前の旦那さんには悪いと思うけど……」

そう言って額にキスをする。
本当に短い一瞬の時間だった。
もう子供ではない。
だけど本当になんだか恥ずかしかったのだ。
まるで気取った悲劇の主人公だな……と自嘲もしながらであったが、どうしようもなくしたくなったのだ。

「……変なことだけど言うな。……元気で」

そう言ってティアナの手をベッドの中に入れると席を立ち、扉の方に歩きだす。
しかし、足が縺れ扉にぶつかってしまう。

「っ……」

ぶつけた頭を抑え舌打ちする。

(くそ……しっかりしろ俺)

そのまま扉を開けるとティアナにそっくりの小さな女の子がそこにいた。
扉にぶつかった音に驚いたのか、それとも祖々母以外、誰もいないはずの部屋から若い男が出てきたことに驚いたのかわからないが
戸惑いの目をしている。

「えっと……あの……」

ケイを見上げながら何かを言おうとしている少女。
その少女を見てケイは少し笑ってしまった。
少し屈んで少女と同じくらいの目線の高さになるとその頭に手を置き撫でる。

「ひいおばあちゃんみたいになりたいんだったら努力は惜しんじゃ駄目だぞ。それと言いたいこととかはハッキリ言うんだ。
弱気にも……たまくらいならいいけど」

最後は少し弱気になるくらいが丁度いいよなと自己解決して言ってしまった。

「あ、あの……おじちゃんは?」
「おじちゃんって……」

見た目ならまだおじさんという歳ではないでのショックだったが、実際年齢はジジイである。
そこを考えると少し複雑な気分になった。

「えっと……ひいおばあちゃんの古いお友達だよ。若い頃のひいおばあちゃんのね」
「そ、そうなんですか……えっと……おばあちゃんのお見舞いありがとうございます」

ぺこりとお辞儀する少女。

(あはは……性格は大部違うようで……)

礼儀正しさに少し関心もしたが、ティアナそっくりの外見なだけに違和感を感じてしまう。

「それじゃあおじちゃんはこれで」

そう言って立ち上がり、少女に背を向けて歩きだす。

「あっ、さようなら」
「夢に向かって頑張るんだぞ」
「はい!」

顔だけ向けて手を振りながら廊下の曲がり角を曲がる。
すると先ほどの医者がものすごい勢いで横を走り過ぎ、先ほど曲がった廊下を曲がって行った。
その後に続き、看護師らしき数名も色々な医療機器を持って駆けて行く。

「……………」

無言で廊下を歩き、階段を下り、病院の自動ドアをくぐる。
目の前にはいつもと変わらぬミッドの夜空と、たくさんの惑星、2つの月が見える。
その下にはミッド首都クラナガンの中央に建てられた地上本部と、それを囲むように立ち並ぶビル。
たくさんの光と人が行き交い、今日もミッドの夜は明るい。


「んっ! んん〜〜!!」


その景色を見ながらストレッチをするように伸びをする。


「さて……まあとりあえず行きますか。残りの人生いろいろできることをしに」

そう呟いて夜の街の中へと歩を進めるのだった。






                                      おわり


お久しぶりです! 1年以上音沙汰なしですいませんでした! とりあえず生きてます!
大学院生をしながら先日就職が決まったのでPCを漁っていたら昔書いたけど投稿してなかったSS発見したので投稿させていただきました!

そこはかとなく恥ずかしい設定残ってるけどせっかくだし貼らせていただきました。本編と繋がるかどうかは謎だったと思うのでその変のツッコミはなしでお願いします!
2012/05/16(Wed) 23:46:16 [ No.953 ]

◆ 質疑応答+α 投稿者:ユウMK−2(汎用機)  引用する 
フェイト・T・ハラオウン ※相変わらず、このスレ内容はトップでの告知無用です。
 ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。


〜作者の質疑応答コーナー+α〜

Q:リリカル入ってるから魔法もデバイスもあるよね!
A:あ  り  ま  せ  ん
  生身の戦闘はもっぱら、全てを焼き尽くす暴力こと現代火器です。
  全く、戦争は地獄だぜ!フゥーハァーハァー!!!
  魔法?ラ・ギアスならあるんじゃないかい?

Q:管理局はあるよね!
A:地球連邦軍ならあるよ!

Q:や、闇の書は!初代リインフォースは!?
A:そんなオカルトじみた物はありません。
  ヴォルケンも居ないよ!……ヴィータ出したかった……。
  あと、初代リインフォース。お前はデカすぎるチチを減量して来い。
  話はそれからだ。

Q:魔導師やドラクリオットの吸血鬼設定は?
A:世に平穏のあらん事を

Q:このSSを題材にした小話を打ちたいのだが?  質問者:赤兜さん、Loweさん
A:私は一向に構わんッ! (CV協力:烈 海王)
  ……つまり、いいぞ!もっとやれ!

Q:結月ちゃん出ないの?(´・ω・`)  質問者:赤兜さん
A:んもー、しょうがないなぁ……。
  さて、結月の機体を造るか。

Q:私も福岡県民です  質問者:最弱娘さん
A:良いだろう、私が相手になる。
  25日以降に連絡をくれ、飲みにいこう(ぁ



〜Loweさんの設定、筆者なりの解釈・改訂版〜

氏  名:アリエス・ハイペリオン(通称アリス)
C  V:小林沙苗
身  長:168cm
体  重:53kg
B G M:The Allow of Destiny
成  長:射撃系回避重視型
性  格:超強気
ボーナス:移動後変形可能・回避率+10%
精 神 C:集中・直感・加速・熱血・友情・愛
ツ イ ン:絆
特殊技能:援護防御
    :ヒット&アウェイ
    :ガンファイト
    :E−セーブ
    :B−セーブ
P  R:
 高い機動性と運動性を備えた機動兵器、アーマード・モジュールの操縦に高い適性を持っており、プロジェクトTDに誘われた事もあるが拒否している。
恒星間宇宙船開発計画に全く興味を示さなかったが、イスルギ重工の意向によってプロジェクトTDで培われた技術を『兵器転用して製造された機体』に
興味を持ち、それによって開発された『シルヴェリオン』のテストパイロットは自分がする事を条件に同プロジェクトにテストパイロットとして参加した。
イスルギ重工の内部摘発による騒動で社長・ミツコ=イスルギが更迭された後、同社を吸収したマオ社の意向によりプロジェクトTDは恒星間宇宙船開発
計画へと戻り、その際にアリエスは受領したシルヴェリオン共々放り出されてしまう(※主義主張の行き違いによる騒動が多々あったらしいが不明である)
シルヴェリオンと共に部隊を転々と渡り歩くうちにATXチームへと辿りつき、同部隊で戦う事になった。

    

機体名称:シルヴェリオン
操 縦 者:アリエス=ハイペリオン
B G M:SRWOGs・アイビス=ダグラス専用BGM『流星、夜を切り裂いて』
H  P:4200
E  N:160
運 動 性:120
装  甲:1100
移 動 力:6
タ イ プ:空・陸
地形適応:空S 陸A 海C 宇A
Wゲージ:―――
サ イ ズ:M
機体特性:回避
ボーナス:移動力+1、運動性+10%
スロット:2
特殊能力:―――

機体武装:
マシンキャノン    (胸部に備えられた大口径機関砲。速射効率と破壊力に優れる)
ソニック・セイバー  (ブレイク・フィールドを収束させた剣。収束させた分、威力は高い)
ヴォレーシュート   (中距離用ミサイル。誘導性はそこまで高くないが巡航速度に優れる)
G−ドライバー    (重力制御式加速砲。長射程であり、貫通力も高い)
ソニック・ブレイカー (ブレイク・フィールドを展開し、敵に突っ込むマニューバパターン)

機体説明:
 テスラ・ドライブ機関による単体飛行能力と高い機動性を持つ可変型のAMであり、プロジェクトTDにて確立された技術や武装が搭載されている。
フィリオ=プレスティは同プロジェクトで培われた技術を『純粋な戦闘用機動兵器及び武装』に転用される事に嫌悪感があったが、スポンサーだった
イスルギ重工の意向に従って当機の設計・開発を行う結果となり、プロジェクトTD系列として異端な純粋戦闘用の可変型AMがロールアウトされた。
(※無論、イスルギ重工が提示するスペック水準を満たしていなければ資金援助の停止やプロジェクト自体の凍結等、制裁がある旨が伝えられている)
推進機関は全てテスラ・ドライブに換装されており、機動性や運動性に優れるAM系列としても破格の機動性・運動性を有している他、奇妙な利点と
して整備性が高い点がある(※これは某『流星』の異名を持つパイロットがテスト機を良く破損させていた為、破損箇所の換装を素早く行える様にと
機体各部がモジュール化されている結果である)



機体名称:シルヴェリオン・アサルト
操 縦 者:アリエス=ハイペリオン
B G M:戦闘妖精雪風OP『Engage』
H  P:4600
E  N:180
運 動 性:125
装  甲:1100
移 動 力:7
タ イ プ:空・陸
地形適応:空S 陸A 海C 宇S
Wゲージ:―――
サ イ ズ:M
機体特性:回避
ボーナス:全武器移動後に使用可能
スロット:2
特殊能力:分身

機体武装:
90mmGGキャノン    (胸部に供えられた二門の電磁機関砲、十分な攻撃力がある)
CTM−02スピキュール  (腕部兵装ペイロード内に内蔵された誘導性の高い、小型・ハイマニューバミサイル)
アサルトカノン       (機関砲とリニア砲を纏めた手持ち火器。両手に一挺ずつ携行している)
CTM−07プロミネンス  (中〜遠距離用の中型ミサイル。巡航速度が非常に速い)
G−ブレイクドライバー   (大型化したG−ドライバー。威力と射程距離が強化されている。)
ストライク・ハンマーヘッド (二基のハンマーヘッドと自機による攻撃マニューバ。ミサイルが乱れ飛び、レーザーが薙ぎ払う)

機体説明:
 シルヴェリオンの機体各部を改修し、特殊強襲兵装やブーストドライブ機能が実装された高機動型フライトユニットを搭載し、強化が施された機体。
複数のテスラ・ドライブに人型・飛行形態共に凄まじいまでの機動性と運動性に加速力を誇るが、その機動性が仇を成して扱い切れる者が存在しない。
コクピット部にグラビコン・システムを搭載して加速Gを軽減し、更に専用の動力付パイロットスーツ等を使用して尚、凄まじい加速Gが襲い掛かる。
搭載武装は戦術統合ミサイル『CTM』に加え、速射効率の高い機関砲と一発の威力を重視したリニア砲を纏めた『アサルトカノン』等を実装する他
速射効率の高いレーザー砲を搭載している無線誘導攻撃端末『ハンマーヘッド』を二基搭載しており、本体と同時に攻撃を行う事で多彩な攻撃が可能。
だが、極高速機動を行いながら敵を捕らえて攻撃を行い、更にハンマーヘッド射出時は同兵装の制御まで行わなければならない等、パイロットの技量
に依存しすぎる機体は誰にでも扱える物ではなくなっており、実質上・アリエス=ハイペリオンの専用機となっている。
2012/05/11(Fri) 22:59:39 [ No.951 ]
◇ とある上位次元世界のお昼話3 投稿者:Lowe  引用する 
武 「────……………ふむ」
「何をまた人のパソコンの前で唸ってるんだ? 昼飯が出来たんだから食うぞ」
「いや何、先日我々の創造主がお前の履歴書を別世界に送信しただろう?」
「……そういえばそんな事があったな。それで? 話の続きでも上がったか」
「ある意味それより重要な事だよ。────あなたの現地での経歴設定と専用機の設定が公開されたんだ」
「! ………ついに来たか」
「ついにと言うかようやくと言うかは判断の分かれるところだがな」
「そんな事はどうでもいい(昼食の皿を至近まで持ってくる)、見せろ。────………………」
「(皿から極厚サンドイッチをつまんでもむもむ食べる)……ふふ。主義主張の不和が原因でマオ社と決裂とは、また何ともお前らしい軍人らしからぬ行動だな? これの企画主はお前の人格を実によく把握しているようだ」
「黙れこの愚妹。お前が人の事言えるのか」
「(無視)で、ご覧じた感想はいかがかな? アリエス」
「………。これはまた、何というか」
「極端なコンセプトだ、だろう? いいじゃないか、専用搭乗者に実に似つかわしいご機嫌仕様機だ」
「やかましい。………それにしても、そうか。アーマードモジュールはF-32シュヴェールトを原点として拓かれた兵器体系なのだから、俺が乗るには下手な戦闘機やPTよりも相応しいはずなんだな。………今度副司令に上申してみるか」
「そんな事よりも、後継機の追加兵装について何か言う事はないのか?」
「…何に対してだ。 ハンマーヘッドの事を言っているのか?」
「うむ。まるでどこかのスリーフォワード・ワンセンターな陣形にも似た名前なそれの事を言っているのだ」
「どうもこうもないさ────。せいぜいマルチタスクスキルを全開にして、軍人らしく命令通りに使いこなしてやるだけだ」
「機体がグレードアップすると同時に剣が使えなくなるアワレさについて」
「知らん。敢えて言うなら『せいぜい苦労するがいいそっちの俺』、といったところだな」
「わーぁ。助けてやる気は無いのか?」
「あるわけ無いだろう」
「いやいやそう言わずに。仮にも自分だろう? 自分が苦しむところなんて見たくないんじゃないか?」
「…………お前は何を企んでいる?」
「超えられない世界の壁に四苦八苦するお前を見て嘲笑いたい」
「……貴様#--)」



何という超絶マゾ仕様機wwwやばいオリジナルのアリエス君の機体超えられたwwwww
これは負けていられんな……(謎)。格闘型のアリエスが格闘できなくなるとは流石分かってらっしゃるww

ところでさらっとリインフォース(我達が嫁)ディスった件、ちょっと話そうじゃないか。
時間がない?一瞬で終わるから安心せい(笑顔
2012/05/13(Sun) 22:41:08 [ No.952 ]

◆ 辞令書SS 投稿者:赤兜(米式)  引用する 
霞 地球連邦軍のとある部隊の隊長室。そこで、二人の男が向かい合って会話していた。



「転属……ですか?」



問いかけたのは、黒髪の青年。



「うむ。貴官には第13独立機動遊撃隊に行ってもらうことになる。」



そう答えたのは、青年の所属する部隊の隊長である。



「急な話ではあるが、正式な辞令だ。明後日までに荷物をまとめておけ。」

「了解。……お世話になりました、隊長。」

「うむ。達者でな。」



短くはあるが言葉を交わし、黒髪の青年――ショウヤは隊長室を後にした。










自室へと繋がる廊下を歩きながら、ショウヤは受け取った資料をパラパラと眺めていた。

資料にはチームについての説明などが記されていた。



「俺の配属は……CRBチームか。」



などと呟きながら歩いていると、



「お、いたいた。おーい、ショウヤー!」



廊下の向こう側から茶髪の青年が自分の名前を呼びながら歩いてくるのが見えた。



「なんだマサトか……。」

「なんだとはなんだよ。せっかく心配して来てやったってのに」

「はは、悪い悪い」



茶髪の青年――マサトは士官学校時代からチームを組んできたいわゆる腐れ縁だ。

士官学校から今の部隊まで所属が同じだったため、こんなやりとりも気安いものであった。

 

「で……結局どこに飛ばされるんだ?」

「辞令書には第13独立機動遊撃隊って書いてあった」

「第13独立機動……ってあの独立愚連隊って評判の!?」

「その評判の部隊で間違いないよ」



マサトが驚くのも無理はない。

第13独立機動遊撃隊――それは軍内部では厄介者の集団と噂される部隊。毎度毎度最前線に送られ、それでいながら生還率は高い。

それゆえに上層部からは目の上のタンコブのような扱いを受けている。

他にも新機体や新武装の運用なども引き受けており、実験部隊といえば聞こえはいいが、実際は厄介払いのようなものである。

その後も部隊についての話をしながら、自室への道を歩いて行く。



「とりあえず、俺がいないからって女の人にちょっかい出しに行くなよ。」

「おいおい、せっかくお目付け役がいなくて声掛けに行き放題だと思ったら、いきなりそれかよ!」

「今度は隊長直々に連れ戻しに行くって言ってたぞー。」

「スイマセンデシタジチョウシマス。」



士官学校時代から今に至るまで、ショウヤはマサトのナンパ癖に振り回されてきた。

しかも相手は上官から士官候補生など幅広く、マサトが声を掛けそれを毎回毎回ショウヤが物理的に止めるのがもはや恒例となっていた。

一度かの有名な教導官に声をかけようとした時は、容赦ない拳骨と共に引きずって全力で連れ戻したものだ。

ちなみにその際声を掛けられた教導官――高町なのはには『苦労してるんだね……』と苦笑されたのはまた別のお話。

そんなやりとりもしばらく無いかと思うと、名残惜し……くは無い。



「でもいいよなー、第13独立機動遊撃隊って美人ぞろいって評判の部隊だろ?羨ましいぜチクショウ!」

「お前は……ほんとそればっかりだな」

「なんとでも言え。ただでさえ出会いの場が少ない連邦軍……その中で美人に囲まれるなんてそうそう無いぜ?」

「貰った資料には思いっきり『 出 会 い の 場 で は な い 』って書いてあったけどな……」



言いながら、先ほど受け取った資料をマサトに手渡す。

どれどれ……と呟きながらページを捲っているが、徐々に捲る速度が落ちているのはショウヤの目から見ても明らかだった。

読み終わるころには顔面蒼白になっていたが、あえて何も言うまい。

無言でこちらに資料を渡す手には先ほどまでの勢いはなかった。



「ちぇっ……まあいいや、とりあえず死ぬなよ。同期の相棒に死なれちゃ寝覚めが悪いからな」

「あぁ、もちろん。死ぬつもりなんてないさ」

「そうか。じゃ、頑張れよ」

「ああ、じゃあな」



ひらひらと手を振りながら自分の部屋へと去っていく相棒を見送りながら、ショウヤも自室への扉を開けた――










「……」



自室で黙々と荷物を整理しながら、ショウヤは物思いにふけっていた。

――今でも思い出す。

――炎に包まれていく街。

――崩れていく建物。

――逃げ惑う人々。

――負傷し、動けなくなった友。

――そして、そんな友を前にして何もできなかった自分。

――それどころか、自分は真っ先に戦場から救出された。

――イザヨイ家の人間だから、と。

――負傷した友人が亡くなったと聞いたのは、それからしばらくしてからだった――



その後はあっという間だ。

自分の手で人を守れるようになりたいと考え、家を飛び出して士官学校に入って。

入隊してからは、味方を助けるために何度も命令違反を繰り返してしまい、上層部からは睨まれるようになった。

だが、後悔はしていない。

そうすることで守れたものがある。そうしなければ守れなかった。

機体や自身の肉体を傷つけ、何度も医務室送りになりながらもそういった行動を続けた。

もう二度と失わないために――



「よし、こんなもんか」



荷物をまとめ終え、一息つく。

元々掃除や片付けは嫌いではないし、そもそもそこまで大量に荷物があるわけでもないので、楽なものだった。

今は特にやることもなくなり、椅子に腰掛けて資料を読んでいる最中だった。



「第13独立機動遊撃隊……か」



正直不安が無いと言えば嘘になる。

だが、辞令を受けたということは、そこで自分にできることがあるということだ。

たとえそれが厄介払いだとしても。

『どんな時でも、今の自分にできることをやれ』

隊長が常に部隊の皆に言い聞かせている言葉だ。



「そうさ、俺にできることなんていつも変わらない。敵を撃ち抜いて、味方を守る……ただそれだけだ!」



数日後、ショウヤ=イザヨイは正式に第13独立機動遊撃隊に所属。

新たなる戦友たちと共に、激動の戦場を駆け抜けていくこととなる――









ユウさん、大変遅くなりましたが採用頂きありがとうございます!

