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◆ バックレてないよ、本当だよ? 投稿者:ユウMK−2(決戦型)  引用する 
フェイト・T・ハラオウン ※この内容はTOP告知不要にございます

仕事が忙しいぞオルステッドォォォォォォ!!(挨拶

こんばんわ、おはようございます、こんぬずわ、いつも財布は無限獄のユウです。
リアルが死にそうになってるのでSSが打てず、バックレ疑惑も出てるかもしれないのでとりあえず
ドラクリキャラのメカ設定なんか作ったので、張っときます。

妄想ネタの材料にでもしてください。
ついで、第三話はもう少し待ってください orz


妄想ネタでクレイル、出しても良いのよ?(チラッチラッ





氏  名:矢頼 美羽
出  展:DRA−CURIOT!
C  V:夏野 こおり
B G M:無限のフロンティアより『白銀の堕天使Ver.EF』
性  格:超強気
成  長:射撃系万能型
エ ー ス:援護攻撃の与ダメージ+10%、射撃攻撃のダメージ+10%
精  神:必中、ひらめき、信頼、熱血、狙撃、愛
ツ イ ン:同調
特殊能力:援護攻撃
――――:収束攻撃
――――:ガンファイト
――――:アタッカー
――――:E−セーブ
――――:B−セーブ
P  R:
 クレイル=ウィンチェスター駆るアルトアイゼンと対になる高機動型の砲戦機、ヴァイスリッタ―駆るコールナンバー・アサルト4の少女、17歳。
リョーヤ・アマミヤ、御風エリスとは同期であったが、ほとんど会話を交わすこともなく各々の部署に配属された(お互いに存在を把握している程度)
士官学校時代から射撃能力に高い適性を見せ、将来を羨望されるも、意地っ張りが災いした対応を繰り返した結果、周囲から人間が離れた経緯がある。
士官学校を経て、アクアエデンに配属され軍人としての日常を過ごしていた結果、出張に来ていたリョーヤ=アマミヤの目にとまり、高機動型砲撃機
ヴァイスリッターのパイロットの適性があると見いだされ、クレイル=ウィンチェスターの承認を経た上でATXチームに配属される事となり本人は
困惑しつつも生来の意地っ張りな性格から状況に対する熱意を見せており、それを時折上官であるクレイル=ウィンチェスターにからかわれている。


機体名称:ヴァイスリッター・アーベント
操 縦 者:矢頼 美羽
B G M:無限のフロンティアより『白銀の堕天使Ver.EF』
H  P:4200
E  N:150
運 動 性:125
装  甲:950
移 動 力:7
タ イ プ:空・陸
地形適応:空・S 陸・B 海・C 宇・S
Wゲージ:50
サ イ ズ:M
機体特性:射撃
ボーナス:固定武器の残弾+2
スロット:2
特殊能力:ビームコート(※1000までのB属性ダメージ軽減)

武装説明
スプリットミサイル    (中に多数の子弾を収めた特殊ミサイル。より多くの子弾を内蔵したATX型)
三連ビームキャノン    (左腕に搭載された速射効率の高いビームキャノン)
パルチザン・ランチャーE (パルチザンランチャーの収束エネルギー砲で敵を薙ぎ払う)
パルチザン・ランチャーB (パルチザンランチャーの実弾砲による射撃を行う)
パルチザン・ランチャーX (パルチザンランチャー最大出力形態による砲撃を行う)

機体説明
 アルトアイゼンと対になる形で開発・設計された高機動砲戦機であり、飛行能力と高い機動性・運動性を備えた『ヴァイスリッター』の強化改修機。
新型テスラ・ドライブを実装する事で更なる機動性・運動性の向上を実現させ、大出力ビーム砲形態を備えたパルチザンランチャーによる火力の向上
を実現させているが、根本的な問題だった『脆弱な装甲による致命的な耐久力の低さ』は改善されておらず、被弾は即時撃墜の危機に繋がりかねない。
こちらも余剰ペイロードを切り詰めて性能向上させているが、アルトアイゼン・ナハトほどでは無いので『一応ながら』共有武器の携行は可能である。
高速機動を行いながら攻撃を行うと言う、パイロットの技量が求められる機体なのは相変わらずであり、ATX系列機体の宿命とも言うべき扱い辛さ
を継承しており、当機もやはりパイロットを選ぶピーキーな仕様の機動兵器へと仕上がっている。