辞令書くのにどんだけかかってんだ自分(爆

元々遅筆な上に初めて書くものなので、誤字脱字・おかしな表現等多々あるかと思いますが、これから修行していきますのでご容赦を。

こんな駄文でよければ遅筆ですがちょっとしたお話も書いてみたいと思っています。



それでは感想もまとめて。

第一話では主に他の作家さんたちのオリキャラの紹介っぽい感じですね。
合流組の登場も楽しみです。

第二話では主任やましフォニキャラが出てきて、いよいよ戦闘開始といった感じですね。
空原君のMK−3・レギオンはアルケーガンダムっぽい感じかな?


第三話も期待しております!



Q:結月ちゃん出ないんですか?
2012/05/09(Wed) 01:16:56 [ No.950 ]

◆ SS用機体案 投稿者:ユウMK−2(修羅神)  引用する 
フェイト・T・ハラオウン ザ……ザザ……ザザザ……。


あー、もしもし、聞こえているかな?ボクの名前はジ・エーデル=ベルナル。筆者の分身であり、次元力の源。
第二話投稿して、第三話を執筆中の筆者に代わってこのボクが、投稿者各位にお知らせするよ!
今回は最弱娘さんの投稿キャラを筆者なりの解釈で修正してみたらしいけど、こんな感じでいいかな?

ちなみに、三話を執筆しながらLoweさんの投稿してくださった設定もイジってるらしいから、少し待ってくれるとボクも筆者も助かるよ。

それじゃ、第二次スーパーロボット大戦Z・再世編もヨロシク!


※リョウさんへ、このスレはトップページでの告知は無用です。
 相変わらずご迷惑をおかけしますが宜しくお願いします。
 福岡に来た時、美味い焼き鳥とモツ鍋おごるんでそれで勘弁して下さい。



氏  名:アオイ=オトハ
C  V:小島 めぐみ
B G M:SRWOGs・フェアリオン専用BGM『Fairy Dang−Sing』
性  格:超強気
年  齢:22歳
身  長:中学生と間違われる
体  重:黙秘権を使用しているが軽い
髪  色:紫がかった黒
眼  色:青
成  長:格闘系回避重視型
エ ー ス:自分よりレベルの低い敵へ与えるダメージ1.7倍
精  神:加速、集中、努力、応援、直撃、愛
ツ イ ン:闘志
特殊能力:予知
――――:気力限界突破
――――:インファイト
――――:アタッカー
――――:リベンジ
――――:気力+(回避)
P  R:
 リクセント公国の皇女なのだが、いわゆる前国王の隠し子である為、王族の血を引いていながらも王位継承権は持たないし、オトハ自身も放棄している。
物心つく前に母親に連れられて城を去った後、女手一つで育て上げられた彼女は母に苦労を掛けたくない思いで士官学校に入り、卒業後は月村重工に入社。
同社で機動兵器のテストパイロットをしながらPMCに混じり、機体の実戦テストを行いつつ稼動データの採取を行うと言う日々を送っていた経緯を持つ。
荒くれ者揃いの傭兵達に混じって戦ってきた所為か、上品な中にも微妙にヤサぐれた口調に変わっていたり、無意味に各種兵器、ゲリラ等のネットワーク
に詳しくなってしまったりと、妙な経験を積んでいるが本人は苦労しながらも楽しんでいるし、現場でも傭兵に可愛がられている模様(※マスコット的に)
テスラ・ライヒ研究所と月村重工が協力して開発・建造した異端なるアーマード・モジュール『フェアリオン』は本来ならリクセント公国の所有物であり
正当な王位継承権を持つシャイン皇女、そして彼女の友人であるラトゥーニ=スゥボータの乗る二機が製造されただけだったが、皇女の執事を務めている
ルダール卿が前国王の遺言に従い、三機目のフェアリオンの製造を両機関に依頼し、製造された物が彼女へと渡され、彼女もそれを承諾して使用している。
(※表向きには次期小型アーマード・モジュール開発用のテストベッド機として製造された試作機であり、リクセント公国の許可も得ているとしている)


機体名称:フェアリオン・G(※ゴシックの意味)
操 縦 者:アオイ=オトハ
B G M:SRWOGs・フェアリオン専用BGM『Fairy Dang−Sing』
H  P:3300
E  N:150
運 動 性:130
装  甲:800
移 動 力:7
タ イ プ:空・陸
地形適応:空S 陸B 海C 宇A
Wゲージ:―――
サ イ ズ:S
機体特性:回避
ボーナス:運動性+20%
スロット:2
特殊能力:E−フィールド
    :分身
    :ジャマー
    :パイロットブロック

武装説明:
ロール・キャノン   (頭部にある縦ロール(?)から放つエネルギー砲。ツインテールにするか縦ロールにするかで論争が起こったらしい)
ボストーク・レーザー (胸部から放つ高出力のレーザー砲。長射程だが本体エネルギーを消費する為、注意が必要)
ソニック・ドライバー (両腕のソニック・ドライバーを構えて突進し、両腕で敵機を切り刻む武装)

機体説明:
 リクセント公国イメージキャラクター『マジカルハートプリンセス セント・リクセ』をモチーフに、テスラ・ライヒ研究所と月村重工が製造した機体。
極限まで軽量化された機体は非常に高い機動性・運動性に優れる他、脆弱な防御力を補う為に対・ミサイルジャマーを初めとした防御機構も充実している。
セント・リクセの意匠を受け継いだ外装は実戦向きでは無いが、搭載されている武装は『完全な実戦用』の物が搭載されている為、攻撃能力は優れている。
当機はオトハが戦闘経験を持つ事から、コクピット部分はラトゥーニ仕様へと換装されており、二機による連携戦闘能力はオミットされた分、単機の能力
を高める調整が施されている事が特徴である(※しかし、機体の余剰ペイロードに余裕は無く汎用性は非常に低い、特機の様な機体になってしまっている)


機体名称:フェイクライド
操 縦 者:アオイ=オトハ
B G M:無限のフロンティアEXCEED・ネージュ=ハウゼン専用BGM『Fairy Rom−Antic』
H  P:4500
E  N:180
運 動 性:130
装  甲:1000
移 動 力:7
タ イ プ:空・陸
地形適応:空S 陸A 海C 宇A
Wゲージ:―――
サ イ ズ:S
機体特性:回避
ボーナス:運動性+20%
スロット:2
特殊能力:E−フィールド
    :分身
    :ジャマー
    :パイロットブロック

武装説明:
フェイスレイヤー      (肩に備えられた大型突撃槍の様な武器を展開し、射撃を行う)
ツイステッド・レーザー   (フェイスレイヤーの高出力モードによる射撃。長射程を誇る)
リファインド・スウェイヤー (両腕の改良型ソニック・スウェイヤーで敵を滅多切りにする。防御フィールドも斬り砕く)
ジェネラス・ブレード    (腰部アーマーを展開し、機体を高速回転させて周囲の敵機を切り刻む)
ダンシング・ドライバー   (フルブースト状態で敵に突っ込み、全身に備えられた格闘武装を用いて完全に、微塵に切り刻む)
ロイヤルハートブラスター  (全格闘武装で敵機を高速で切り刻んだ後、最大出力・フェイスレイヤーの零距離射撃で吹き飛ばす)

機体説明:
 月村重工にて同社の設計・開発担当技術者、そしてフェアリオン設計者の一人であるフィリオ=プレスティがフェアリオン・Gに改修を施した機動兵器。
オトハの戦闘データを分析すると近接格闘攻撃を重視した戦闘スタイルである為、近距離での格闘戦能力を強化する方向で武装類が一心される事になった。
両腕部に搭載された『リファインド・スウェイヤー』は単純に破壊力を向上させるだけで無く、刀身表面にブレイク・フィールドを収束させる事によって
敵機が展開した防御フィールドを貫き、破壊する能力が付与されている他、両肩にソニック・ドライバーの代わりに『フェイスレイヤー』と言う大型武装。
これは突撃槍の様な形状と刃を備えている他、エネルギー砲としても機能する物であり、フェイクライドに距離を選ばない戦闘能力を与えるに至っている。
更に腰部には『ジェネラス・ブレード』と呼ばれる近接武装が搭載され、敵機に囲まれた際に同武装を展開して機体ごと回転する事により、周囲の敵機を
一気に切り刻んで撃破する等、フェアリオンをより格闘戦用に改修した機体となっており、外見も向き出しの剣が無数に出た攻撃的なシルエットになった。
最後に、パターン『R・H・B』こと『ロイヤルハートブレイカー』の攻撃マニューバモーションを一人用に改良調整した『ロイヤルハートブラスター』
を搭載しているのが特徴である(※攻撃モーション作成時に月村重工の副社長・月村すずかが社長・月村忍に無理矢理踊らされていた事を追記しておく)


こんな感じでいかが?
フェアリオン時代がちと火力不足だから、フェイクライドは思い切り強くしてみた。
なお、フェイスレイヤーが解らなければ『ネージュ=ハウゼン』でググり、出てきたきょにうのお姉さんが持ってる槍を見るとおk。
BGMは Fairy Rom−Antic でぐぐったらYoutubeにあがってるので、そちらでどうぞ。

まったく、呆れるほどムゲフロ機体の製作は楽しいぜ……(何
2012/05/06(Sun) 17:53:16 [ No.947 ]
◇ Re: SS用機体案 投稿者:最弱娘(福岡人2年生)  引用する 
美緒 まったく問題ないです
w( ̄▽ ̄)wはわっ!!

設定もしっかり作ってもらえて嬉しいですよ
フェイクラライドはカラーリングもぴったりだし。

あえて言えば…
すずかにも負けてるから(^▽^;)

カットインが無くてよかったね!!オトハ(笑

ってところだけネタにしてください。
2012/05/07(Mon) 02:45:01 [ No.948 ]
◇ Re: SS用機体案 投稿者:Lowe  引用する 
武 設定いじり!?わっほぅ面白い事になってきたァ!

ウチら二人、仲良くニヨニヨと気持ち悪い顔しながらお待ちしておりますwwww
2012/05/07(Mon) 07:22:59 [ No.949 ]

◆ 燃え尽きた第二話 投稿者:ユウMK−2(偵察仕様)  引用する 
フェイト・T・ハラオウン 「……うーん。」


手元にある資料、これから自分が受け持つ事になる部隊――スターズ小隊に配属される新人の資料を見て首をかしげる彼女。
前大戦時にハガネ・ヒリュウ隊の中核に存在し、如何なる時も最前線で戦い続けて生還し、凄まじい戦果を挙げた事から
『エースオブエース』とか言う大層な通り名を付けられ、戦後は教導隊とは別のアグレッサーチームで新人育成を行っていた。
ところがだ、彼女は以前から目を付けられていたケネス=ギャレットの謀略により、元々居た場所から左遷されて例の場所。
シロガネ隊に配属される事になった。(※この時、彼女は荒れてケネスに『お話』しに向かおうとしたが周囲に止められた)

以前居た所の子達は満足に見てやる事が出来なかったから、今度の子達は必ず一人前に育てよう。

その思いと共に、配属されてくる新人のデータを眺めながら左手に持つペンを起用にくるくる回しながら思う。


「何で女の子ばっかりなんだろう?」


送られてきたデータを見る限りでは士官学校の成績は問題無い、機動兵器の操縦に慣れていないのは仕方ない『慣れさせる』だけだ。
ところがだ、送られてくる予定の人員七名の内、5名が女子と言うのはどう言う事なのかと思う。別に問題は無いが何か気になる。
まぁ、ガッチガチのマッチョな男子よりも若い女の子の方が話し易いし、自分も女だから相手も話しやすいだろうとは思うが―――。


「なーのーはーちゃーん?」

「――ひにゃああああああああ!!?」

「うあ、ちょ!ま、待った!私が悪かったから――ひぎゅ!?」


不意に背後から声を掛けられたと思えば、一般女性よりも形も大きさも良い胸を鷲づかみにされ、彼女・高町なのはは悲鳴をあげた。
だが、悲鳴をあげながらも背後から自分の胸を鷲掴みにした狼藉者の腕を捻り、逃がさない様に固定した後、脳天に肘打ちを喰らわす。
『ゴスッ!』と言う果てしなく鈍い、そして痛そうな音が鳴った後、なのはは拳を握りこんで戦闘態勢を整えて――呻き声をあげる友人。
八神はやてを見下ろした。


「何してるのかな、はやてちゃん?人の胸を鷲掴みにするなって言ってるの――解んないかなぁ?」

「そ、そこにおっぱいがあるなら、揉むのが道理――あああ、ごめん!謝る!謝るから拳握り込まんといて!!」


メキメキと音が鳴っているかの如く握り込まれたなのはの拳を見たはやては白旗を上げた。
これ以上意地を張ったら確実になのはに殺され兼ねない、可愛い顔と女らしい体系とは裏腹に完全な武闘派だから容赦無い鉄拳制裁が下される。


「で、何かな?胸揉みに来ただけとかなら――向こうで『お話』しようか?」

「ちゃうから!乳揉みに来ただけとちゃうから!
 ……ええと、わたし等ん所に配属される新人達の機体やけど――。」

「型遅れのゲシュペンストMK−2でも送られて来た?それならケネス准将とも『お話』しないといけないね。」

「……あの、なのはちゃん?なのはちゃん、キャラ変わってんで。
 いや、見た目に似合わん位に好戦的やったんは前からやけど……まぁ、ええか。」

「……で、機体がどうしたの?まさか、本当にゲシュペンストMK−2でも送られて来たの?」

「うんにゃ、送られて来たのは――連邦軍の次期量産機のテスト機でバルゴラって機体なんや。」


あ、これがその資料ね。と彼女は手に握っていたファイルケースから問題のバルゴラの資料を取り出し、なのはに見せる。
……新兵でも腕利きのベテランでも扱える様、学習型コンピューターを搭載して操縦のサポートを行うだけで無く、搭乗者の『癖』を学習する
事で乗り続ければ乗り続けるほど扱いやすくなると言うシステムを搭載し、機体面はコスト面と量産性、汎用性に優れ、パーツの調達も容易。
武装は背部に背負った『ガナリー・カーバー』のみだが、共有武器の携行が可能だからさしたる問題にはならない。


「……ふーん、中々良さ気な機体だね。」

「なんでも、バルゴラの運用試験をしている『グローリースター』って部隊から、新人達に使わせてくれって申し出があったらしいで?
 まぁ、カタログスペックだけやったら確かに、新兵育成用の機体には丁度良いんやろうけど……どや?」

「私は良いと思うけど、フェイトちゃんは何て言ってるの?」

「パンチが足らんって。」

「……ぱ、パンチが足らない?」

「様は機体が普通すぎて面白みが無いって事や……コレ聞いた相手、グローリースターのデンゼル大尉は呆れとったわ。」

「……フェイトちゃん……。」


パンチが足らないと言うのはどういう事なのだろうかと思うが、恐らくロクでもない思考なのだろうとなのはは完結させて切り替える。
型遅れのゲシュペンストMK−2が送られて来なかっただけマシだと思うが、欲を言えば量産型ヒュッケバインMK−2の現行バージョン。
量産型ビルトシュバインの設計データを使用してアップデートされたバージョンが欲しかったと思うが、無い物ねだりしても仕方が無い。
新鋭機を申請した所でシロガネ隊の上層とも言えるケネス=ギャレットと言う老害があっさりと許可する筈が無いだろうし――。


「人数分配備されるんだよね、当然?」

「それに関してはモーマンタイや。ばっちり人数分の手配は完了してるで!
 横槍ブッ刺される事も無い、ドやかましいハゲの邪魔も無い、オールグリーンや!」

「汎用共有武器、機体のオプションパーツはどうなの?」

「そっちに関してはアカン、差し押さえ状態や。
 何とかマオ社のラーダさんとかにも連絡とって見たけど、使えそうなモンは無い。
 可能な限り善処するって言うてくれたんやけど、ソコまで無理させる訳にはアカンから。」

「なるほどなるほど――そう言えば、シロガネが此処に着くのって今日の夕方だよね?」

「何も無ければ夕方に到着の予定やね。
 ……何も無ければ、うん。」

「はやてちゃん、フラグ立てるの止めよう?
 こう言う悪い系の話題は何時、フラグが立ってもおかしく無いんだし。」
 

それもそうやね、と言うはやてを見ながらふと、なのはは思う。
大抵、こう言う状況下では『何か』が起こる可能性は過去の実体験から非常に高いと推測される。


「そう言えば、此処に運び込まれた新型機……イクスブラウやったっけ?
 アレってどうするんやろうな、複座型やし、何か妙なシステム積んでるんやろ?」

「訓練生でテストする訳でも無さそうだし、司令は何の目的でアレ――イクスブラウを此処に持って来たんだろうね?」

「まさか……奪取に見せかけた譲渡作戦!?
 次にイクスブラウを見たときは全身真っ赤に塗られて、金の縁取りがされて、機体の一部が改装されとるんやな!
 んで、その機体のパイロットはどっかの赤いなんたらみたいな仮面を――」


それはドコのガンダムUCだとツッコミたくなったが……止めておこう、不毛なだけだ。
なのはは溜息をつきながら思う。

その試作機が何かの火種にならなければ良いが、と――。



*・*・*



電子情報で構成された仮想空間の大地。

その場所に立つ紺色の機動兵器――試作型量産機として開発・建造されたバルゴラが八機、上空へと火器を向けて右往左往している。
仮想敵、そしてターゲットとして選定された指揮官用・アーマードモジュール『ガーリオン』は軽快な機動力を生かして空を飛び回りながら
右手に構えた火器、銃身を延長してストック部分を大型化した狙撃仕様のバーストレールガンを撃ち、右往左往しているバルゴラに攻撃する。


『――くぉら、うりゅー!とっととアイツを墜とせよ!』

『俺も頑張ってるけどさ、アイツ早くて照準が合わせられないんだよ。』

『はわわわ!?』

『いや、こりゃ……どうにも参ったなぁ。訓練でそれなりの成績だとは思ったけど、全然通じねーや。』

『少しでも動きを止めれれば良いんだろうけどね、どうしよう?』


上空からの一方的な攻撃に成す術なく、銃撃に晒されているバルゴラ達。
その様子をモニターで見ている士官が一人――。


「……うーん、なのはが見てたらスパルタ教練行きだろうなぁ……。」


自分たちの教練が甘かったのだろうかとも思いつつも、手に持ったバインダーに今現在、モニターの中で起こっている惨状。
一機のガーリオンに四苦八苦している彼等の様子を手心加えず、一切の容赦なく記入していく彼女・フェイト=テスタロッサ。