氏  名:エリナ=オレゴヴナ=アヴェーン
出  展:DRA−CURIOT!
C  V:鈴木 恵莉央
B G M;第二次SRWZ・クロウ=ブルースト専用BGM『CLOSE GAME LIFE』
性  格:楽天家
成  長:射撃系格闘重視型
エ ー ス:獲得資金+25%、気力130以上で与ダメージ1.1倍
精  神:集中、加速、直感、友情、熱血、脱力
ツ イ ン:大激励
特殊能力:強運
――――:ヒット&アウェイ
――――:ガンファイト
――――:アタッカー
――――:E−セーブ
――――:B−セーブ
P  R:
 ATXチーム所属となった戦闘用機動兵器ブラスタのパイロットの、ロシア出身の少女、コールナンバーはアサルト5、本人は6が所望だった。
強化人間系列の機関に所属していた経緯を持つが、本人はそれをあまり気にしてはいない。(所属機関はクロウ=ブルーストにより壊滅されいる)
その経緯から、士官学校へ入るまでの間、彼から機動兵器の操縦技術、戦闘機動『ACP・ファイズ』に加えて銃器の扱い方等を伝授されている。
士官学校に入学するも、その生い立ちより周囲に疎まれ右往左往していた際にリョーヤ=アマミヤ(及び御風エリス)に世話を焼かれていた経緯を持つ
前述の訓練の甲斐あって射撃に対する能力は高いものの、説明が抽象的・擬音だらけで何を言っているか分からないとは隊長であるクレイルの発言。
銃の展示会に行く趣味もあるが、それに同伴してくれるのがクレイル・ウィンチェスター及びリョーヤ・アマミヤ程度しかいないことが悩み。



機体名称:ブラスタ
操 縦 者:エリナ=オレゴヴナ=アヴェーン
B G M:第二次SRWZ・クロウ=ブルースト専用BGM『CLOSE GAME LIFE』
H  P:4800
E  N:160
運 動 性:115
装  甲:1100
移 動 力:8
タ イ プ:空・陸
地形適応:空・A 陸・A 海・A 宇・A
Wゲージ:――
サ イ ズ:M
機体特性:射撃
ボーナス:移動力+1、EN回復・小追加
スロット:2
特殊能力:シールド防御可能

武装説明:
バンカー・ブレイク    (シールドの先端を射出し、敵を攻撃する。なお、射出せずにそのまま攻撃する事も可能)
EAGLEショット    (電磁加速式ガンランチャーによる射撃。非常に高い初速と威力の高い弾を発射可能)
ベイオネット・スパイカー (EAGLEより電磁ネットを射出し、スタンロッドを撃ち込んで高速。そしてビームランスを生成して突撃する)
クラッチ・スナイパー   (ロングバレルジャケットを装着したEAGLEによる狙撃を行う)
ACP・ファイズ     (とある男がエリナに教えた戦闘機動パターン。曰く『呆れるほど有効な戦術だぜ……』)
SPIGOT−VX    (四基のSPIGOTと共に連携攻撃を行い、最後にSPIGOTによって強化されたスパイカーで貫く)

機体説明:
 技術特区領アクアエデンにある機動兵器企業『シエン・インダストリアル』が開発した高機動型の機体であり、優れた機動性と単独飛行能力を持つ。
元々はアクシオン財団第13防衛研究所『スコート・ラボ』にて開発・建造された機動兵器だが、同財団が解体されてスコート・ラボが独立した際に
シエン・インダストリアルがスコート・ラボを買収した事により、同社にて製造・販売される経緯となり、アクアエデンに少数が卸された経緯を持つ。
索敵能力・情報分析能力に加えてステルス性能まで併せ持つ機体であり、あらゆる状況下において単独で敵と交戦し、その情報を持ち帰る情報戦闘機
としての側面を有する等、非常に高性能ではあるがその充実した装備故に一機あたりの製造コストが凄まじく、そして整備性も悪いと言う欠点もある。
新型の電磁加速式ガンランチャー『EAGLE』を装備しており、銃身や弾装を組み替える事で近距離から遠距離まで幅広く対応し、距離的な死角の
無い、安定した戦闘行動を行える機動兵器に仕上がっている(※そのお陰で更にコストが高くなったのは最早、冗談の領域に達している皮肉だろう)
過剰な出力を誇る機体ジェネレーターが生み出すエネルギーを生かすべく、SPIGOTと言うリング状の随伴機がセットとなっており、多彩な攻撃
が可能になっているが……言うまでも無く、この装備によるコストも当然の如く高価であり、開発元が如何に性能だけしか考えていないか窺い知れる。





氏  名:ニコラ=ケフェウス
出  展:DRA−CURIOT!
C  V:浅野 ゆず
B G M:SRW・SC2 ケイジ=タチバナ専用BGM『まだ見ぬ明日の歌』 
性  格:超強気
成  長:格闘系万能型
エ ー ス:格闘攻撃のダメージ+10%、最終被ダメージ−5%
精  神:努力、ひらめき、直感、友情、熱血、激励
ツ イ ン:魂
特殊能力:インファイト
――――:アタッカー
――――:リベンジ
――――:闘争心
――――:E−セーブ
――――:サイズ差補正無視
P  R:
 ATXチームに所属する少女、年齢は17、コールナンバーはアサルト6、漆黒のヴェールを纏いし夜の支配者を自称するも、誰も呼ばない。
子供のころから戦隊ものやロボットアニメに憧れたことをきっかけに軍関係の進路を希望し、努力を重ねて結果をたたき出してきた経緯を持つ。
そんな経緯を持っている故に重度の中二病という不治の病を患っているが、それ以外の部分に関してはいたって常識的な感性を持っている苦労人。
戦闘中に叫ぶ、機体の武装に妙な名前をつける、大出力の攻撃時に独自の必殺技の名前を声に出す(偶に噛む)といった悪癖があるが、直す気なし。
それでいてメンタルはあまり強くはなく、細かい突っ込みを入れられることで部屋の隅でいじけていたりする。なお立ち直りは超絶的に早い。
配属前には男装をしていたが、今回専用機を受理する際の条件として、しっかり女性士官服を着ることを提示され、苦渋の選択の上受諾した。
 


機体名称:ハバキリ
操 縦 者:ニコラ=ケフェウス
B G M:SRWSC2・ケイジ=タチバナ専用BGM『まだ見ぬ明日の歌』 
H  P:6000
E  N:180
運 動 性:100
装  甲:1600
移 動 力:6
タ イ プ:空・陸
地形適応:空・A 陸・A 海・A 宇・A
Wゲージ:――
サ イ ズ:M
機体特性:格闘
ボーナス:装甲・運動性+15%
スロット:2
特殊能力:剣装備

機体武装:
ブラスター・ショット  (腕部から発射されるマシンキャノン。牽制目的で使用される)
クレスト・レーザー   (頭部のクリスタルから放たれる長射程のレーザー)
屠竜之太刀       (手に握る実体剣。ハバキリのメイン武装である)
コア・スタナー     (腹部から大威力と高出力のビーム砲を放ち、攻撃する)
ソニック・スラッシャー (屠竜之太刀による連続攻撃を行い、最後に横一文字に薙ぎ払う)

機体説明:
 グルンガスト系列とは違う計画で生み出された特機型機動兵器であり、実体剣『屠竜之太刀』と高い機動性を生かした近接格闘戦を得意としている。
十分な本体出力に加え、激しい攻撃にも耐えうる堅牢な装甲を備えた特機のお手本とも言うべき機体であり、更に単独飛行すら可能な機動兵器だった。
ロールアウトされた試作機をテストを行っていた際、テストパイロットとして乗り込んだ人間全員が不調をきたし、それでも乗り続けた者が危篤状態
に陥ってしまい、この事実を重く受け止めた開発陣は機体に封印処分を施した後、破棄しようとするのだが、テスラ・ライヒ研究所の科学者達が原因
究明の協力を申し出て、当機のジェネレーターがパイロットに影響を与えている事をつきとめ、グルンガスト用の大出力型プラズマ・リアクターへと
換装を行う事でようやく『まともに扱える機体』へとなったが、曰く付きとなってしまった当機に乗ると言う人間は誰一人として居なくなってしまう。
長らく使用される事の無かった機体が巡り巡ってアクアエデンへと回され、そして今回、ニコラの機体として受領・配備される事になった経緯を持つ。