「――ん?」


ふと、モニターに目を向けてみれば――ガーリオンがバーストレールガン(狙撃仕様)の弾が尽きたのか、マガジンを変えている状態。
短時間とは言えど訪れた『絶対の隙』を見つけ、好機と見たのだろうバルゴラの一機が手に構えた大型武器・ガナリー・カーバーの銃剣。
ジャック・カーバーと呼ばれる長大な刀身を備えた剣を展開し、構え、次弾装填中のガーリオンへ向かって飛翔する。


『―――ハァァアァァァァアァァァッッッ!!!!』


荒々しくも凛々しくも取れる咆哮が放たれ、巨大な銃剣を構えたバルゴラの接近に気づいたガーリオンがアサルトブレードを構えるも――遅い。
ガーリオンが剣を構えるよりも、バルゴラの攻撃を受け止めようとするよりも早く、長大な銃剣が振り下ろされ、一気に斬り飛ばされた。
右肩付近から袈裟斬りされたガーリオンは空中で分割され、上半身と下半身がそれぞれ火の玉と化して爆散したと同時にバルゴラが着地する。


「…………。」


グダグダ極まりない防戦が繰り広げられていた中、敵が隙を見せるのを待ち、そして機が訪れた瞬間に攻撃に転じ、反撃を許さず撃破する。
文字通りの一撃必殺、乾坤一擲の一刀を見たフェイトはその様子を見てある人物――質実剛健を地で行く武人、剣に全てを賭けた男。
かつて自分達が所属していたハガネ・ヒリュウ隊のエースパイロットの一人、あらゆる敵を真っ向から叩き伏せたゼンガー=ゾンボルトを髣髴させた。


『――あの、フェイトさん。仮想敵の撃破を確認しましたけど……。』

「あ、ゴメンね。ちょっとボーっとしてた。状況は終了、皆はシュミレーターから出た後、30分休憩とって良いよ。
 その後、ブリーフィングルームに集まって今後の事について話すから。それじゃ、解散。」


ぞろぞろと、そして一部は先程のシュミレーションの内容についてギャーギャーと喚きながらも後にする新人達を見送った後、彼女は考える。
先程、ガーリオンを一刀両断した士官候補生のデータを見て――納得した、と言うか納得せざるを得ない様な内容が其処に記入されていた。
彼女・瀬名愛理は幼少の頃からどう言う経緯か、ゼンガー=ゾンボルトの師であり、テスラ=ライヒ研究所でグルンガスト系列機体に使用される
モーションパターンに関する技術顧問をやっている『リシュウ=トウゴウ』と知り合いであり、更に彼から剣術の手ほどきを受けているらしい。
その『ついでに』リシュウや彼の下に来ていたゼンガーが彼女に操縦技術を教えていたのか、士官学校での彼女の成績は殆どがSランク判定である。
しかし、彼等の手解きを受けすぎた弊害なのだろうか、射撃技術に関しては最低限度レベルであり、そこだけずば抜けて低いアンバランス具合。
『敵がレンジ外に居るなら接近して斬り倒せば良い』とか『真っ向から敵を斬り伏せる』等と言ってのける、生粋のインファイターな彼女。

……女の子版ゼンガー少佐?

凛としていながらも可愛らしい顔立ちの彼女が刀を握り、咆哮と紛う声を上げながら敵に斬りかかる様子を想像して……止めた。
そんな彼女のデータを見て思う、クレイルが見たら彼女を部隊に引き抜くだろうなぁと。



*・*・*



何時もと変わらない風景、何時もと変わらない日々、何時もと変わらない時の中にある街――そこに忍び寄る災禍。
グレーの装甲に連装ビームガンを備えた人型機動兵器『リスニル』と過剰なまでに武装を施した戦闘ヘリの様な機体『シアスィ』
それぞれが五機ずつ、計十機の小規模な機動兵器小隊を率いるのは――真紅の装甲を纏う、ヒュッケバインの系譜に連なる機体。


「――お、見えてきた見えてきた。」


先頭を行く真紅のヒュッケバイン、ヒュッケバインMK−3・レギオンの中枢部とも言えるコクピットの中でパイロットスーツでは無く
上下にややくたびれた感の漂う黒の背広に身を包んだ青年・空原 勇は呟き、自分達の目的を再確認する。

1.今回、襲撃する基地に配備される試作機『イクスブラウ』と言う機動兵器の奪取、それが不可能なら破壊、それもダメなら基地に損害を与える。
2.襲撃する基地には腕利きのパイロット、ゲーム的用語で言うならば『ネームド機』持ちのパイロットが居るかもしれない。注意されたし。
3.自立稼動しているリスニル、シアスィは撃破されてもペナルティは無い。ただし無事に帰還させれば特別ボーナス有り。

こんな所だろう。
1番に関しては問題ない、機体をかっぱらうにしろ、ブチ壊すにハメになったにしろ、何とかなるだろう――と、思いたい。
問題は2番、エースパイロット級の人間が出てきたら状況は一気にマズくなるし、最悪の場合自分が撃墜される事も十分考えられるからだ。
相手が一般的なパイロットなら、ヒュッケバインMK−3・レギオンの性能で押し切る事が出来るが、頭のネジが2〜3本飛んだ様な実力の持ち主。
それに加えて専用機でも出てこよう物ならば泣き出したくなる位の最悪、下の下以下の『ごらんのありさまだよ!』と叫ぶ状況になってしまう。
元・サラリーマン上がりのロクな訓練も受けてない人間が、そんなガチの連中と当たってしまって万が一にも勝てるとは思わないからだ。

どうかそんな奴が居ませんように、ナンマンダブ、ナンマンダブ……。

等とインチキお経を唱えながら、都市の防衛機構の探知範囲に入ろうとした時だった。


『――もしもし、聞こえますか?聞こえていれば御返事して頂けると助かります。』


いきなり女性、クールビューティーな感じの声が通信機より入って来たので思いっきりビクつく空原。


「うぉ!な、何だ!?もうこっちの位置が特定されたのか!?」

『違います。
 申し遅れました――私、ミツコ=イスルギ様からの依頼を受け、本作戦遂行の補助を致しますキャロル=ドーリーです、お見知りおきを。』

「あ、ども、私は空原 勇と申します。元・サラリーマンで今現在、テロリストやってます。」

『存じています――空原さん、申し訳ありませんが時間が無いので手短に本作戦の変更点をご説明します、宜しいですか?』

「変更点があるんですかい?……ったく、いきなりの仕様変更たぁ、社長もアーチボルド少佐もやってくれる。
 んで、作戦の変更点とは何でっしゃろ?また、無茶苦茶な要望が突っ込まれたとか?」

『いえ、作戦の大まかな部分は変わりません。ただ、我々が貴方がたの援護に入ります。
 各種無人機動兵器の他、我々の所の腕利きとその機体が作戦に参加しますので、宜しくお願いします。』

「おお、作戦遂行が楽になる仕様変更とは粋な事をしてくれるな、社長もアーチボルド少佐も。
 こいつぁ、おっさんも頑張らんとなぁ……ボーナスかかってるし。」

『ご健闘をお祈りします――では、そろそろ防衛機構の探知範囲内に入ります、用意を。』

「了解。んだらば、ちょっくら――暴れてきましょうかね、日頃の恨み辛みに溜まった鬱憤、その他諸々、纏めて発散させてやらぁ!!」


ギラリとデュアルセンサーを輝かせ、右手に大剣を握ったヒュッケバインMK−3・レギオンが都市の防衛機構の探知内に入った瞬間。
あらゆる所から大音量の警報が掻き鳴らされ、静かな街並は一気にパニック状態に陥り、避難用シェルターに向かう人々で阿鼻叫喚の地獄と化した。
……少し前まで俺もあの中に混じってたんだよなぁ、としみじみ思いながらも空原は連れて来たリスニルとシアスィの小隊に命令を送る。
都市部は一気に突っ切ってその先にある基地に直行し、今回のメインターゲットである『イクスブラウ』の発見と奪取、あるいは破壊を最優先する様に。

さて、基地に向かおうか――とした瞬間、都市部から火の手が上がる。


「おぅ?俺、何もして無いのに火の手が上がってんぞ?」

『我々の無人機動兵器郡が攻撃を始めた様です。この混乱を利用して基地に向かって下さい。』

「了解了解、いやはや今回は中々楽な任務になりそうだ――油断は禁物だが。」


燃える町並み、逃げ惑う人々、それらに目もくれなければ何を思うまでも無い、任務の遂行に加えて報酬の金の為だけに生きると決めた時に捨て去った。
いずれは何者かの手で討たれて無様な屍を晒す事になるのだろうが、それまでは自分の好きな様に生き、好きな様に暴れ、好きな様に金を使おう。
基地へと向かう中、空原は再度己自身に課した『縛り』を再認識して、操縦桿を握り締める。






『――キャロり〜ん、聞こえる?』

『――主任、今、どちらに?』

『いやね、此処の防衛機構に手間取っちゃってさぁ――ちょっとそのルーキー、そいつ向かわせて!今すぐ!』

『空原さんなら基地の襲撃に向かっています、申し訳ありませんがそちらはご自分でどうにかして下さい。』

『あ、そうなの?じゃ、仕方ない。俺も片付けて基地に向かうか……。』

『なるべく早くお願いします。それでは。』



*・*・*



「――嘘だろ!?何でこの街が襲われるんだよ、ありえないだろ!!」


シュミレーター訓練が終わった後、休憩を取っていたら……突然、警報が鳴り出して都市部が謎の敵に攻撃を受けていると聞いた。
何故、こんな何も無い所を襲撃する必要があるのか理解できないし、襲うなら襲うにしろ、軍の基地である此処を狙えばいい。
態々非戦闘員しか居ない都市に攻撃を仕掛けるなんて、正気の沙汰じゃない――と、堪え様の無い怒りを感じながら瓜生真吾は廊下を走る。
まずは妹、桜乃の安全を確保する事が最優先だ。
此処、士官学校と併設された基地が保有している機動兵器に防衛機構が出撃・配置されていく中、真吾は桜乃を見つける為に走る。


「――居たッ、さく……。」


自分を探しているのか泣きそうな表情でキョロキョロしている桜乃を発見する。
混乱して我先にとシェルターに向かおうとしている訓練生を掻き分け、押しのけ、そして桜乃の手を取った瞬間だった。
敵の攻撃が自分達が居る施設に着弾したのだろう、凄まじい轟音と振動が襲い掛かり、思わず倒れ込みそうになるが何とか耐える。


「お兄ちゃん……!」

「桜乃、今はとりあえずシェルターに向かうぞ。話はその後だ。」

「うん……。」


桜乃を見つける事、その無事が確認できた事に安堵しつつ、真吾は次の行動に移った。
避難シェルターへと向かうべく、そのルートを思い出す――まさか、訓練カリキュラムに入っていた避難訓練がこんな所で役立つとは。
日頃の訓練の有り難味を再認識した所で最寄のシェルターへの最短ルートを思い出し、真吾は桜乃の手を引いて歩き出した。


「お兄ちゃん……。」

「どうした、桜乃?」

「何で此処――襲われてるの?」

「……正直、そこが一番疑問が残る所なんだよ。
 はっきり言って此処は何も無い、強いて言うなら雪しか無い様な半田舎の様な所なのに態々襲撃をかけてくる理由が解らない。
 マオ・インダストリーの工場がある訳でもない、ましてイスルギ重工の工場や施設がある訳でもない、理由が見当たらない。」

「今度、私達が配属されるシロガネに関連してる?」

「それも考えたけど、なら何でシロガネが寄航していないのに攻撃を仕掛けて来ているんだって話になるだろう?」

「じゃあ、一体何で……。」

「そこが問題なんだ。こんな士官学校と併設してる基地に態々、極秘の新型機でも運び込まれ……新型機?」

「……どうしたの、お兄ちゃん?」


ふと、真吾は自分が口にした『新型機』と言う言葉が引っかかり、思案する。

此処の基地には型遅れと化しつつあるゲシュペンストMK−2しか置いてない、その武装も標準武装とされている物ばかり。
だが、数日前に謎の大型コンテナが運び込まれ、訓練上がりの仕官候補生がその中に『見慣れない機体があった』と騒いでいたのを思い出す。
……敵の襲撃のタイミングと、問題のその機体の事を照らし合わせて見たら、強引極まりないかも知れないが辻褄は合わない事は無い。
まさか、敵はその機体を奪取するために来――。


「お兄ちゃん!」

「――っ、あ、ああ、悪い。考え事を……。」


瞬間、再び轟音と振動が襲い掛かった。
……どうやら敵の攻撃が激しくなっている様であり、一刻も早く此処を離れてシェルターへの移動する事を再認識した真吾は桜乃の手を引き走る。
桜乃が転ばない様にある程度の速度を維持しながらも走り、最短ルートを走っている最中も爆発音や火器の発射音が嫌でも耳に入ってくる。
早くシェルターにと逸る気持ちを抑え、とにかく冷静に行動する様に自分に言い聞かせていたのだが……。


「っ!?」

「……嘘……道が……。」


シェルターへと続く道の一部が崩落し、埋もれてしまっていた。
何でこうなるんだ、と果てしなく叫びたくなるがそんな事をして事態が好転する訳がない、代替案を考えなければならない。
『自分と桜乃が生き残る』と言う絶対条件の下、今、どこが一番安全なのかを考え、此処から一番近い場所はドコか思案する。


「お、お兄ちゃん……。」

「――此処から一番近いのは三番格納庫か……シェルターに避難出来ないとなると、そこに隠れるしか無いのか?」

「…………。」

「……桜乃、今から三番格納庫に向かう。かなり危険だけど仕方が無い……行けるか?」

「……ん、大丈夫。」

「解った、それじゃ行こうか。」



*・*・*



謎の襲撃者を撃退ないし撃破せんが為、正規のパイロットが駆るゲシュペンストMK−2が多数出撃し、彼等は指揮官機と思われる機体。
空原の駆るヒュッケバインMK−3・レギオンへと手に握るメガ・ビームライフルやM950マシンガン等を向け、火線を吐き出していた。
一個の機動兵器に向ける攻撃にしては余りに大げさすぎる、強いて言うなら『やりすぎ』のレベルの集中砲火なのだが――。
真紅のヒュッケバインは余裕と言わんばかりの機動で迫り来る火線を避け、逆に右手に握る大型剣の様な武器からビームを放ってくる。


『散会!散会して敵・ヒュッケバインタイプを包――』


味方に号令を出した部隊長が乗っていたらしいゲシュペンストMK−2の胴体が高出力のビームに貫かれて崩れ落ちた。


「型遅れでスペックに差が有り過ぎると言えど、油断しないし手心加える余裕も無いんでね。
 そっちは経験豊富の正規兵、こっちは機体性能だけが取り得の元・サラリーマンっつー事でハンデは無いぜ?」

『――ふざけた事を……!』

「おふざけでバニシングトルーパーを持ち出すかよ!」


ゲシュペンストの一機が格闘武装、いわゆるビームソードタイプの武器であるメガ・プラズマカッターを引き抜いて突進して来た。
空原はソレを迎え撃つべく今まで遠距離用のブラスターとして使用していた大型剣を文字通り剣として構え、ゲシュペンストの攻撃を受け止める。
大型剣とメガ・プラズマカッターが互いに斬り捨てんと触れ合った場所から激しい紫電が迸り、周囲に鮮烈な光を撒き散らしていた。
そんな中、ヒュッケバインの背後からもう一機のゲシュペンストがメガ・プラズマカッターを引き抜き、迫ってくる。

二対一、しかも一機は完全なバックアタック。

背後より攻撃を仕掛けているパイロットはコレで勝ったと、トドメを刺したと思っただろう。

しかし――。


「残念だったな!こっちにはこう言うモンが付いてんだ!!」


一機の攻撃を受け止めながら身体を捻らせ、左足を迫るもう一機へと向けた瞬間、爪先から高出力のビームソードが生成された。
突然現れたビームソードに一瞬、虚を突かれた形になるがパイロットは反応してビームソードにメガ・プラズマカッターを振り下ろす。


『隠し腕だと!?』

「良い判断だと思うけど、こっちもそれなりに無い頭捻って考えてるってこった!
 ちゃんとそれなりに考えて行動……してんだよッ!!」


ヒュッケバインのデュアルセンサーがギラリと獰猛な肉食獣を連想させる、不気味で強い輝きを放った後、二機を弾き飛ばした。
そのまま後方に下がり、距離を取ろうとしているが彼等はそれを許さず、火器による射撃を加えて空原の行動を牽制する。
ビーム弾に実弾、二種類の砲火が襲い掛かる中、空原も剣を再びブラスターに切り替えて応戦し、互いに撃ち合っている状態。
巧みな機動を行って攻撃を避ける空原に対し、彼等はブラスターに撃ち抜かれて一機撃墜し、もう一機は脚を撃ち抜かれて行動不能。
都合、二機・敵を行動不能に追い込んだことで攻撃に穴が開き、これを勝機だと悟った空原は自機に備えられた最大の武装。
無数の誘導攻撃端末を敵に向かって飛ばし、執拗な攻撃で追い詰め、そして撃破する『サーバント・レギオン』を無数に射出した。


「行って来い、レギオンッ!!」


左右のスラスター内蔵型のスカートアーマーから小型誘導攻撃端末が放たれ、彼等は主たる空原の定めた敵にその牙を剥いた。


『な、何だ!』

『動きが早い!避け切れない!!』

『助けて!助けてくれ!!』


高速機動を行いながら無数の攻撃端末がビームを放ち、砲口よりビームソードを生成して襲い掛かる。
撃ち落そうとした時には既に視界から消えており、回避や防御しようとした時には死角より攻撃を仕掛け、確実にダメージを与えて行く。
一発一発の攻撃は大した事は無い、撃破には程遠い損傷ではあるが無数の誘導攻撃端末が一斉に攻撃を行う為、致命傷となって動けなくなる。

そして、動けなくなった者に対するトドメは――。


「はい、ご苦労さん。後はゆっくりと休んでくれ。」

『ひ――ま、待って!待ってくれ!』

「敵に情けを掛けて得られるボーナスは無いんでね、悪ぃが終わりだ。」


ヒュッケバインの左腕がコクピットに押し当てられたと思えば――轟音と共に左腕が『射出』され、ゲシュペンストを貫く。
炸薬を激発させる事により、極高速で強力極まりない『貫き手』を放つ、特殊武装型腕部・パイルアーム。
轟音と共に金属を無理やり引き裂く時に生じる鈍くも甲高い金切り音が響き、パイルアームに貫かれたコクピット部分に風穴が開けられた。