氏  名:稲叢 莉音
出  展:DRA−CURIOT!
C  V:鮎川 ひなた
B G M;SRWOGs・ヒュッケバインMK−U専用BGM『VANISHING TROOPER』
性  格:強気
成  長:格闘系射撃重視型
エ ー ス:最終命中+10%、最終回避+10%
精  神:熱血、信頼、祝福、直感、突撃、加速
ツ イ ン:連撃
特殊能力:インファイト
――――:ガンファイト
――――:アタッカー
――――:見切り
――――:E−セーブ
――――:B−セーブ
P  R:
 今回の引き抜きでATXチームに所属する事となった、元アクアエデン所属の少女。コールナンバーはアサルト7、搭乗機はエクスバイン・L。
エリナ=オレゴヴナ=アヴェーンと同様の機関に所属しており、同期。しかしながら射撃の適性は低かったため、代わりに合気道を習っていた。
世話を焼いてくれた先輩であるリョーヤ・アマミヤ及び御風エリスを慕っており、今回の異動においてリョーヤの名前が出たことから即座に受諾
を行い、その後に御風エリスが合流したことを心から喜んでいる。(リョーヤやその件を関知していなかったが、伏せておくことに決めている)
周囲のことをとても大切に思っており、面倒なことを自分から買ってでる部分をもつ、ただし書類仕事は苦手(エリナ、エリスも同様だが)
リョーヤ・アマミヤから教わっていた料理は趣味となっており、時間の暇を見つけては調理を行い、同部隊の面々に差し入れをしている。



機体名称:エクスバイン・L
操 縦 者:稲叢 莉音
B G M:SRWOGs・ヒュッケバインMK−U専用BGM『VANISHING TROOPER』
H  P:4100
E  N:160
運 動 性:120
装  甲:1300
移 動 力:6
タ イ プ:空・陸
地形適応:空・A 陸・A 海・B 宇・A
Wゲージ:130
サ イ ズ:M
機体特性:回避
ボーナス:装甲・EN+10%
スロット:2
特殊能力:G−テリトリー
    :換装

武装説明:
ツイン・バルカン      (頭部にあるバルカン砲。ミサイル迎撃、敵機への牽制に用いられるがほとんど空気)
ロシュセイバー       (高出力型プラズマソード。有効射程が長いが消費もそれなりに高い)
フォトンライフル・S    (改良型の専用フォトンライフル。速射性と射程の長さが優れている)
ファング・スラッシャー   (左腕に搭載された投擲武装。ZOの刃を展開して敵機を切り裂く)
グラビトンライフル・Bst (母艦より射出される重力波ライフル。広範囲に重力波を照射する)

機体説明:
 T−LINKシステム、そしてトロニウム・エンジン等の装備を取り除き、一般のパイロット用に調整が施された廉価版のヒュッケバインMK−V。
それ等の装備が排除された以外はヒュッケバインMK−Vとの差異は無く、機動兵器としての性能は極めて高い上、単体での飛行能力まで有している。
元々はデータ採取用に製造された物だったが、今回の戦いが始まったと同時に稼動データ採取の為にATXチームに配備される事になった経緯を持つ。
大気圏内、強いては重力下での稼動データとテスラ・ドライブ内蔵バックパックによる飛行試験、そして実戦データを採取するのが目的なのだろうが
非常に汎用性の高い当機は癖の強い機体ばかり集まるATXチーム内で重宝されており、カーク=ハミル博士の思惑通りに各データ採取は進んでいる。
現在、月面でAMボクサーやAMガンナー等、各種AMパーツを装備した状態でのテストが行われており、そのテストが終了した際に此方にそれ等を
手配して貰えるらしい(※無論、ただでは無くエクスバインの各データをカーク=ハミル博士に提供する事と引き換えではあるが、些細な問題だろう)





〜恒例の作者の質疑応答コーナー〜
Q:「ね、ねぇ!私の機体は!私の機体は無いの!?」  質問者:布良 梓
A:世に平穏のあらんことを

Q:三話投稿はいつだヴォケ
A:時間なさ過ぎワロタ……ワロタ……

Q:「そろそろ、私たちの機体の設定つくろうよ」  質問者:高町 なのは
A:orz

Q:作者は厨二病
A:何を今更
2012/07/28(Sat) 23:06:36 [ No.1000 ]

◆ もしもオサレ師匠の描いたツルギンSSにありがちなこと 投稿者:kai  引用する 
セイン ・作者の霊圧が…消えた…

・SSの前にツルギ師匠のポエムが始まる

・背景が真っ白

・タイトルが「スペイン語」

・チャドのデバイスが…消えた…

・チャドのカートリッジが…消えた…

・チャドの魔力が…消えた…

・陣「 変 身 !(セットアップ) 」

・ケーニッヒを刺したと思ったら雛森を刺していた



・主人公がデバイスを手に入れたのもなのは達と知り合えたのも月島さんのお蔭
<それを否定すると周囲の人間が物凄く切れて「謝れ」コール

・女性キャラはほぼ奇乳

・物語後半で強そうなナンバーズが出てくるも実はたいした事ない
<また戦闘中に数字が変化するも大した意味はない

・ 集団戦が始まるかと思いきや各所で1対1になる

・戦闘中にトレイターの特訓が始まる

・ケーニッヒを倒してもまだ物語の序章

・オリ敵がやたら多い
<またオリ敵の大半に幼女の部下がいる

・戦闘はいかに強い魔法や技を使用するかよりいかに「オサレ」に戦うかで強弱が決まる

・敵の変身→アランカル化

・ディバインセイバーの詠唱から発動まで3話

・戦闘中に変な幼女3人が大物っぽく出てくるもあっさりボコボコ

・敵を倒したら月島さんが倒した事になっている

・やっとケーニッヒにSLBが決まったと思ったら超長い過去編突入

・戦いが終わった後、1人戦場に置き去りされるキャラがいる

・セットアップするとデバイスが13qになる
<すんません…言うたほど長く伸びません…

・魔法発動に1話 1戦闘終了に25話  3期終了まで2
50話  251話から無色編
<無色編の前にリハビリ編が数十話入る

・青い子「見て見て!…このデバイス!…命を刈り取る形をしてるだろ!!」

・デバイスを構える前に互いに自己紹介

・「俺のデバイス返せよぉ…」と泣きだす陣

・チャドの魔法が途中で消える

・しまった―――(相手が)逆だ!

・機動6課を設立したと思ったら雛森を刺していた

・知ってるか?デバイスってのは両手で持った方がつえーんだよ

・ナンバーズ「13人だ」

・ 勘違いするんじゃねえ、今のは魔法じゃなくて。ただの風圧だ

・陣の好物がナンになる

・陣の好きな飲み物は極限まで薄めたカルピス

・陣の最大魔法の範囲は13q

・陣「お前の切り札は無力化したぜ」  敵「面白いことをいうね。ならばこちらも聞こう『いつからこれが切り札だと錯覚していた?』」  陣「なん…だと…!?」

・切り札が出てくるまでに4話
<更に切り札の説明で3話
<しかも途中までの説明で先の説明は嘘だったことが明かされる

・デバイスは片手で持つより両手で持つ方がいい事に気付く

・技を外すたびにいちいち「何…だと…?」

・陣「射殺せ、『ディバインセイバー』」

・ケーニッヒ「何時から私の獲物がこれだけだと錯覚していた?」  陣「12本ある…だと…」
<しかもパワーアップが腕の増殖

・デバイスの真システムは「霊圧システム」
<チャドの霊圧が…消えた…

・無色「何時から俺がラスボスだと錯覚していた?」

・ユーリの切り札が刀になる

・フルパワーのディバインセイバーを放ったと思ったら雛森を放っていた

・陣のBJがオサレになるが新キャラに盗られる
<そして返せよぉ…と泣く

・陣「俺自身がデバイスになることだ…」

・ケーニッヒ「
            心




            か





・新デバイスを手に入れても変わるのはオサレなBJだけ

・滲み出す混濁の妄想、不遜なる狂気の文章、浮き上がり・否定し・痺れ・瞬き・眠りを妨げる、爬行する鉄のPC、絶えず修正する文章、結合せよ、反発せよ、地に満ち 己の無力を知れ

破道の九十
            執筆!