「さてと、残敵は無し……レギオンは良い仕事をす――!」


基地の防衛機構の相手をする様に命令を出したリスニル、シアスィと共に目的のブツを探そうか、と思っていた所。
大出力のビーム砲による砲撃が遠くの格納庫から放たれ、反応出来なかったリスニルが一機、ビームの閃光の中に消えていった。
空原は嫌な予感を感じ、格納庫の中から砲撃を放ったと思われる『敵』を出さないよう、レギオンに命令を出そうとした時。
大穴が空けられた格納庫の正面にある分厚いハッチが吹き飛ばされ、明らかに機動兵器を一機葬るのに『過剰な量』のビーム弾が放たれてくる。


「ッく、嫌な予感大的中ってか!
 こんにちわ、会いたくなかったけど初めましてってなぁ!!」

『この基地を襲撃してきたのは貴方たちだね――何の目的でこの基地を襲ったの!?』

「テロ屋がテロを起こすのに理由が必要か、仕官さんよ!
 それに、仮に目的があった所で敵に話す訳が無かろうや!!」

『あ、貴方は……!!』

「ええい、出会いたくは無かったが仕方が無い――どう見ても専用機に固有名称持ちのパイロット風味だが
 こっちもお仕事とボーナス掛かってんだ、邪魔するなら叩きのめすまでだ!!
 来い、レギオン!!奴の真っ白な装甲をズタボロにしてやれ!!」

『……上等!撃墜した後、コクピットから引き摺り下ろしてたっぷり『お話』聞かせて貰うから!!』

「ハッ、こっちは特別ボーナス対象が一匹ヤラれてんだ!
 そっちこそ、俺に負けたら覚悟しとけよ!!R−18な事して特別ボーナス分はその体で払ってもらうからな!!」

『……最ッ低……!』

「お褒め頂き、恐悦至極!」


現れた白い機体――どうも、若い女性士官が乗っているらしい機動兵器は手の『杖』の様なランチャーを構え直し、砲撃の体勢を取る。
対する空原は展開していたレギオンをスカートアーマーに収納し、右手に握る大型剣を構えなおした後、敵機へと突っ込んだ。


『貴方はこんな事して何も思わないの!』

「この期に及んで押し問答たぁ、余裕あるなぁ仕官さんよ!」


轟と言う音と共に桃色で極太、明らかに喰らえば致命傷じゃ済まされない一撃が放たれるが、ヒュッケバインは身体を捻りながら避ける。
そのままの勢いを殺さず、爪先からビームソード……高出力型のプラズマソード『ロシュセイバー』を生成して回し蹴りの要領で斬り掛かった。


『貴方って人は……!』

「さっきからそればっかりだな、もうちょい気の利いた悪態ついてくれや!」


白い機体は機体前面に防御フィールドを展開し、生成されたロシュセイバーによる斬撃を一瞬だけ防いだ後、フィールドを解除させた。
その直後に再び、杖型ランチャーより砲撃、無数の光弾が射出されたと思えば――それ等はヒュッケバインめがけて一斉に襲い掛かってくる。
……ホーミング型の武器か、と舌打ちしながら空原は距離を取りつつ迫ってくる光弾をブラスターで撃ち落し、脚部のロシュセイバーで薙ぎ払う。


『嘘!?アクセルシューターを切り払った!?』

「次やれって言われたら出来ねぇよ!何だあの武器、どう言う原理なんだ!?」


誘導する光弾、アクセルシューターを撃ち落された事に驚愕しつつ、次々に砲撃を放って撃墜ないし撃退しようとするが致命傷を与えられない。
この男、強い……と彼女、この騒ぎを鎮圧する為に自機・レイジングハートに乗って出撃したなのはは思ったが、思考を切り替える。
今、目の前に居る真紅のヒュッケバインタイプの機体を操る男は敵であり、自分が最も嫌いなテロリストと言うカテゴリの人間なんだと。

互いに攻撃し、互いに致命傷が与えられない中、なのははふと――三番格納庫の方へと目をやった。

……ハッチが開き、中からブルーを基調とした細身の機動兵器が手にライフルとシールドを構え、出て来るのが見える。


「え、嘘……なんであの機体が動いてるの……!」

『余所見してくれるたぁ、まだ余力を隠してるのか、それとも俺を舐めてんのか……さぁ、どっち!』

「ああ、もう!今は貴方にかまってる場合じゃないのに!!」


なのはは執拗に攻撃を仕掛けてくる空原に攻撃を放ちつつ、眼下でノロノロと動いている機体を見て思う


一体、だれがあの機体を動かしているのか、と




*・*・*



何とか三番格納庫に辿り付く事が出来たのは良い、自分も桜乃も無事なのも良いが――その途中で彼等は自分達の上官が戦っているのを見た。
かつて、L5戦役やアインスト戦役と言った戦いを潜り抜けてきた上官だったが、この基地は勿論、その周辺に被害が出ない様に全力を出せず
更に敵と思われる真紅のヒュッケバインタイプの機体はそんな事もお構いなしに暴れまくり、上官であるなのはへと襲い掛かっていた。
自分に何か出来る事は無いだろうかと思うも相手は制限があるとは言え、なのはと互角に戦っている――十二分の腕を持った人間が相手だ。

足手まといにしかならない事も考えられる、なのはの負担が増えてしまうかもしれない、だが……このまま何もしないと言うのは出来ない。

そんな時、彼等は三番格納庫の奥にあった巨大なコンテナを発見した。
……ソレが例の機動兵器が収められたコンテナである事を察した真吾は数秒、思考した後で意を決してコンテナに近づき、パネルを操作する。
極簡単な操作を行った後、重苦しい唸り声のような音を立てて開き、その中に収められてあった機動兵器を外界に晒した。


――もし、勝手に機体を動かす事で罪に問われたら、桜乃は自分が脅迫して乗せたと言う事にすれば良い。


そんな事を考えてブルーを基調とした機動兵器のコクピットを開くと……複座型のシートが目に入る。
この機体は複座型だったのかと真吾が思う間も無く、いつもの無表情と言うか微妙に眠そうな表情と言うか……とにかくそんな表情をした桜乃
は何を恐れることがあろうか、とコクピットに入り込んで後部シート、恐らくサポート担当の人員が乗るべきシートに座ってベルトを締めた。


「……さ、桜乃?」

「お兄ちゃんと一緒なら大丈夫。」

「良いのか?」

「うん、平気。へっちゃら。」


微かに微笑む妹を見た真吾も覚悟を決めてシートに座り、コンソールを引き出して操作しながら機体の起動に取り掛かるが……ここで問題が発生した。
この機体、機動兵器用のOSも何もインストールされていない、本気でまっさらな状態で保管されていたらしく、起動のさせようが無い常態である。
……OSぐらいインストールしとけよと愚痴りそうになるが、されていない物は仕方ない。
さて、どうしようかと思い始めていた時、突如として機体のシステムが起動し――。

パイロットの搭乗を確認。

パイロットのパーソナルデータの登録、バイオメトリクスの登録――終了。

オペレーション・システム起動、戦闘システム起動――。



『イクスブラウ』起動。


そんな音声が流れ出したと思えば、モニターに光が灯って周囲の、薄暗い格納庫の様子が映し出される。
何か、良く解らない内に勝手に機体が起動したようだが、今の状況だと有り難い。


「お兄ちゃん、この機体――TC−OSベースだけど、少し違うみたい。」

「……何時の間にそんな事調べたんだ?」

「ん、システム周りがどうなってるのかイジってたら出てきた。」


良く解らない機体のシステムをイジり回すなよ、自爆装置とかあったらどうすんだとか思うが……何故かこう言うシステム系に強い妹の事だ。
とりあえず、桜乃に任せておけば短時間で色々な情報、この機体の事を引き出してくれるだろうと思い自分は武装類を確認し始める。
コンテナの右側にこの機体専用に設計されたらしい『イオンブリットライフル』と左側に大型の実体盾『スティールディフェンサー』がある。
後は近接格闘用のレーザーエッジと言う非実体剣だけであり、スタンダード極まりない武装類しか無く、明らかに火力が足りない事に頭を抱えた。


「ライフルに剣に盾って……他には何も無いのかよ……。」

「この機体、換装システムが搭載されてるけど……多分、ここに換装パーツは無い。」

「今はこの装備で戦うしか無いって事か、解ったよ桜乃。」

「貴方なら出来るわ。」

「…………。」

「……お兄ちゃん、今のツッコミ所……。」


こんな状況下でもマイペースな妹を胆力があると褒めるべきなのか、空気を読めと怒るべきなのか非常に迷う所だが、気にしている暇は無い。
真吾は深呼吸した後、シートから伸びるトリガーアームに手を伸ばして掴み、機体の操作を行ってライフルとシールドを機体に携行させた。
右手に握るライフルを機体が認識しロックが解除されたのだろう、モニターの右下にライフルのアイコンと残弾数と思われる数字が表示される。

――行ける。

真吾は機体を、イクスブラウを動かし、格納庫のハッチから出た瞬間にシールドを構えて敵に攻撃を行う。
それで体勢を崩してくれたら御の字、後は交戦中のなのはがどうにかしてくれるだろうと思い――ハッチの扉を開いて外へ、戦場へと出た。



*・*・*



「さっきから随分と下を気にしてる様だが、下に何かあんのかねぇ?」

『うるさい……貴方には関係ないよ!』

「おお怖ぇ、でも攻撃の精度がさっきよりも下がってんぜ、おぜうさん?」


轟轟轟、と次々に放たれる大出力砲を避けながら空原も何が彼女をそこまで気にさせるのかと思い、下を見て見ると――。


「……おぉう……これはこれは……!」


何と言う幸運、何と言う僥倖。

メインターゲットとなっていた機体が態々、出ているじゃないか!

空原はニタリと笑みを浮かべながら大型剣を構え直し、イクスブラウに襲い掛かろうとした――瞬間、無数の光弾が襲い掛かってくる。
先程、彼女が『アクセルシューター』と言ったどう言う原理なのかイマイチ解らない、ホーミングタイプの武器が無数に迫っていた。
また鬱陶しい攻撃を出しやがって、と毒づきながら空原は回避行動を取りながら構えた大型剣を振るい、脚部のロシュセイバーで叩き落す。


『また切り払った!?』

「俺も自分でびっくりさ!!てか、その武器はどう言う原理のホーミング武装なんだってばよ!!」

『私に――聞かないでよッ!』


再びアクセルシューターを放ち、無数の光弾がランチャーから放たれた。
誰がイクスブラウを操縦しているのか解らないが、とにかくこの真紅のヒュッケバインを近づけさせてはならないと本能が告げている。
重量のある大型剣を振るい、更には脚部のロシュセイバーを巧みに操ってアクセルの光弾を叩き落すこの男の技量は凄まじい。

――だが


『卑怯な手は使いたくないけど、ここで墜とさせて貰うよ!』


四方八方から襲い掛かるアクセルを捌きながら本命の一発、ディバイン・バスターは避け切れまい。
多少、卑怯な気もしないまでも無いがそんな事を言っている場合ではないと判断し、なのははトリガーを引こうと……。


「させねぇよ、レギオンッ!!」


残り少なくなってきたアクセルの光弾と格闘しているヒュッケバインより小型誘導攻撃端末が射出された。


『――ビット!?』


射出されたレギオンはアクセルシューターの光弾に砲撃を放って撃ち落した後、レイジングハートへと襲い掛かった。
あるレギオンは砲撃を行い、あるレギオンは突撃によって攻撃を仕掛けると言う変則パターンのオールレンジ攻撃。
小回りの利くアクセルで迎撃しようにも砲口よりビームソードを生成して突撃するレギオンによって阻まれる。
距離を取ろうにも――離れたら目の前の男は確実にイクスブラウに襲い掛かるだろう事は容易く予想される。
しかしこのままだといずれレギオンに捕らえられると言うジリ貧状態。
何か、何か手段は無いかと模索していた時だった。


『――なのはさん!』

「――えぇ!?し、真吾君!?
 どうして君がイクスブラウに乗ってるの!」

『話は後で!それより――援護します!』

「ちょ、待って!私の事は良いから早く逃げ――」


眼下のイクスブラウから通信が、それも自分の部下から『援護する』と言う内容である。
そんな事よりも早く逃げろと言おうとした瞬間、イクスブラウはライフルを構えて――青白い光弾を放っていた。
イクスブラウのイオンブリットライフルから放たれた青白い電磁弾はレイジングハートに攻撃していたレギオンに向かっていく。
レギオン狙いの射撃だと気づいた空原は攻撃フォーメーションを解除し、レギオンを呼び戻そうとしたが、遅い。
全十基のレギオンの内、三基がこの射撃によって迎撃され、戦闘力が落ちてしまった。


『どああああ!!て、テメェ!クソ高ぇレギオンを壊してくれやがったなコラぁ!!!
 こいつを壊されたら俺がボロクソ怒られるんだぞ、クソッタレが!地獄見せてやる!!』

『――!、させないよ!!』

『やかましい、オメーはレギオンの相手してろってんだ!!』


高価な装備であるレギオンを破壊された事にキレた空原はレイジングハートを無視し、本作戦の目標の一つ『イクスブラウの奪取or破壊』を完遂
する為、右腕部に構える大型剣を振りかぶり――眼下でライフルを撃ち続けているイクスブラウへと襲い掛からんと高速で迫る。
なのははそんな空原を止めるべく、砲撃を行うとしたが残存しているレギオンの攻撃が再開され、空原の突撃を阻む事が出来ない。
イクスブラウも接近して来ている空原機を迎撃しようとライフルを撃ち乱しているが、その射撃は一発とて真紅のヒュッケバインに当たる事は無い。


『イクスブラウ、その首貰ったァ!!』

『う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁッッッ!!!』


イクスブラウの懐に入り込んだ空原は振り上げた大型剣を振り下ろし、イクスブラウを叩き割ろうとする。


その光景を前になのはは止めろと叫んだ。

未熟な士官候補生は自分が殺られると悟った。

金に生きるテロリストは任務を遂行したと思っていた。




そこに割り込む黒い影。




空原は極高速で突っ込んでくる機動兵器の察知に成功し、イクスブラウへと振り下ろす大型剣を構え直す。攻撃のためではなく、防御のために、だ。
直後、ヒュッケバインMK−3・レギオンに強烈な衝撃が走ったと同時に吹き飛ばされ、数十mほど轍を刻みながら下がるハメになる。


『ハァ――ハァ――間に合った……!!』


其処に現れたのは――両手で長い柄を備えた戦斧の様な武器を構え、マントを連想させる装甲に身を包んだ黒と金で塗装された機動兵器。


『なのは!大丈夫!?』

「フェイトちゃん!?」

『ごめん、街の方に現れた機動兵器郡を倒すのに手間取った!
 ……でも、もう大丈夫だから!』


救援に駆けつけてきたフェイトは武器を構え、先程吹き飛ばした真紅のヒュッケバインタイプの敵を見据える。
……なのはのレイジングハートと戦ってほぼ無傷の状態で居ると言う事は、あの機体を操るパイロットの技量は非常に高いのだろうと認識する。
それに此方にはもう一機、報告書で少しだけ見たイクスブラウが何故か起動し、この戦闘に参加し、トドメに敵機に狙われている始末。
芳しくない状況ではあるが自分が来た事で少々ながら好転した、と考えたい。


『――チッ、もう一機……これまたネームド機かよ。分が悪すぎるな、こりゃ。』

「――貴方の目的は?」

『そのイクスブラウって機体の奪取か破壊。この状況だとそれは無理だと判断した。
 ……うあ、リスニルにシアスィが全滅してやがる。
 とほほ……今月の給料が違う意味で楽しみになってくる……嗚呼、涙出そう。』

「ふざけてるの?」

『フザけるか、コンチクショウ!!テメー等のお陰でこっちゃ商売あがったりだド畜生め!!
 メインターゲットの破壊ないし奪取は果たせない!特別ボーナス対象は全滅してる!
 おまけにそこの青いのに乗ってるにーちゃんにゃ、俺の機体のレギオンを三基ぶっ壊されてんだ!!
 帰ったら確実に始末書モンだよ、ええいクソッタレめ!!』


帰る、と言う単語を聞いたフェイトは自機・バルディッシュと名付けられた高機動機に命令を、ギャーギャー喚く男が駆る機体へと突っ込ませる。
自分勝手な発言しかしていないこの男に不快感を露わにし、一刻も早く『ご退場』願うため、その真紅のヒュッケバインに一太刀入れようと―。


『フェイトちゃん、左ッ!!』

「――ッ!!」


瞬間、小型のミサイルが飛来して来てフェイトはすかさず二発のミサイルを切り払った。
……なのはの一声が無ければミサイルの直撃を貰っていたな、と安堵した時だった。
バルディッシュのセンサーが高速で接近して来るアンノウンを補足し、パイロットであり主であるフェイトに警戒を呼びかけるが――遅い。
ミサイルの爆発により生じた煙のスクリーンを突きぬけ、両手にライフルを構えた重装の機動兵器が突如現れ、バルディッシュに一撃を。
機体の重量、そしてブースターの推力を合わせた強烈な体当たり紛いの蹴りを見舞い、バルディッシュを吹き飛ばした。


「きゃあああああああッッ!!?」


全くの不意打ちで防御も何も取らない状態で敵の攻撃を受けたフェイトのバルディッシュは吹き飛ばされ、地面に叩きつけられる。
そのまま地面を削り取りながら何十mも進み、停止。
それと同じタイミングで現れた重装型の機動兵器――恐らく敵なのだろう、その機体は非常に愉快そうに、笑いながらこう言った。


『――ハハハハハッ!見てたよ、ルーキー!!中々やるじゃない?
 ……ま、ちょっと後半がグダっちゃったけど、丁度良い腕前かな?エースを相手に生き残ってるんだしさ!』

『……ええと、ドーリーさんの報告があった、腕利きのパイロットさんで良いのか?
 ヤバい所を助けて頂き、感謝しています。正直、マジで危なかった……。』

『あら、素直だね。素直な奴は大好きだよ――さてと、空原で良かったっけ?
 今回の任務は失敗、社長がとっとと帰って来いってさ。』

『了解。ええい、今月の給料査定に始末書が俺を待っている……クソッタレめ、この借りは倍返しにしてやっからな!』

『……いやさ、そう言う小物臭い捨て台詞は辞めた方が良いと、俺は思うよ?
 んじゃ、キャロり〜ん!撤退するからスモークを盛大にバラ撒いちゃって!今すぐ!』


重装型の機動兵器がそう、指示を出した瞬間に一機の大型武装ヘリが現れたかと思えば、地上に向かって爆雷の様な物を投下し始めた。
武装ヘリから投下されたソレは地面に落着した瞬間、周囲一帯を多い隠さんばかりの煙を噴出し始め、周辺は真っ白な煙に包まれる。
しかもこの煙幕、ご丁寧に電波障害まで発生させる物らしくレーダーやモニターの一部が断続的に砂嵐状態になり、センサーを撹乱している状況。


「――答えて!貴方達は何者なの!!」


なのははその中で叫んだ。


『――お初お目にかかります、エース・オブエース・高町なのは中尉。』

「!?」

『私は『企業』の専属オペレーターをやっています、キャロル=ドーリーと申します。
 以後、お見知りおきを――最も、短い付き合いになるかもしれませんが。』

「企業……?」

『貴方が知る必要はありません。それでは――主任、空原さん。撤退を。』


キャロル=ドーリーと名乗った女性は冷たく、それだけ言い放つと真紅のヒュッケバインと重装型の機体。
彼女との会話で出てきた『主任』そして『空原』と言う男が駆る機体が撤退し、周囲に沈黙が訪れる。
何とか――生き延びる事が出来たようだと安堵する反面、たった十数機の敵に士官学校と併設した訓練メインとは言えども一個の基地がボロボロにされた。

何も……何も出来なかった……!