・デバイスの名前を知る事でやっと変身出来る

・チャドの出番が…消えた…




何時からだ…何時から私があとがきを書くと錯覚していた?(ぁ


2012/07/11(Wed) 19:00:14 [ No.999 ]

◆ スーパーリリカルなんぞない大戦 投稿者:シエン  引用する 
八神はやて  静かだ。耳朶に届くは密林に微かに降っている雨音だけ。
先程の爆撃がまるで嘘のように静まり返っている。

「…………」

 固く握っていた操縦桿から力が抜け、離れかけたところでまたギュッと握り締める。
 汗が流れる。嫌な汗だ。空調が効いているとはいえ、またいつ攻撃が来るかわからない緊張を強いられ、止まる気配はない。
 少しでも落ち着こうとため息をつくが、出てくるのは嗚咽のような息ばかり。
 息苦しい。目眩がする。頭痛が止まらない。同じ体勢をもう何時間保っているのだろう。
いや、それはただの体感で、実際には数分も経っていないのかもしれない。もしくはその逆。
 雨音が少しずつ大きくなってきた。遠くの方では雷鳴が聞こえる。もうすぐ、嵐がくるのかもしれない。
もしそうなった場合、敵の爆撃機は飛べず、攻撃の手が一時だが留まるかもしれない。逃げるならばその瞬間か。
 それでも、今この場を動くことはできない。与えられた指令は二つ。
敵前線を襲撃。そして本部隊との合流。この作戦に味方の援助、増援はなし。敵の総数は不明。
 思わず口角が上がってしまう。なぜこの任務を受けたのか。この人数で行こうと思ったのか。
 報酬か。確かに報酬は良かった。だが違う。
 地位か。そんなものに興味はない。だから中尉で留まっているのだから。

「……雨」

 小雨だったものが本降りとなり、土砂降りとなる。敵の手は止まる。こちらも手を出せない。
しかし、動くなら今しかない。例え敵機に発見されることになろうとも。

「ベイル」

 音声通信を起動し、小さな声で問いかけると、奴は待ってましたとばかりに応えた。

「動きますか? 確かに、なにか行動を起こすなら今しかない。でも、それは相手さんも承知のうえですよ」

「ああ、そうだろうな。でも、今を逃したらこのままジリ貧だ。それはゴメンだろう?」

 ベイルの顔は見えない。だが、その声音は笑っているように感じられた。

「あったりまえでしょうが。泥仕合なんかに興味はねぇ。やるなら派手に行きましょうや。ねぇ、隊長?」

「じゃあ、行こうか」

 瞬間、ゲシュペンストMK=Uの背部バーニアが火を噴き、アキトとベイルは同時に動いた。
 攻撃を回避するための迂回などは考えない。ただ一直線に密林を突き進むと、哨戒機が飛行しているのを発見。
 それをベイルはライフルで撃ち落とす。これでこちらが動いているということは相手に伝わった。

「派手に行こうか」

「当たり前だろうがっ。チマチマやるなんざ性に合わねぇ。やるならでっかく散らそうぜッ。行くぜ隊長!」

 連絡が行ったのか敵戦闘機が乱雲の中、隊列をなして迫ってくる。中にはPT――ガーリオン――の姿も数機見える。
空戦特化の機体ばかりだからだろうか、この風雨の中では動きが悪い。
しかしこちらは陸地系に適応したゲシュペンストMK=U、安定感はこちらが上だ。
ブーストを噴かしたまま、ぬかるんだ地面を滑るように移動しながらマニュピレーターに持ったサブマシンガンを上空へ向け、斉射。
風に煽られ弾はバラけてしまうが、ただの牽制だ。本命はベイルが放つライフル。
両手に装備したライフルの弾丸は雨風に負けず一直線に戦闘機に突き刺さり、爆破。
散らばった黒煙の中からはガーリオンが飛来しながらマシンキャノン、そしてバースト・レールガンを連射。
 散弾のように降ってくる弾丸を廃材で作られた即席の盾で防ぎ、レールガンは最小限の動きで回避。
アキトを狙っているガーリオンにベイルのライフルが刺さるが、戦闘機とは装甲の厚さが違う。
 しかし一瞬、一瞬だがベイルに注意を惹かれた。
 アキトはブースターを最大に噴かしジャンプ。
 それに気がついたガーリオンはマシンキャノンで迎撃しようとするが、それは盾に全て塞がれ接近を許してしまう。
 ガチッ。ガーリオンの腹部にマシンガンの銃口を当て、連射。