それだけではない、何名ものパイロットが犠牲になってしまった……!

突然の襲撃だから仕方なかった、なんて死んでも言えない、言える筈が無い。
あの敵、真紅のヒュッケバインに翻弄されっぱなしだった自分が腹立たしい……!


『……なのはさん……?』

「……ん、大丈夫かな、真吾君?」

『はい、俺に――桜乃も無事です。』

「桜乃ちゃんもその機体、イクスブラウに乗ってるの?」

『ええ、俺が無理やり乗せました。緊急時だったので……。』


そう、と呟いた瞬間――機体が通信を傍受する。


『――ら、第13独立起動遊撃部隊・シロガネ隊だ!生存者が居るなら返事をしてくれ、直ちに救護班を向かわせる!』


どうやらシロガネが到着したようであり、なのははフェイトのバルディッシュを抱き起こして通進を入れ、救護要請を入れた。


『あの、なのはさん……。』

「私は大丈夫。だけど……また、戦いが始まるんだね……。」

『彼等、企業って言いましたけど一体……。』

「詳しい事は解らない。でも、これだけは言えるよ。」




「多分、私達はあの人達と戦う事になる。」




彼方から味方の信号を発しながら此方に迫ってくる多数の機動兵器を見ながら、なのはは呟いた――。








<ATOGAKI>
※久々に大容量のシナリオ打って、筆者が燃え尽きているので勘弁してください。



〜作者の質疑応答コーナー〜
Q:こんかいの話、後半、微妙に尻すぼみじゃねーか?
A:燃  え  尽  き  ま  し  た

Q:主任!主任!主任!
A:来た!メイン主任来た!これで勝つる!

Q:ましフォニキャラがあんまり出てねーぞ、コラ
A:筆者の技量不足です、ごめんなさい

Q:フェイトそんが出落ちなんだが?
A:相手が主任だから仕方が無い。

Q:主任の武装は?
A:AC5基準でございます。KARASAWAもあるよ!よ!


〜辞令〜
ショウヤ・イザヨイ殿、貴君を下記の部隊に配属するものとする。

CRBチーム

                              以上



〜オマケ〜
氏  名:主任
C  V:藤原 啓治
出  展:ARMORED CORE 5
性  格:狂気
成  長:万能型
エ ー ス:オーバードウェポンのダメージ+50%
精  神:不屈、ド根性、直感、鉄壁、熱血、挑発
ツ イ ン:戦慄
特殊能力:二回行動
――――:極
――――:底力
――――:アタッカー
――――:リベンジ
――――:ガード


機体名称:ハングドマン
操 縦 者:主任
H  P:250000
E  N:450
運 動 性:110
装  甲:2300
移 動 力:6
タ イ プ:陸・水
地形適応:空・A 陸・S 海・A 宇・A
Wゲージ:―
サ イ ズ:M
機体特性:格闘
ボーナス:オーバードウェポンの消費EN−50%
スロット:―
特殊能力:EN回復(大)
    :完全防御  (※フルブロック効果+直撃、偵察、分析、脱力、戦慄、挑発無効)

武装説明:
UMM−20/H SURAT (肩に格納されているHEAT弾を発射するミサイル。) 
TANSY RF12     (発射サイクルは遅いが、非常に威力の高い弾を使用する重ライフル。)
ULB−13/H       (基部よりレーザーを照射して前方を焼き払うレーザーブレード。)
UBR−05/R       (発射サイクルと威力を両立させたHEAT弾を使用する重ライフル。)
LR81 KARASAWA  (凄まじい威力を持つレーザーライフル。艦砲並みの威力を持つ。)
HUGE CANNON    (オーバードウェポン。果てしない威力を持つ超大型のレールガン。)
MASS BLADE     (オーバードウェポン。建築資材を無理やり武装転用したもの。非常識の塊。)
2012/04/29(Sun) 19:05:28 [ No.945 ]
◇ とある上位次元世界のお昼話2 投稿者:Lowe  引用する 
武 ※以後スパリリαシリーズに対する『お昼話』は、当方側による感想をグダグダ喋る日常的ショートショートになりそうです。ユウさんの許可があれば多分次回以後も続きます。
なお、会話の大まかな流れはリアルの俺と提供主とのそれを元にしております。



「────といったところで、第二話終了か。主がフラグを立てたせいもあるだろうが、いきなりなドキハラの展開だったな」
「……古いな、今の。ドキハラなんて死語だぞ」
「そうか? 『私』の生前じゃむしろ現役通り越して先進的ですらある言い回しだったんだが…」
「────数百歳だからな、お前(ボソッ」
「……何か言ったか」
「気のせいだろう? ────ところでリイン、今回話に出てきたバルゴラやイクスブラウというのは何を出典とする、どういう機体なんだ?」
「ん〜…………。基本的には別々のゲームに登場する機体だな。バルゴラはスーパーロボット大戦Zシリーズに登場するバンプレストオリジナル機で、コンパクトかつ高水準で癖無く纏められた汎用性の高さを売りとするモビルスーツだ」
「………モビルスーツ? バンプレストオリジナル機体なのに、版権作品機体の規格機なのか?」
「それはバルゴラの出典であるスパロボZがUCガンダム世界と密接にクロスオーバーしている事に起因しててな。先述した性能を売りとして、作中の地球連邦軍の次期主力量産機トライアルに提出するはずだった機体なんだ。因みにこいつの試験運用部隊はゲーム開始早々ティターンズに絡まれるぞ」
「………なるほど。つまりその世界の連邦軍の主力機もモビルスーツだったから、規格の同じ設計で作られた事になっているのか」
「うむ。────で、イクスブラウの方は真逆だな。機体本体の固定武装なんかはシンプルに纏まった性能なんだが、こいつは装備換装機体なんだ」
「────ストライクガンダムやインパルスガンダムのような、複数の装備を状況に対応して使い分けるワンオフ機という事か?」
「装備的にも使われ方的にもそれが近いな。ただまあ、対 多 数 戦 を 全 装 備 中 一 番 得 意 と す る 格 闘 型 装 備とか、ビット系に属するオールレンジ攻撃兵装を積んでるのにそのオールレンジ兵装は使 わ な い 方 が 色 々 強 いとか割とネタに溢れてるが」
「…………何だその気の抜ける性能は」
「知らーん。私に聞くなバンナムに聞け」

「それにしても、今回俺は空気だったな」
「そもそも今回の主役はお前ではないしな。さもありなんだろうよ」
「まあ────俺の実力からして、例え主役だったところで、オールレンジ兵装を使いこなす様なパイロット相手にどこまで健闘できたか疑問だがな」
「……あれ? お前は確かビット系兵器にかなり対応できてなかったか。いつぞやブルー・ティアーズとかいう気取った名前のビット使われた時、難なく避けた挙げ句無傷で全機撃墜して相手を涙目にしてただろう」
「あの手の兵器は得意不得意以前に嫌いなんだ。一対一だというのに、アレが使われた途端に必要な情報処理能力と情報量が跳ね上がるせいで精神的に疲れる」
「……弱音だな。軍人なのにお前、それでいいのか?」
「知った事か。俺に言わせればビットなんて使う奴は心が醜い」
「わお、今世界中のビット使いに喧嘩売ったな。………ところでアリエス?」
「何だ」
「私もオールレンジ兵装を使ってる事を忘れたか」
「……ん?」
「ブラッディダガーの事だよ。術式を少し弄ればアレ、ビットというかGNファング(突撃オンリー)的にも使えるんだぞ。というか何度か使っているよな」
「…………そうか、こんな身近に敵が潜んでいるとは思わなかった」
「だからさっきの発言は…………え゛?」
「まずお前から斬るとしよう。うん、それがいいな」
「ちょっと待て! まさか本気で『System Activate』────スラストキャリバー起動!? 待て待つんだ待ってくれ兄さん、それはかなり理不じ」
ソノゴカノジョノユクエヲシルモノハダレモイナカッタ……

三文芝居サーセン。
それと提供主から新しくアリエス君の保有デバイスについて設定上がったので記載しておきます。

『スラストキャリバー』
ミッドチルダ式ストレージデバイス(因みにあの『デュランダル』の開発過程で出た試作機)をベースとし、フローリアン姉妹の『ヴァリアントザッパー』から一部技術提供を受けて開発された近代ベルカ式アームドデバイス。
デフォルトの小太刀二刀形態『スラッシュフォーム』、その『スラッシュフォーム』を某GNソード2よろしく鍔を支点に柄を折り曲げ刀身の両脇に銃口を出現させた『ガンスラッシュフォーム』の二つの形態を持ち、頑強にして質素な拵えは見る人によっては古代ベルカ的な印象を与える。カラーリングは刀身以外全て真っ黒。クロノもビックリだ!(笑)また、ヴェロッサ・アコースがよく洋菓子を保存するのに使う異相空間技術(?)を利用して、磁力による一次加速と電磁力による二次加速機構を仕込んだ拳銃『ハンドバレット』をその内部に収納しており、アリエスの意志に応じていつでも取り出せるようになっている。
なおアリエスのバリアジャケットはリインフォースのものが肩の膨らみを排除してラインが出るようにし長袖になり、腰フード内側のスカートを排除して細めな形状のクラフトパンツになった感じだそうです。色も当然真っ黒で。
違いと言えば、『スラストキャリバー』起動時は両腰に黒塗りの鞘が付くくらい?

『ハンドバレット』はFNブロウニングを改造したカスタムモデルであり、射出機構と加速機構、反動制御に魔法科学の要素を取り込んだ半分デバイス半分非デバイスなサイドアームズ。専用の弾体を磁力と電磁力で加速するため威力と射程に優れ、独自改造によって精度も高いのだが加速器の都合上一射毎に銃身冷却を必要とするため連射が利かないというハンドガンである意味が見出せない、どちかというと射程の短いスナイパーライフルと言ってもいい様な、アリエスらしいといえばアリエスらしくはある本末転倒武器の一つである。
因みに上記の通りリニアレールガンと呼称すべき代物故に強烈な反動が発生するのだが、制動用のスラスターフィン(フェイト・テスタロッサのバルディッシュ・アサルトハーケンフォームで刀身の反対側に見られるものと同じ)発生機構を内蔵しているため、アリエス本人への負担は通常の拳銃程度に抑えられている。

『ガンスラッシュフォーム』で使われる弾丸は上記『ハンドバレット』と違い、一射につきカートリッジ一発を消費して放つもの。その内容は、カートリッジから取り出した魔力を圧縮・凝縮して弾丸状の魔力塊に成形し、電磁投射するというものである。なのでガンはガンでも上と違ってレールガンと言うべきで、当然こちらも非殺傷設定なんて付いてない。そもそも魔法弾じゃなくて魔力弾だから付けようがない。
しかし『ガンスラッシュフォーム』の性質上不意打ちかつ確実に仕留められる状況で使用する事が望ましい『隠し札』と位置づけているアリエスは、普段は形態変化を含めて使用せず、専ら射撃戦を『ハンドバレット』のみで行っている。でもそれって根本的に質量兵器なのは変わってないですよね? こんなにも俺とアリエスさんの間で意識の差があるとは思わなかった……!(霧



主任の機体チートじゃないですかやだー!
KARASAWA積んでるんですか? ピーピーピーボボボボじゃないですかやだー!

みwなwぎwっwてwきwたwぜぇwwwww(cv満足の人
2012/04/29(Sun) 23:24:03 [ No.946 ]

◆ 無題 投稿者:ユウMK−2(次元力)  引用する 
フェイト・T・ハラオウン ザ……ザザ……ザザザ……。


あー、もしもし、聞こえているかな?ボクの名前はジ・エーデル=ベルナル。筆者の分身であり、次元力の源。
SRW・Z本編で見事なまでにコテンパンにノされたボクが態々、次元の奥底で最低ライフを楽しんでいたのに
出てきたのはワケがあるのさ。

それはね、Loweさんと最低娘さん、お二人にお願いがあるんだ。

いやね、なんでも筆者が設定を機体と人物設定をイジらせて貰いたいって言ってるからさ、元々あった物に介入する
から、次元力の使えるボクがこうやって出張ってる訳。全く、人使い荒いったらありゃしないよ。

そんな訳で、お返事貰えると嬉しいかな。
あと、できれば↓の筆者の駄文についての感想とか貰えると気力が回復するらしいから、その辺りも合わせて

ヒーロー戦記もヨロシク!


……え?ボクのキャラじゃないって?


※リョウさんへ、このスレ内容はトップでの告知は不要です。
  お手数おかけしますがよろしくお願いします。
2012/04/27(Fri) 01:51:42 [ No.942 ]
◇ Re: 無題 投稿者:最弱娘  引用する 
美緒 存分にいじってください

それこそが三下属性の醍醐味ですw



でも出来れば、恭也はどうでも良いので

月村忍との接点は残してください。ぺこ <(_ _)>

好きなんです、忍さんが(〃∇〃) はわっ☆


機体&設定&台詞回しはお任せします



駄文だなんて、そんな事ないですよ。

うちのオトハを

こんな素敵に書いてくれて

まさに『こじまめイメージ』なので

リアルで疲れた心が回復してます

戦闘場面も面白くなると期待していますので。

↑ハードル上げ

2012/04/27(Fri) 02:31:59 [ No.943 ]
◇ Re: 無題 投稿者:Lowe  引用する 
武 ジ・エーデル=ベルナル……一体何者なんだ……(棒

代理の身としてはあまり言える事はないんですが、個人的には口調がクールだけど残念なイケメンっていう要素が残ってればそこ以外変わっててもいいと思ってます。

もちろんその要素すら変えてしまってもいいんじゃよ?(チラッ

まあ、何にせよ。
提出した時点でもうそっちのアリエス君はウチらの手を離れてるんで、存分にどうぞ。

以下感想
頑張れアリエス。大丈夫、君も上司共に負けず劣らず癖が強いはずだ!(笑
2012/04/27(Fri) 12:36:15 [ No.944 ]

◆ 日常シーンは鬼門、誤字脱字は仕様です 投稿者:ユウMK−2(先行量産型)  引用する 
フェイト・T・ハラオウン スペースアーク級万能戦闘母艦の一つとして設計・建造され、艦首部分に大型のカタパルトモジュールを搭載した戦艦。
HTBキャノンを搭載した『ハガネ』や超大型のドリル(!?)を持つ『クロガネ』等の同型艦に比べて攻撃能力は劣る。
しかし、前述の戦艦等を超える艦載機を搭載可能であり、戦艦として十二分な武装に火力を有している戦艦がそこにあった。

白銀と青で染められた船体を持つ――スペースアーク級万能戦闘母艦、その壱番艦・シロガネ。

アインスト戦役中期に、艦ごと敵、シャドウミラーと呼ばれる『平行世界』から現れた軍勢に寝返り、その戦力として運用されていた。
戦乱末期にクロガネによる突撃を受けて轟沈し、宇宙の塵へとなった筈だが、軍によって戦後に回収され再利用している訳である。
しかし、そんな曰くと悪名高い戦艦を好き好んで乗ろうと言う気合の入った艦長は居らず、再生された後もほったらかしにされていた。


「――そこで今回、この部隊が結成される事になったのを契機に、私の所に回されたと?」


白を基調に、艦長の証たる帽子を被ったまだ若い、長身の男性――アイレム=K=リバーフィンは直立不動の体勢でそう答える。


『そうだ。丁度良いだろう、スペースアーク級だ。戦力的にも母艦として見ても問題は無かろう。』

「ええ。私としてもスペースアーク級戦艦に乗れると言うのは光栄に思います。」

『――フン、解っていると思うがくれぐれも変な気を起こすなよ?タダでさえ、曰く付きの艦なのに
 貴様が態々、曰くの付いたパイロット共を集めてきているんだからな。』

「ご心配は無用です。ケネス准将の手を煩わせるような事はしません。
 ……それでは失礼します。」

『まて、話は――』


艦内の大型モニターに映る、高圧的な態度を取ってきていたサングラスをかけた男――ケネス=ギャレット准将の顔が消える。
まだ何か言いたそうな顔だったが、アレ以上付き合っていてはこちらの精神衛生状態が著しく悪くなってしまうのが判る。


「き、キリエ?ケネス准将、何か言いかけたと思うんだけど……?」

「そうなの?指令、すみません。気づかなくて通信終了してしちゃったんですけど?」

「気に病む必要は無い。ケネス准将も我々の気持ちを汲んでくれただろう。」


『良いのかなぁ?』と首を傾げつつ此処、シロガネの中枢部とも言えるブリッジのオペレーター席周辺の機器を確認する赤い髪の少女。
『りょうかーい。』と能天気そうに応えて背後に座る赤い髪の少女と同じく、彼女も自席周りの機器をマニュアル片手に確認する。

赤い髪を後ろで結んで下げている少女、アミティエ=フローリアン。

長く、そして軽くウェーブ掛かった桃色の髪の少女、キリエ=フローリアン。

オペレーターとして高い能力を持ち、早く機器の配置に慣れようとしているオペレーター二人に頼もしさを感じるアイレム。


「――あ、指令!」

「何だ、アミタ君。どうかしたのかね?」

「いえ、今日って部隊の設立式があるんですよね?」

「その通りだ。全く、こんな日にあの様な俗物の顔を見なければいけないとは……厄日だよ。」

「てか、あのグラサンハゲ、大概やらかしてる筈なのに何で上層部に居座れてるのかしらねー?」

「……き、キリエ?指令の前でそう言う事言わない方が良いと、お姉ちゃん思うんだけど?」

「構わんよ。ただし、キリエ君。私やこの部隊の人間の前以外では口外しない様に。」

「らじゃー。」


オロオロして妹を嗜めるアミティエ、どこ吹く風と言った表情のキリエを見たアイレムは帽子の位置を直す。
そして懐から懐中時計を取り出して現時刻を確認する。
部隊の設立式は17:00と言う微妙すぎる時間帯から行われ、現時刻は16:34分。
少々余裕があるとはいえ色々と準備をしなければならない為、悠長に構えていられないのも事実。


「アミタ君、キリエ君。」

「あ、はい!」

「なーに?」

「ちょっと設立式の準備がある為、ここから離れる。
 何かあったら直ぐに私に報告してくれ。」

「解りました!」

「お土産よろしくー。」


二人にそう言い残し、アイレムはシロガネのブリッジを後にする。
……良くも悪くも癖の強い連中を集め、そして本日の17:00にそれ等が一同に鉢合わせとなる。
そんな連中ばかりを集めた自分が悪いと言えばそれまでだが、何事も無ければ良いなぁと心で思った。

まぁ、何にせよ――今は準備に取り掛かろう。

アイレムはブリーフィングルームへと向かった。






スーパーリリカル大戦・α
第一話『始動』






「……あぅ。」


何か非常に困った、と言うか此処――ブリーフィングルームを支配している雰囲気に耐え切れず、彼女・アオイ=オトハは呟いた。
と、言うのも自分に向けられている視線、それも『何で中学生が此処に居るの?』的なこう、どこか屈辱的な視線が何とも……。
確かに自分で言うのもアレだが、年齢の割りにと言うより明らかに発育不足だ。何故だか知らないけど。
身長は圧倒的に足りない、身体の凹凸も残念な事になっている。畜生、身長高くて胸が大きな女は爆ぜろと何度思った事か。

それよりも困ったのが――そんな体系の人間であり、なにより女と言う事で『舐められてしまう』事だ。

こう見えて傭兵家業を数年ほどやってたし、下手な軍人よりも修羅場はくぐってきていると自負している。
戦場で自分の姿を見て侮ってくれるのは良い、それだけ隙だらけになると言うのだから。
だが、舐められるのはどうにも我慢できない。出来ないのだが、舐めてんじゃねーよと口に出したら、笑顔で頭撫でられる始末。
どうも、背伸びして大人らしく振舞おうとしている子供程度にしか見られない、非常に遺憾ではあるのだが。


「うぅ、この雰囲気……何かヤですの。」


とにかく、こんな雰囲気の場からさっさと離れて麗しき愛機の元に向かい――


「おいおいおい……まさかとは思ったがよ、本当に居たよ。」

「う?」


何か、微妙に北斗の○に出て来そうなチンピラを感じさせる口調で話しかけてくる青年が一人。


「指令書読んだ時はまさかとは思ったが、本当にガキのお守りをしなきゃいけないのか?」

「んな――だ、誰がガ『そこまでにしておけ、同じ部隊の人間だろうが』…う?」


誰がガキだコラ。初対面の人間に喧嘩売れとお前は親に教わったのかあァん?的な雰囲気と青筋を貼り付けて文句言おうとするが――別の声に阻まれた。


「チッ、随分と早い到着で、隊長殿?」

「まあな……で、初対面の子に向かって何を喧嘩売ってんだお前。
 お前の天敵であるシックが居ないからって、軽はずみな行動ばかりしてると営倉に放り込むぞ。」


現れた男はチンピラ(仮)に鋭く言い放ち、オトハは彼が『シック』と言う単語を聞いた瞬間に一瞬だけたじろぐのを見逃さない。
……その、シックと言う人物に余程やりこめられたのか、苦虫を噛み潰した表情をしながら舌打ちし、自分の席へと戻って行く。
とりあえず、新たに現れた『隊長』と呼ばれた男は話が出来そうだと、警戒を解いた。


「悪いな、奴は腕は中々立つが素行が悪くてな――いずれは合流する予定だが、部隊の風紀委員長が居なくてハメを外してるんだ。」

「いえ、ちょっとビックリしただけですの。別に気にしてませんから……。」

「そう言って貰えると助かる……っと、挨拶が遅れたな。
 俺はアキト=アイザワ、んでさっきの奴が――ベイル=シュノームベルト。
 君が所属するCRBチームの者だ。」

「そうでしたの――私はオトハ、アオイ=オトハです。
 よろしくお願いしますの。」

「よろしく頼むぜ、お嬢様?」

「――――フンッ!」

「あーらら、嫌われちまったか。」


アキトには普通に挨拶を、遠くから挨拶してきたベイルには視線を合わせた後、露骨に視線を外すオトハ。
その一連のやり取りを見てアキトはため息を、ベイルは別に意に介した様子も無く、くつくつと笑っている。


「……いやぁ、随分と個性的なメンバーが集まってんな、あきちー?」

「お前もその中の一人にカウントされてるのを忘れんな。
 と、言うよりも――お前、何時からそこに居た?」

「ん?お嬢さんとベイルって奴が会話し始めた辺りから。」


それは初めから此処に居たって事だろうがコノヤロウ、と思いつつコメカミを押さえて笑っている人物をジト目で睨んだ。


「陣耶……お前、見てたなら止めろよ……。
 部隊設立式が始まる前から、俺の精神的気苦労がMAX状態なんだが?」

「あきちー所の下士官管理者ことシックさんが居ないからなぁ。
 てか、シックさん引き抜かなかったの?」

「拒否られた。拒否られたけど無理やり引き抜いた、近日中には合流予定。」

「……無理やり引き抜いたって……。」


可愛そうに……と呟きながら彼・皇陣耶はアキトの部隊に居て、そして自分の知り合いでもある人物・シック=クローツェルに合掌する。
地味で目立たないが、下士官からの人望が厚く、戦闘では絶妙な位置に陣取って援護・支援を行う『部隊に居ると助かる』人物だった。
ところがだ、そんな人物ゆえに無理を掛けすぎたのか、アキトのCRBチーム結成の際に招集を掛けたが……思いっきり拒否られる。
これまた自分の知り合いであり、エースオブエースとか言う通り名まで持っている高町なのはのスターズ小隊に行く予定だったらしいのだが
まぁ、それも出来なくなった様だ……。


「あきちー、あんた何時かシックさんに刺されるぞ。」

「……否定出来ないのが辛いな。」

「否定してやれよ、シックさん可愛そうに……。」

「ま、まぁ、それは置いておこう。」


いや、置いとくなよ。と、陣耶は言いかけるが余計なツッコミを入れて逆切れされても面倒だから黙っておこう。


「そういえば、俺の部隊にもう一人配属されるらしいが――姿が見えないな。」

「マシンデッキで自機の――グルンガストの整備やってたな。
 一応、声かけたけど『興味が無い』ってさ。」

「…………。」

「……あ、あきちー、どうしたよ?」

「いや、厄介者を押し付けられてるだけの様な気がしてな……。
 早急にシックを呼ばないと俺の精神衛生状態がストレスでマッハなんだが?いや、マジで。」

「そーやってシックさんに押し付けてきたから拒否られたんだろうに……。
 まぁ、シックさんに任せとけば何でも結果的に何故か上手く行くってのもあるだろーけどさ。」

「ぐぬぬ。」


嗚呼、シックさん来たら色々と押し付けられそうだ……と陣耶は『シック早く来い、シック早く来い』と呪詛を吐く上官をみて思う。
この部隊、退屈はしないだろうが色々と苦労する事になりそうだとは出発前に思ったが、拒否っておけば良かったかもしれない。
……まぁ良い。厄介者の掃き溜めと言わんばかりの此処で何とか楽しくやって行く外無い、と思いつつもシックさん来たら少し位は
彼の仕事を手伝ってやろうと、相変わらず目の前で瘴気だか怨念だか解らんオーラを撒き散らす友人兼上官を見て心に決めた。


*・*・*


「…………。」

「…………。」


非常に気まずい……この雰囲気どうしよう?

彼、アリエス=ハイペリオンは隣に立つ長身で、目つきの悪い男をチラチラと様子を伺いながら話しかけるべきか否か迷っていた。
此処、シロガネに配属になったのは良い、曰く付きで常に最前線も最前線、あらゆる攻撃が飛び交う場所での戦いを余儀なくされる部隊。
特殊強襲部隊・ATXチームに幸か不幸か配属されたのも良いとしよう、とても喜ばしい事だ。
そしてシロガネに来て、17時から行われる部隊の設立式が行われる前に艦内の主要施設を頭の中に入れて置こうと歩き回っていた。

その結果、迷ってしまうと言うアホなオチが付かなければ問題は無かったのだが――。

何ここ、何でこんなに広いの?馬鹿なの?死ぬの?と不毛で悪質なクレーマーに近い思考で愚痴りながら歩いていると、ある人物にぶつかった。
ロングコートの様な仕官服に身を包み、腰のホルスターには大型の拳銃を携帯し、トドメに何とも威圧的な目つきの悪さを持つ男性士官。
とりあえず、ぶつかった事を詫び、ついでにブリーフィングルームへの道を尋ねたら――彼も其処に用があるとの事なので、付いて行く事にした。
ところが、その道中で何一つ会話が無い。先程の事で怒ってるのか、それもと元々から無口なのかは解らないが、とにかく会話が無い。
何か、戦闘中の張り詰めた緊張感に似た感じが広がっている。


「……先程から俺の方を気にしてるみたいだが、何かあるのか?」

「ぅはぃっ!?」

「…………。」


急に話し掛けて来たので、思わず上ずった返事を返したアリエスは『あ、やべ。やっちまった。』と認識し、彼を見ると……。
どこか困惑しているようにも見える、ジト目風味な目つきでこちらを見ていた。


「あああ、スイマセン。スイマセン。
 いえ、会話が無いし先程思いっきりぶつかったから怒っているのかと……。」

「ぶつかった程度で怒るとか……どんだけ心狭いんだよ、俺は。」

「いや、だって――すっげぇ怒ってる様な表情だし、話しかけ辛かったし……。」

「悪かったな、この目つきの悪さと表情はデフォルトだ――アリエス=ハイペリオン。」

「――!」


この男、何で自分の名前を知っている?アリエスはとっさに男の顔を睨みつけた。


「俺が何でお前の名前を知ってるか……って顔だな。答えは簡単だ。
 俺がお前の配属先、連邦軍特殊強襲部隊・ATXチームの隊長だからだよ。」

「……あ、あぁ、なるほど……だから、俺の事知ってんですね……。」

「部下になる人間の事を把握しない上官とか、無能とか言う以前の問題だからな。」

「何もかも知ってて、今までだんまりとか人が悪すぎる……ん?ATXチームの隊長……?」


ふと、思う。

ATXチームと言うのは今までに起こった戦い、その全てに参加して常に先陣を切って敵集団に飛び込んで行った『命知らず』の集団。
其処の隊長は確か、元々はコロニー統合軍、そしてDC(ディバイン・クルセイダーズ)の中でも腕利きのみが集められた親衛隊。
エルザム=V=ブランシュタインが率いていた『ラストバタリオン』出身であり、ハガネ・ヒリュウ隊に何度も煮え湯を飲ませた男。
何か、ロクでもない戦闘能力で暴れまわるから『蒼き獅子』とか言う名前まで付けられた奴じゃ無かったか?


「……ええと、クレイル=ウィンチェスター中尉?」

「そうだが?」

「……えぇー?」

「おい、ちょっと待て。何だその『えー、マジ?コイツがそうなの?』的な感じは。
 俺がATXチーム隊長、コールサインはアサルト1、クレイル=ウィンチェスターだよ。」


自分と大して変わらない位の年齢だろうし、話し掛けるまでは威圧感たっぷりだったが、口を開けば微妙に残念な人間だし……。
この人物が本当にATXチームの隊長なのだろうかと疑うアリエス。


「そこまで言うなら解った。ボーナス査定覚えてろ、思いっきりマイナス線入れてやる。」

「ちょ、ボーナス査定に手を出すとか汚ぇ!パワハラだ、パワハラで訴えるぞ!!」

「面白ぇ、やってみろこの野郎。人事考査の評価も最低にしてやるからな。」

「最悪だ、この上官!?」


ギャーギャー喚きながら艦内廊下を歩きつつ、目的地へと向かう二人。


「お、此処だ此処だ。」

「たいちょー、さっきの話がまだ付いてませんが?」

「小さな事にこだわると大きな人間にはなれんぞ?」

「小さくねぇよ!?俺のボーナス査定と給料査定かかってんだ!とことんこだわるぞ!!」

「ええい、やかましい。ATXチームと言う場所に自ら志願したお前が悪い。
 あえて言うなら『俺と出会った不幸を呪え』だ。」


どこの名門貴族の弟だ、とツッコミを入れるのも束の間。
我等が部隊長殿はブリーフィングルームの扉を開き、クレイルが足を踏み入れたのでアリエスもそれに続く。
広く、開放感のある部屋に多数の人間――恐らく、シロガネに配属される人間が此処に集まっているのだろう。
とりあえず、手ごろな場所に腰掛けてクレイルを呼ぼうとして……。


「――――。」

「――――。」


何か、クレイルともう一人、やや小柄の男性仕官が滅茶苦茶険しい、というか殺意がたっぷり込められた視線を互いに送って睨みあっている。
……この二人、どうも顔見知りで何かあった事は解るが、こんな場でいきなり戦闘モードになろうとしないで欲しい。精神衛生上に悪い。
とりあえず、こんな一触即発ムードを払拭すべく、あえて空気を読まない発現でもして場をやりすごそうとネタを考え始めた。

その時、艦内に響き渡る緊急放送――。


『――アイレム艦長、アイレム艦長、至急ブリッジまで戻ってきて下さい!
 緊急の通信が入ってます!』

『ついで、パイロットの皆は機体に乗って出撃準備しておいて。
 ……補給の為に立ち寄る都市が攻撃を受けてるから。』


何ともシまらない艦内放送ではあるが、放送が入った瞬間に睨み合っていた二人は一転してブリーフィングルームを飛び出す。
嗚呼、設立式もやらないままに戦闘に巻き込まれるとは、どうも此処の部隊は疫病神にでも取り付かれているのだろうか?
いきなり配属されて、他の部隊の人間との挨拶も何も無いままに戦闘に駆り出される等、逆の意味で景気が良すぎる。

ハァ、とため息を付いた後、アリエスも腰を上げて愛機の収められたマシンデッキへと向かう。

よく見て見れば此処に集まったパイロット達も皆、そりゃねーよ……と言わんばかりの顔ではあるが出撃の為の行動を起こしている。

何にせよ、これから――良くも悪くも楽しくなるだろう、楽しくないかもしれないが。

マシンデッキへと全力疾走しながらアリエスはそう考えていた。






動き出した歯車、回りだす運命。

『限りなく近く、果てしなく遠い世界』での戦いが今、始まった。

彼等はこれから世界に散らばる悪意と火種、その背後に潜む者達と戦って行く事になる。


願わくば、彼等が無事に帰ってこれるよう――。

願わくば、世界に平和が訪れるよう――。


スーパーリリカル大戦・α、ここに開幕―――。







<ATOGAKI>
 予告やらなんやらぶち上げといて逃げたと思った方、そうではありません。ドラクリオットやりながらSS打ってただけです。
こんばんわ、こんにちわ、おはようございます、お久しぶりの方はおひさしぶりです、ユウMK−2(先行量産型)でございます。
『ギャルゲのキャラがSRWに出てはいけない何てルールは無い』と言う果てしなく訳の解らない思考の元で打ち立てたこのSS。
多数の方々のご協力もありまして、第一話を上げる事が出来ました。嗚呼、早く戦闘シーンが打ちたい、日常シーンは苦手だ。
さて、次回ですが――予告に放り込んでおいた、ましろ色シンフォニーな方々にリリカルな方々、そして――。

『愛してるんだ、君たちをさァ!アハハハハハハハハ!!!!』

な、方にご登場願いたいと思います。

それでは、失礼します。



〜作者の質疑応答コーナー〜
Q:投稿物の受付は?
A:終了でございます、多数のご投稿ありがとうございました。

Q:お前、第二次Z・再世編やってただろ?
A:カヲル君……君が何を言ってるか僕には解らないよ……。(※目線をそらしながら)

Q:ACでSRWの機動兵器と戦わせるつもりか?
A:それでも主任なら……主任なら何とかしてくれる……!

Q:作者はコジマ汚染患者。
A:何を今更。
2012/04/12(Thu) 13:21:20 [ No.939 ]
◇ とある上位次元世界のお昼話 投稿者:Lowe  引用する 
武 「……………………むぅぅ」
「昼食出来たぞー…………おや珍しい」
「…………何がだリインフォース」
「あなたがパソコンにかじりついている事もそうだが、そんな風に死ぬほど不景気な顔をしてモニターをにらみつけている事が珍しいのさ」
「……悪いか」
「いいや? ────それで? またぞろ何を見てそんな面になっているんだ」
「…コレを見ろ」
「ん…………ほう? ……おやおや、これは。我々の創造主(作者)がこの間どこぞに出した履歴書の結果か」
「そうだ」
「で、結局その表情の原因は何だ」
「……俺の、『アリエス・ハイペリオン』のキャラが違う」
「…………それ、創造主に『覚悟しといてね♪』って言われて了承してなかったかあなたは」
「ここまで違うとは思ってなかった」
「まぁ………確かに。『格好付け厨二病の残念なイケメン』が『テンションの高い突っ込み系今時の若者』になるとは想像してはいなかったろうな。というか私も予想外だよ」
「これでいいものかと思ってな……。創造主(作者)は何か言ってたか? あとお前にだけは残念だなどと言われたく無いッ」
「『これはこれで面白そうだからゴーサイン』と言っていたな。それと今のはどういう意味かなアリエス」
「…………じゃあいいか。因みにお前も色々残念だろという意味だが文句あるか」
「よし表に出ろ兄さん。昼食はその後だ」
「いいだろう。────磨り潰す」



どうやら提供主的にここのアリエス君はアリらしいです。やったねたえちゃん!
2012/04/23(Mon) 19:47:11 [ No.941 ]

◆ 無題 投稿者:赤兜  引用する 
霞 〜履歴書〜
氏  名:ショウヤ・イザヨイ
C  V:櫻井 孝宏
B G M:BALDR SKY Dive 2より「High Resolution」
性  格:慎重
年  齢:21歳
身  長:170cm
体  重:68kg
髪  色:黒
眼  色:青
エンブレム:重なった銃と盾
成  長:射撃系防御重視型
ボーナス;命中+10%,援護防御の最終ダメージ-10%
精 神 C:鉄壁・熱血・不屈・必中・突撃・加速
ツ イ ン:予測
特殊技能:援護攻撃
    :援護防御
    :ガンファイト
    :Bセーブ
    :連携攻撃
    :ヒット&アウェイ

P R:
 代々続く政治家一家の長男だったのだが、かつて偶然戦火に巻き込まれ目の前で友人を失う。
それ以降「自分の手でたくさんの人を守りたい」と考え家を出奔し入隊。
 入隊後は射撃の才能を開花させていった……のだが、過去の経験から戦闘中に窮地に陥る味方を見ると命令を無視して助けに行ってしまうことが多い。
そのため味方からは頼りにされているが、上層部からはあまりいい目で見られていない。
基本的には気配りのできる真面目な好青年。時々天然。 戦争や人を撃つことに関してはキッチリ割り切っており、そういう意味では結構ドライ。


:セリフサンプル:
<<通常>>
「俺はもう……仲間を失いたくない!」

「親父たちのやってることだって、きっと大切なことなのは分かってる。
 それでも俺は、自分の手で人を守れるようになりたかったんだ」

「矛盾してるのは分かってる!だけど俺はもう覚悟を決めたんだ!
 甘いといわれようが、絶対に引き下がるつもりはない!」

「気にすることないさ。とりあえず、これからよろしく」

「えっと……俺はどうすれば?」


<<戦闘>>
「撃つことと守ること。俺にできることはそれだけだ!」

「悪いが、これで終わりにさせてもらう」

「エース級のパイロット……油断はできないな」


◆攻撃
「近距離戦だって苦手なわけじゃない。やってやるさ」

「どんな距離だろうと、当ててみせる!」

「撃ち抜かせてもらうッ!」


◆回避
「いくら鈍いといっても、これぐらいは!」

「当たるわけには!」


◆被弾
「この程度では落ちない!」

「損傷が増えてきたな……」

「まだだ……まだ!」


◆撃墜
「もう……守れないのか……」

「くっ……俺はまた……何も……」


◆援護防御
「誰一人死なせるものか!」



〜機体〜
機体名称:ラーズアングリフ・レイブン
操 縦 者:同上
B G M:同上
サ イ ズ:M
ボーナス:Wゲージ+50
スロット:3
特殊能力:ビームコート ジャマー 換装 シールド装備


武装説明:ファランクス・ミサイル
     マトリクス・ミサイル
     ヘビィ・リニアライフル
     対艦ミサイル
     ツイン・ソリッドカノン
     集束荷電粒子砲
     シザースナイフ Wゲージ+20
     M90アサルトマシンガン Wゲージ+35
     リニア・ミサイルランチャー Wゲージ+35
     M13ショットガン Wゲージ+25
     ブーステッド・ライフル Wゲージ+35
     チャフグレネード  Wゲージ+30
     

機体説明:射撃の得意なショウヤのために通常のラーズアングリフ・レイブンから更に限界まで武装を搭載してり、「撃つこと」と「守ること」が得意なスタンスのショウヤにとっては相性抜群な機体。
通常とは違いショウヤのパーソナルカラーである藍色になっている。
右肩に重なった銃と盾のエンブレムがある。




 お初にお目にかかります。このたび初めて投稿させていただきます「赤兜」と申します。
大変おもしろそうな企画でしたので、自分の愛機で参戦させていただきたく、投稿させていただきました。
機体はゲーム中で装備させていたものを付けました。武装が多い?趣味だ(キリッ
初めてなものでおかしな点が多々あると思いますが、こんなんでよければ使っていただけると幸いです。
2012/04/06(Fri) 18:12:50 [ No.938 ]

◆ 無題 投稿者:kirisaki  引用する 
フリードリヒ 氏  名:ベイル・シュノームベルト 
C  V:杉崎和哉
B G M:我ニ敵ナシ
性  格:楽天家
年  齢:18歳
身  長:158cm
体  重:51kg
髪  色:白
眼  色:黒
成  長:射撃系・格闘重視型
エ ー ス:獲得資金+20%
精  神:集中・応援・感応・直感・祝福・再動
ツ イ ン:同調
特殊能力:強運
――――:ガンファイト
――――:援護防御
――――:Bセーブ
――――:援護攻撃
――――:ヒット&アウェイ
エンブレム:髑髏を咥えた蛇
P  R:
DC戦争時代は、アキトの部下、奇襲作戦の際には、アキトとともに先陣に立ち、
クレイルとも立ち会った経歴がある。
やや、正確に難があり、基本は楽天的だが、一度、戦闘を始めると、チンピラになる。
エアロゲイター襲来後も、アキトの部下でいたが、L5戦役後、アキトの消息を見失うと、
そのまま連邦に残る。

≪ボイス≫
通常
「それもまた一興、楽しければいいんじゃねぇか」

「戦争ってのは同レベルのところでしか起きねぇ」


≪戦闘≫

「やんのか、くそ坊主が」

「&#25620;っ捌く!」

「ブチ抜くぞッ!」

☆攻撃

「銃ってのはなぁ、撃ってあたればいいんだよ」

「こいつが俺の奥の手よ、その首おいてけやぁ」

「まさか、不意打ちを卑怯だなんていわねぇよなぁ!」

☆回避

「どこ見てやがんだぁ、俺はここだ」

「あたってやれるほど、甘ちゃんじゃねぇんだ」

☆被弾

「よくもブチ当てやがったな…、その喉笛掻っ切るぞ」

「っち、当たったか、まだ動けるなら、いくぞっ!」

「っく…ぶっ殺してやる…」

☆撃沈

「っけ・・・負けち…まったぜ」

「こんな…こんな終わりなんざ、みとめねぇ!」


機体名称:アルブレード・ソワール
操 縦 者:ベイル・シュノームベルト
B G M:
H  P:3500
E  N:120
運 動 性:120
装  甲:1150
移 動 力:陸6
タ イ プ:陸
地形適応:陸A 空A 海B 宇宙A
Wゲージ:170
サ イ ズ:M
機体特性:格闘
ボーナス:Wゲージ+30
スロット:4
特殊能力:なし

武装説明
・バルカン(頭部バルカン)
・ダブルM950マシンガン(両手持ち、不可能なら1丁で) Wゲージ30
・コールドメタルナイフ Wゲージ15
・チャフグレネード Wゲージ30
・ブーステッドライフル Wゲージ35
・ダブルGリボルバー Wゲージ30
・スパイダーネット Wゲージ30
・ブレードトンファー



機体名称:アルブレードC・ソワール
操 縦 者:ベイル・シュノームベイル
B G M:
H  P:4000
E  N:170
運 動 性:130
装  甲:1400
移 動 力:空陸7
タ イ プ:空陸
地形適応:空S 陸A 海C 宇宙S
Wゲージ:180
サ イ ズ:M
機体特性:格闘
ボーナス:運動性+20%
スロット:3
特殊能力:盾防御

武器説明:
Gリボルヴァー
Gレールガン
ブレードトンファー
チャフグレネード Wゲージ 30
M950マシンガン×2 Wゲージ 30
スパイダーネット Wゲージ 30
スモークグレネード

アルブレードカスタムのスプリットビームキャノンを取り外し、
ブースト・ドライブとASRS(高性能ECM)
つけさらなる一撃離脱を優先した奇襲型のアルブレードカスタム

お久しぶりです、このたび、ユウさんの小説に参加させていただくためキャラクターを作りました、よろしくお願いいたします
2012/04/03(Tue) 00:37:44 [ No.937 ]

◆ 謎の告知2 投稿者:ユウMK−2  引用する 
フェイト・T・ハラオウン 諸君、アイレム=K=リバーフィン少佐だ。

部隊告知を見て、腕に自信のあるパイロット達が来てくれた事を私は大変嬉しく思う。
人も集まり、有象無象の集団だった我々がようやく『一個の部隊』として機能し始めるだろう。
だが、上層部の動きなどによって変わってしまった点等も存在する為、不躾ながら書面でその説明を行う。

どうか、ご了承願いたい。




地球連邦軍第13独立機動遊撃部隊

旗  艦:スペースノア級万能戦闘母艦・壱番艦『シロガネ』
総司令官:アイレム=K=リバーフィン
所属部隊:ATXチーム
――――:CRBチーム
――――:スターズ小隊
――――:ライトニング小隊
――――:ロングアーチ

〜部隊概要〜
●ATXチーム  部隊長:クレイル=ウィンチェスター
 ATX計画で生まれた機体を運用する為に設立された部隊なのだが、今や『高い機動性と攻撃力を生かして敵中枢を攻撃する部隊』
となっていしまっている(※何の因果か、当初の目的だったATX計画に連なる機体が集まっているのは皮肉といえば皮肉である)
敵陣突破や敵中枢への攻撃を主とするだけあって、あらゆる攻撃が飛び交う最前線に常に立たなければならない為、危険度は非常に高い。


●CRBチーム  部隊長:アキト=アイザワ
 主な任務は遊撃だが、他部隊の状況を見て援護や敵を引き付ける囮・壁役等、多岐に渡って行動する判断が求められる忙しい部隊。
ATXチームほどではないが前線近くまで向かう事が多いため、それなりに危険が多く、隊員各位に状況判断能力が求められる。
多種多彩な機体がごちゃ混ぜになって配属されており、統一感が感じられないカオスになっているのも特徴。


●スターズ小隊   部隊長:高町 なのは
●ライトニング小隊 部隊長:フェイト=T=ハラオウン
●ロングアーチ   部隊長:八神 はやて
 特殊戦技教導隊とは別の『人材を育てる事』に特化したアグレッサーグループなのだが、戦乱による人材不足の為に実戦に駆り出されている。
それぞれの部隊の隊長たちが長く続いた戦乱を潜り抜けてきたベテランの為、実戦経験は豊富だが……その教育は非常にスパルタ極まりない。
戦闘では後方任務を選任とするが、戦場となる場所が場所なので所詮『比較的安全』程度の物でしかない。



なお、部隊変更に伴って元々、参戦予定だった『R−TYPE』関連の物が参戦出来なくなってしまった。
その代わりにACEシリーズやその他、数種のものから機体やザコ敵等を引っ張ってくるらしい。

各員、その事を念頭に入れて作戦に臨んでほしい。




〜辞令〜
 下記に記載された者をそれぞれ、左記の部隊に配属する物とする。

アリエス=ハイペリオン殿  ATXチーム
アオイ=オトハ殿      CRBチーム
皇 陣耶殿         CRBチーム
ハヤト=アカミヤ殿     CRBチーム


                                  以上




〜作者の質疑応答コーナー〜
Q:色々な所から持ってくる、の詳細をkwsk
A:主にアーマードコア5の主任とか、主任とか、主任とか

Q:今度はACかよ
A:愛してるんだ、君達をォォォォォォォォ!

Q:辞令出ちゃってるけど、締め切り?
A:ドラクリ終わるまででござりまする

Q:ギャルゲキャラはどこぞ?
A:ましフォニはリリカル三人娘の所、ドラクリはATXチームに

Q:筆者はアホ
A:何を今更
2012/03/27(Tue) 12:25:06 [ No.932 ]
◇ 辞令書 投稿者:Lowe  引用する 
武 「失礼します。────1431時、アリエス=ハイペリオン出頭しました」
「……そこに置いた書類にサインしろ」
「…? ……これは……」
「貴様への辞令書だ。来週から貴様は転属だよ」
「ほう。また転属ですか。自分もそろそろ慣れてきました」
「黙れ虚け者。……いいからさっさと受領のサインをしろ」
「はい。────ほほう、これはこれは」




『発:新西暦×××年 ××月××日 地球連邦司令部

Aliece=Hypelion

上記の者、地球連邦軍第13独立機動遊撃隊司令・アイレム=K=リバーフィンの要請により、同部隊隷下・ATX隊への転属を命ず』

「…………(サラサラ」

受領サイン
~Aliece=Hypelion~


「はい」
「……確認した。ではさっさと下がって荷物を纏めろ。配属自体は来週だが、明日の便で発ってもらう事になっている」
「了解しました。────今までお世話になりました」
「本当にな……貴様のせいでどれだけ胃を痛めたか。昨日だって……」
「失礼します」
「……」



「連邦軍きってのイカレ部隊と名高い第13部隊、しかもATXチーム、か────地上・宇宙の別無くあっちこっちを飛び回る便利屋、またの名を誰が言ったか独立愚連隊……。────ふふ、楽しい事になってきたな。今日は快眠できそうだ」



「────類は友を呼ぶ、か。ま、こちらとしてはロクでなしの厄介払いが出来て大歓迎だがな」



※ACVの主任って事は木ィ原くゥゥゥゥン!!?
木ィ原くゥゥゥゥンじゃないですか!やったー!
体験版の頃からして輝いてましたよね(ぇ
そして我らがアリエス君がドラクリのエリナちゃんと姉妹に(わざと)間違われ弄られる未来予想図が確定的に明らか。エリナちゃん本人からも弄られるのはもっと確定的に明らか…………うん、素晴らしい(ぁ
エロに興味津々とかご褒美じゃないですか!やったー!(^^;フーッ(^^;フーッ
あと美羽(ドラクリの方)にはセクハラ発言の時全く赤面しないからアリエスを手強いとか勝手に思われてそうwww



「────ん、そうだ。どうせならシュヴェルトヴィントで直接飛んで行くか♪」
「おいィィィィィィィィィィィィィ!?」



※04/02追記  一番大事な事書き忘れんなと言われたので;
以下↓
『性格について:
彼は主人公というよりも、主人公の戦いを陰で支える縁の下の力持ち的なポジションに着くことが多く、かつ自身もどちらかといえばそういう立ち回りを好んでいる。曰く、『主人公が主人公らしい事をするための助けになるのが趣味』との事。そんな事を言う彼自身だが今のところ友達らしい友達が一人もいないのはご愛嬌。

普段の振る舞いは例えるならばイルムガルト・カザハラに似ており、飄々かつクールで人をからかうのが大好き、時にひょうきんな振る舞いさえ見せ、かつ必要とあらばかつての仲間・友軍はおろか民間人や自分の恋人(一度も出来てないけど)さえ撃つ程に割り切る事の出来る現実主義的で冷徹な軍人である。
だが一般市民的な正義感や義侠心と無縁というわけではなく、むしろその逆で、作戦遂行と犠牲を最小限に抑えるという二つの項目を満たし得る範囲でなら、『助けられる命なら助けた方がいい』とか『洗脳されてて襲いかかってくるけど大切で取り戻したい人だから取り戻す』とか、凡そ『熱血系主人公的』と言えそうな事のために躊躇無く、文字通り命を投げ出せるほどに情熱的な一面を秘めている。というか、必要となったなら致死率99%の自爆とかでも迷う事無く実行できる程に思い切りがいい。よく使われる言い方をするなら、『一見非常にクールで冷徹だが内には熱いものを秘めている』、といったところだろうか。というか熱血通り越して激情家?
しかしその一面は前述した冷徹な部分とはおよそ真逆に位置する様なもののため非常に激しい二面性を持っていると言え、このギャップを丸ごと受け入れられる様な人間でなければ友人になる事は出来ないだろう。
普段の授業ではだらけまくるのに体育祭などイベントでは超張り切る学生みたいなもん、と言えば通じるだろう。多分。

またシステムエンジニア的な側面を持ち、特に戦闘能力を強化する類の────AMNorODEシステムやゲイム・システムなど────マン・マシン・インターフェイスに対しては無類のカウンターシューターと化す。その秘密は自身の知識と経験を活かした上で、超小型量子並列演算コンピューターを内蔵した自作のストレージデバイスと共同で行うクラッキングにある。このため、例えばOG1のヴァルシオン改withシャイン王女のような、システムに大きく依存した戦闘を行う敵はほぼ確定で無力化できる。但しシュヴェルトヴィントが電子戦機ではないために無線からのクラッキングが出来ず、そのため機体の両側頭部に搭載したランチャーから放つ小型のクラックニードルを介しての半有線強制アクセスが必要となる。しかしこのニードルは有効射程距離が十メートルと非常に短いためほぼショートレンジまで突っ込んでから撃ち込まなければいけない、何だか本末転倒な装備である。それ故に格上かつその手のシステムを使う連中には友軍の援護が必要不可欠となり、強いんだか弱いんだかよく分からない特技と言える。ある意味彼らしい。
そして、それは即ち素の戦闘能力のみで戦う連中、例えば旧戦技教導隊のような変態共に対しては全くの無力である事も意味する。ほぼ確実に近付く前にねじ伏せられる事だろう。』

長いもげろ。
一番とか言っておいて項目が複数あるって何故だ。

個人的にアリエスの性格のギャップ具合に関しては、ドラクリのエリナルートをクリアすると何となく理解できるかも知れません。提供主に見せたら『あーこんな感じ』って言ってくれたので。
2012/03/28(Wed) 07:17:09 [ No.933 ]
◇ Re: 謎の告知2 投稿者:最弱娘  引用する 
美緒 【海鳴市 喫茶『翠屋』店内】

カウンター席に一人の少女が
「あのーわたし少女って年齢ではないのですが・・・・ああ・・いえ・・なんでも」
外見中学生がシュークリームをおいしそうに
かぶりついていた。・・・・口いっぱいにクリームをつけて。
「・・・ひどいですの・・・」

そんな姿をあきれつつ話に入ってくる店員
『なにっ本当に入隊したの!!で何所の部隊?』
「地球連邦軍第13独立機動遊撃部隊だそうですの」
『うーん・・・これでオトハとはお別れかー・・・おいしい人を亡くしたワ』
「あのーまだ死んでませんし、何ですの?おいしい人って」
「それでですね 忍さまにお願いがありまして・・・」
『なに?なんでも忍ちゃんに言ってみなさい・・・でも恭也はあげないよ』
「いえっそんな滅相も無い事考えてませんの」
『でなにかな?』
「あのですね・・・・・・恭也さんと・・・手合わせおねがいしたいなーーーと」
『ん?なんで私にお願いするの?』
「さすがに海鳴市街で機体使えないので・・・ その・・・」
『ああっ うん!いいわよ 忍ちゃん特製体感大型筐体使っても』
「ありがとうございます 忍さま〜」
横にはいつの間にか皿の回収から戻ってきた恭也に向かって
『いいよねっ恭也は?』
『俺はかまわないが・・・操縦はにが『ってことで恭也には忍ちゃん改修のDMLを使ってもらって・・・・』
「あのーー忍さまっ?今なんて・・・・・・・いえいいですの・・・はい」






4日後【国守山】山中 晴天

『いってらっしゃい オトハ!! おみあげ期待してるからっ!それと機体はそんなにいじってないから安心しなさい』 
「って、いじってるんですのね忍さま・・・・・では行って参りますの。忍さま、恭也さんっああっと、それと愛さんにも伝えてください」
『ああ わかった。・・・・・・アオイ、なのは達をよろしくなっ』
「あのーわたしより上官ですよ なのはさん達は・・・・・・」
忍たちが退避したのを確認してから飛び立つ青いフェアリオン





『うーーーんっと、さてと見送りおわりっと・・・・どうしたの?恭也』
『・ああ・・・』
『今回の筐体は神速も対応再現できたでしょ』
『・・・ああ・・・』
『・・・・・・また一回も攻撃が入らなくてくやしいの?』
『・・・・・・・』
『ほら・・・雫たちが待ってるよ 帰りましょ』
『・・・・・・・』
『やれやれ・・・』
2012/03/28(Wed) 17:30:20 [ No.934 ]
◇ Re: 謎の告知2 投稿者:ツルギ  引用する 
高町なのは 何か書けと周囲から言われた気がしたので一日で仕上げてみた。
以下、妄言。
ていうか辞令受けるだけでどんだけ書いてんだ自分。もっと簡潔で良いじゃない。




 皇陣耶は憂鬱だった。これでもかというくらいに憂鬱だった。




「ありえん……マジありえんって」




 嘆く言葉に力はない。

 この世の終わりの如く負のオーラを背負い項垂れる彼には、はっきり言って近寄り難かった。

 というのも、別に世の理不尽に絶望したとか上司の嫌がらせに嫌気がさしたとか今日の弁当に大嫌いな物があったとか天気予報が宛てにならなかったとか、そんな事では断じてない。

 これにはきちんとした理由がある。

 そう。それは数時間前に直属の上司に呼び出された時の事―――




















『は? 出向?』

『はい、出向です』




 そう言ってニコリとひまわりを連想させるような雰囲気で可憐に微笑むのは陣耶の直属の上司、カリム・グラシアだった。

 呼び出しを受けて何事かと来てみれば、第一声が『出向です』である。

 聞き返したところで今の有様。

 さっぱり状況が分からない。




『よし待て、ちょっと待て。状況を整理させてくれていうかいきなりすぎて訳分かんねーのだが』

『私が貴方を呼び出した
 ↓
 出向辞令を言い渡した
 ↓
 現在質疑応答中←今ココ

 おーけーです?』

『わっかりづれえ表現すんなよ!?』

『三行で纏めたじゃないですか。褒めて褒めて』

『誰が褒めるかっ』




 無邪気に笑おうと突っ込むところは突っ込む。

 そんなコント染みた上司と部下にあるまじきやり取りの後、きちんとカリムに説明を受けた陣耶はようやく状況を呑み込めた。

 曰く、上からの要請でこちらから一人を新設部隊に送り込む事になったらしく、それに陣耶が抜擢されたらしい。

 そして呼び出したのはその旨を本人に通達する事と、それに対する返答の受諾が目的である。




『ていうかまた出向かよ。こないだあいつらんとこ行ったばかりなんだけど』

『それだけ私が貴方を信頼しているという事ですよ、陣耶さん』

『よく言う……で、出向先は』




 カリムがその言葉に促されて空間パネルのボタンを一つ押す。

 すると別のパネルが空間に投射され、そこに映っているのは一つの戦艦だった。

 それを示しながら彼女が言う。




『スペースノア級万能戦闘母艦・壱番艦『シロガネ』を旗艦とした地球連邦軍第一三独立機動遊撃部隊。部隊名は……まだ無いようですね。

 今回貴方に赴いてもらうのはその部隊の中にあるCRBチームと呼ばれる小隊になります』

『第一三ってーと……頭のネジが飛んだのが多いとかで有名な独立愚連隊とか言われている、あの第一三か』

『ええ、その第一三独立機動遊撃部隊です』




 陣耶としてもその部隊の噂はそれなりに耳にしていた。

 毎度毎度前線送りの地獄巡り。厄介者の掃き溜めなどとも揶揄されており、そんな境遇ながらも驚異の生還率を誇っているとか。

 また、実験部隊の側面もあったはずである。

 新兵器や新機体の実地運用などを一手に引き受けており、そのデータで軍は更に研究を進めているらしい。

 データが取れれば万々歳。たとえ全滅しても厄介払いなのだから懐は痛くない。

 文字通り、軍にとっては都合の良い部隊なのだろう。




『そんなところに俺を送り込むとは。これはいよいよ厄介払いと見て夜逃げの準備をした方が良いか?』

『またそんな欠片も思ってない事を。大丈夫です、貴方なら生きて還ってこれますよ』

『だと良いがね。ま、とにかく引き受けたさ。直属の上司からの辞令なら断るに断れねえしな』




 笑顔で差し出された書類に目を通し、不備が無いのを確認してからサインする。

 これで、次の出向任務の内容は決定した。

 地獄巡り部隊と名高い第一三独立機動遊撃部隊へと出向だ。




『詳しい日程などは後日、貴方の端末に転送しておきます』

『りょーかい。じゃあ……』




 ここで失礼するわ。

 そう言おうとした矢先に……




『はいっ、今から一緒に電鉄をやりましょうっ!』




 カリムがキラキラと輝く笑顔を見せながらゲームソフトを取り出してきた。




『やらねえよ!? 部下の目の前で堂々と仕事をサボる宣言するなよ! いやだから断られたからって悲しそうな顔してもダメ!!

 上目遣いしても駄目だからな廃人騎士!!』

『ぶー……陣耶さんはけちんぼです』

『普通ここまでカミングアウトしないからな……!?』




 まったく仕方ないですねー、と肩を落としながらカリムはしぶしぶと取り出していたゲームソフトを机にしまう。

 いつまで経ってもこの上司は変わらないなと思いながら、今度こそ陣耶は背を向けた。

 ドアを開けて退室する。その前に一言。




『そんじゃ、いろいろやる事ができたんで。またな』




 ひらひらと手を振って扉を閉めた。

 その直前に、




『はい。今は、その身体を休める事だけを考えてください』




 ―――思えば、その時から嫌な予感はしていたのだ。




















「……だからって、この面子は無いだろ」




 今、彼の目の前に広がる空間パネルには出向先の部隊のデータが記されていた。

 簡易的な物であり、隊員の一覧や機動兵器の一覧、スタッフ等々の名前が載っているだけの名簿である。

 が、その記されている名前が問題だった。




『アオイ=オトハ』

『アキト=アイザワ』

『アリエス=ハイペリオン』

『クレイル=ウィンチェスター』

『シック=クローツェル』

『ハヤト=アカミヤ』

『ベイル=シュトームベルト』




 ざっと見ただけでこれだけ。他にも多々。

 ほぼ王位継承権が無いに等しい二三番目の子故に傭兵稼業などやっていた自称三下のお姫様。

 ひたすら暴れたがる蒼き獅子とか言われているどうにも自分の知り合いとも結構交流があるらしい鉄火場軍人。

 天辺無しに強さを追い求める男や刺激的ならOKという理由で命令違反すらやらかした事のある二人組などなど。

 どれもこれも経歴に一癖二癖ある連中揃いであり、果てしなく面倒事の予感しかしない。

 この中に知人が混ざっているというのが彼の憂鬱を更に加速させていた。

 世の中、狭い上に碌な交友が無い。

 帰り際に思いっきり笑顔だった上司の顔が思い浮かぶ。

 ……絶対、分かってて出向させた。それが陣耶の見解だった。




「ま、面倒事はいつもの事じゃない?」




 と、不意に声を掛けてきたのは陣耶の真正面に座る女性だ。

 オレンジのウェーブの掛かったショートヘアに勝気な釣り目がどこかお嬢様然とした雰囲気を醸し出している。

 事実、彼女は生粋のご令嬢であるのだが。




「……うるせーい。お前はアレか、そこまで俺を嬲りたいのか」

「解釈はご自由に。これでも元気づけてあげているつもりなんだけど?」

「ありがたい事で……おかげで元気になりすぎて押し倒しちまいそうだ」

「解釈はご自由にって言ったわよー」




 彼女の名はアリサ・バニングス。

 皇陣耶とは幼馴染であり、他数名と共によく活動を共にしている。

 名簿に記されている人物の情報は自前で集めたものと、彼女の伝手で知らされたものとの両方だ。

 情報支援、後方のバックアップ。そういった意味でもよく世話になっている。




「はあ……松田と武本とすずかはどうよ?」

「いろいろと走り回ってる最中。今回の立件はちょっときな臭いのもあるから、慎重にね」

「見事なまでにごっちゃごちゃだからなあ。まあ向こうにはあいつらもいるみたいだし……」




 そう言って再び名簿に記された名前に目を向ける。

 ズラリと並んだ名前の一覧の中に、一際見慣れた名前がそこにはある




『高町なのは』

『フェイト・T・ハラオウン』

『八神はやて』




 いずれも陣耶やアリサのよく知る幼馴染たちだ。

 陣耶にとってはついこの前まで出向していた部隊の面々でもあるのだから、やはり世間は狭いと言わざるを得ない。

 つまりはそれだけ彼の周囲が異常なほどの人材密集地帯であるという事なのだが……




「ったーく、あいつらがいるから多少マシとはいえ今から胃に穴が開きそうな気分だ。正直かったりいし面倒くせえ。

 これどう考えても俺が扱き下ろされて後始末や尻拭いに走り回るポジだよな。マジありえないんだけど」

「自分の事は棚に上げて……仕事なんだから文句言わないの。出来る男はモテるんだから、やり遂げて見せなさいよ。

 その気が無くてもあの三人と桃色イベントとかあるかもね」

「ねーよ。ていうかそれはつまり? アレか? 俺が頑張ればお前は惚れてやるとでも?」

「さあ? だからそれは貴方の頑張り次第……惚れさせるつもりなら、それが出来るかどうか、ね」

「あーへいへい。下働きは下働きらしくせっせと働いてきますよーっと」




 どうせ賽は既に投げられたのだ。あとはなるようになるしかない。

 なんだかんだとこれもいつもの事であり、いつも通り苦労するだけだろう。

 それに、そもそも部隊構成からして怪しさ満点である。

 今回新たに集められた人員はその元々の所属、得意とする分野などが見事なまでにバラバラなのだ。

 付け加えれば特化型のスペシャリストや問題児が多かったりもする。

 通常、このような部隊が編成されるような事はない。明らかに何らかの目的の下に集められたのだろう。

 こうなればカリムの言も少々怪しくなってくる。彼女は自分が推薦したと言っていたが自分が何らかの目的で呼ばれた可能性も一応はあるのだ。

 普段はアレな割に気の抜けない相手、というのが陣耶の彼女に対する評である。

 そしてこの明らかに異常な部隊が編成された事に何の裏も無いはずがない。更に言うなら確実に厄介事絡みだと断言できる。

 こういった事態に覚えがある陣耶としてはもう驚きはしないが、ただひたすらに面倒事の予感しかしないのは今から少し不安である。




「じゃあ、いつものようにバックアップは頼んだ」

「任されたわ。行ってきっちりと片付けてきなさい」

「あいよ」




 席を立つ。

 数日後にはシロガネに赴き、部隊に着任する事になるだろう。

 窓から空を見上げれば満天の星空が広がっていた。




「鬼が出るか蛇が出るか……今回も碌な目に遭いそうにはねえなあ」

「だけど、やる事は変わらない。でしょ?」

「ああ」




 そう、やるべき事は変わらない。

 皇陣耶に出来る事など今も昔もただ一つしかないのだから。




「待ち受けるのが悲劇だろうが喜劇だろうが何だろうが……全部台無しにして叩っ斬るだけだ」




 悲しみも絶望も、全てを断ち斬る。

 後ろには信頼する大切な人たちがいる。

 それを護るために、自分の日常を護るために、彼は剣を執り戦場へと赴く。




「そんじゃ―――行きますかね」




 こうして。

 彼―――皇陣耶は、厄介者だらけの問題部隊の只中へと放り込まれたのだった。
2012/03/31(Sat) 23:54:51 [ No.935 ]
◇ Re: 謎の告知2 投稿者:シエン  引用する 
八神はやて 地球連邦極東方面軍オフィス。
空がコバルトブルーに染まり始めた頃、二人の男がソファに腰掛けながら話していた。
ひとりは手に持っている紙片に目を漂わせている。興味がないのか目は虚ろだ。しかし、その口元は歪な笑みを浮かべている。

「『諸君、アイレム=K=リバーフィン少佐だ。
部隊告知を見て、腕に自信のあるパイロット達が来てくれた事を私は大変嬉しく思う。
人も集まり、有象無象の集団だった我々がようやく『一個の部隊』として機能し始めるだろう。
だが、上層部の動きなどによって変わってしまった点等も存在する為、不躾ながら書面でその説明を行う。
どうか、ご了承願いたい』ねぇ……」

咥えていたタバコの紫煙を目で追っていたもうひとりは鼻で笑いながらそれに答える。

「オレも、アンタも、悪名高きディバイン・クルセイダーズに所属してたわけだし?
当然こうなるわな? 早い話が厄介払いでしょうよ」

タバコをもみ消した後「でも」と続け、こちらは高慢な笑み浮かべた。

「面白そうなヤツらじゃないか。え? 真面目チャンに? どこぞの王女サマ? ハッ。要はお守りじゃねぇか」

「上には上の考えがあるんだろう。それに、一応軍人もいる」

そう言うと指令書をテーブルに滑らし、対面の男に渡す。
受け取った男はそれを見るやまたも笑い出した。

「軍人ったって、これじゃしょーがないでしょーが。なんだよコレ、なにが『親しい人を護りたい』だ。
お綺麗なこといってりゃ撃たれないのか? 違うだろうが。どんなに綺麗事を言っても撃たれる時は撃たれるし、死ぬ時は死ぬっての」

言いたいことを言って満足したのか、もう一度タバコに火を点け、上官と思わしき男にも食って掛かってきた。

「アンタは、オレに言ったよな? ビアン総帥がヤラれた時『オレと来い』ってよ? 確かに暇はしなかったさ。
L5戦役にアインスト戦役、暇なんかなかったよ。ああ、なかった。でもな、オレが求めてんのはアレじゃねぇ。
あんなんじゃ満足できねぇ、勃たねぇんだよッ」

「わかっているよ。次はもっと刺激的にやるさ。……なぁ、お前もそう思うだろう?」

自分に向けられたものだと思い、答えようとしたのだろうが、その問いが自分に向けられたものでないと気づき、
上官の目が向けられている方へ顔を向けたが、そこには誰もいない。ただ、閉じられたドアがあるだけだ。

「入ってこいよ。まぁ、そう緊張するな。別にとって食おうってわけじゃないさ。ハヤト=アカミヤ少尉」

名を告げるとドアが静かに開き、赤髪の青年が姿を表した。その三白眼には声に出さない怒りが宿っているのがわかる。

「ようこそ。不得要領な部隊『CRBチーム』へ。オレはお前を歓迎しよう」

言いながらソファをに座るよう促すが、青年は頑として動こうとせず、直立不動を貫いている。

面白い。思っていることを表情に出さずに上官――アキト――が睨むような笑みを浮かべていると、
部下――ベイル――が立ち上がり、おもむろに懐に手を入れた。
それを手で制するが、ベイルはアキトの静止を無視し銃を取り出すとハヤトへと照準を合わせる。

「なんだ、その態度は。あ? 上官が座れってんだ。さっさと座れよ」

銃を向けられているにもかかわらず、ハヤトの態度は一向に変化しない。
それがさらにベイルの神経を逆撫でたのか、引き金を――引こうとした。

「……あ?」

「お前が引き金を引くよりも先に、オレがお前の顎をぶち抜くぞ」

一瞬の間に間合いを詰めベイルの顎に拳を当て、獰猛な笑みを浮かべているハヤト。

引くに引けないベイルは二丁目の銃を取り出そうとしたが、それは乾いた拍手によって遮られた。

「そこまでだ。ベイル、ハヤト。それ以上騒ぐようなら、オレも静観はせんよ」

胸糞が悪そうに舌打ちをしながら引いたベイルを余所に、ハヤトは今にも殴りかかってきそうな勢いのままだ。

しかしアキトは背を向け、無造作に置かれていた書類を拾うとハヤトに差し出した。

「お前の承諾書だ。受け取れ。そしてサインをしろ。書くのが嫌でも、無理矢理にでも書かせるがな」

強引な気もするが、こういう輩にはこういう言い方のほうがわかりやすいだろう。つまりは変化球なしの直球だ。

「なんでテメーに従わないといけねぇんだよ。こっちも訳のわからねぇ指令書にイラついてんだ」

「それはお互い様じゃないか。オレらとて、全面的に納得したわけじゃないさ。でも。それでも。納得しなければならない」

「だから、なんで――」

「納得できないなら、納得できるようにすればいい」

「……なんだと?」

「わからないか? 現状が納得できないのならば、後来を変えればいい。簡単な話だろう」

それは軍の命令に背くことを意味する。仮にも中尉である男が言うセリフではない。

今の笑みを見ればそれが嘘だと思うだろう。しかし青年に向けている目が、直向きに本当のことを言っているのだと物語っている。

「おい、本気でコイツを隊に迎える気かよ? オレは認めねぇぞッ」

「言っただろう。刺激的に行くと。さっきのアレでは、満足できなかっただろう?」

「当たり前だ。あんなんじゃまだ満足できねぇよ」

「ならコイツがいれば、また刺激的なことが起こるんじゃないか? お前はどうだ。ハヤト」

黙考していたハヤトはニ呼吸ほど時をおき、捨て鉢気味に言い放った。その顔は心なしか清々しさすら感じる。

「いいぜ。テメーらと一緒なら、オレはもっと強くなれそうな気がする」

承諾書とペンを手渡しながら、アキトは満足そうに頷く。

「ああ、約束しよう」


かくして、問題児だらけのCRBチームにまたひとり、問題児が加わった瞬間であった。


アキト=アイワザ 階級:中尉

≪戦闘≫

「さぁ、来いよ」

「お前に恨みはないが。まぁ、表向き仕事なんでな」

「さぁ、始めようか! 蒼き獅子(クレイル)ッ!!」

☆攻撃

「手始めにオレから行こうか」

「影に紛れる……それがオレのセオリーでな」

「ハッ……ハハハ、アハハハハハハッ!」

☆回避

「当たらんよ」

「テメェ……やる気あるのか?」

☆被弾

「なんだ今のは。そんなものではオレを超えられんぞ」

「……なかなかやる」

「いいぞ、もっとだ! もっと楽しませろッ!」

☆撃沈

「この結末……忘れない……」

「……次でまた会おう。その時は、オレが勝つ」

「蒼き獅子(クレイル)。テメェはやられるんじゃねぇぞ……」


ベイル=シュトームベルト 階級:軍曹

≪戦闘≫

「やんのか、くそ坊主が」

「?っ捌く!」

「ブチ抜くぞッ!」

☆攻撃

「銃ってのはなぁ、撃ってあたればいいんだよ」

「こいつが俺の奥の手よ、その首おいてけやぁ」

「まさか、不意打ちを卑怯だなんていわねぇよなぁ!」

☆回避

「どこ見てやがんだぁ、俺はここだ」

「あたってやれるほど、甘ちゃんじゃねぇんだ」

☆被弾

「よくもブチ当てやがったな…、その喉笛掻っ切るぞ」

「っち、当たったか、まだ動けるなら、いくぞっ!」

「っく…ぶっ殺してやる…」

☆撃沈

「っけ・・・負けち…まったぜ」

「こんな…こんな終わりなんざ、みとめねぇ!」


ハヤト=アカミヤ 階級:少尉


≪戦闘≫


「俺の前に立つとは良い度胸じゃねえか」

「悪いが逃がさねえ、絶対に叩き潰すまで逃がさねえっ!!」

「ここが戦場じゃなければ生きていられたんだろうが残念だったな。くたばれや」


☆攻撃

「加減はしねえ! 最初から全力で行かさせてもらうぜ!」

「潰れろ!」

「容赦なんざしねえ。ああ、死にたくねえからな!」

☆回避

「はっ! そんなもんが当たるかよ」

「俺に当てれねえようなら腕が知れてるなッ!」

☆被弾

「チッ……かすったか」

「あぁ!? しけた攻撃してんじゃねえよ糞が!」

「随分と舐め腐った真似をしてくれるじゃねえかよッ!」

☆撃沈

「ああ……ここまでか」

「所詮俺もこの様か……くはははっはははっはははは」


戯言:
シリウスさん、キリサキさんと共に考え、私が代表して書き起した承諾書劇です。
ちなみにベイルとはキリサキさんが考えたキャラクターであり、ユウさんの認可が降りております。
キャラクター設定その他は後ほど本人から投下させますので暫しお待ちを。
そして……こんなチンピラばかりの隊に配属された方々申し訳ありません。筆者たちは至って、正常な変人ですのでご安心を。
2012/04/01(Sun) 00:31:19 [ No.936 ]

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