「エゲツねぇなぁ」

 そう言いながら自身に迫ってくるガーリオンの突撃を交わし、ライフルを腰にマウント。

「先に逝ってろや」

 コールドメタルナイフをコクピットに突き刺し、動きを止める。

「どっちがエゲツナイんだか」

 逃げようとする最後の一機を蹴り落とし、沈黙させる。

「どうにかなりましたねぇ」

「まだ余裕がありそうだが?」

「当たり前でしょうが。こんなんでバテてられるかよ。隊長こそどうなんです」

「ハッ。誰にモノ言ってんだよ」

「さすが隊長。じゃあ、行きましょうや。まだまだ先は長いですよ」

 先に進むに連れ敵機の数は増え、攻撃は激しくなっていく。道中にマシンガンの弾が切れ、ガーリオンからバースト・レールガンを奪取。
攻撃手段は問題ない。問題があるとすれば損傷率だろう。二人ともすでにボロボロの状態だ。特にベイルの状態が芳しくない。

「行けるか?」

「ハッ。誰にモノ言ってんだよ。アンタと一緒に今まで生き残ってきたのはオレだろ」

「フン。なら、奴らはお前がやれ」

「上等ッ! テメェ、帰ったら覚えてやがれよォ!」

 軽口を叩きながら進んでいるが、状態は更に悪くなっていく。このままの状態が続けば二人とも終わりだ。
なんとか打開策を見つけたいが、生憎そんな状態ではなく策もない。二人では限度がある。

 ――あとひとり、隊員がいればな。実戦済みならなおいいんだが……まぁ、ベイルが突っかかって逃げるんだが。

 無事に戻ったらもう少しベイルを教育しようと思うが、いつも思うだけで終わってしまう。
首に縄をつければいいのだろうが、つけられるならばとっくにつけている。それに、縄をつけたベイルなど何の役にも立たない。
縦横無尽に自由に駆けるのがベイルなのだから。
 甘い。そう言われればその通りだ。だが、手綱をいつまでも持っているのは疲れてしまう。
それは掛けられている者もだ。
 だからアキトは敢えて手綱はつけず、力で引っ張っている。圧倒的な力。
ついて来られる者はついてくるし、ついて来られない者は離れていく。
それに、アキトは連邦に属してはいるがDCに属していた時期もある複雑な経歴の持ち主だ。
結果、ついて来たのはベイルだけだったわけだが、後悔はしていない。
 こんな生き方があってもいいだろう。自分の信じた道――祖国を守る――それを歩いているのだから。

 ――でも、それも建前にすぎない、か。

 本当は、ただ暴れたいだけだ。気に入らない。戦うことでしか分かり合えないこの世界が。
そしてその枠に当てはまっている自分自身が。

 ――つくづくだな。

 バカらしい。呆れ果てる。でも、そんなことはわかりきっている。
 自分を変えればいいと思った。しかし変わることは難しい。変わるには強さがいる。
そして同時に、変わらないには変わる強さがいる。
 矛盾していることはわかっている。でも、これが真実だ。そして、アキトにはその強さがない。
ただ流されるだけ。そして、その流れにもうまく乗れず沈んでいる。
 ベイルを矯正しようとしないのは、もしかしたら自分と同じモノを見出しているからなのかもしれない。
ベイルは変わる強さを持っているかはアキトにはわからない。しかし、もし持っていたら、自分はその場に取り残されてしまうのではないか。

 ――寂しいだけ。

 置いて行かれるのが。そばに居てくれないのが。独りぼっちなのが。

 ――だからオレは……。

 ベイルが求めるギリギリの線で手を引き、真に満足させようとしない。
 卑怯。臆病者。自己満足。様々な言葉で表せられる。それは結局――仲間がほしいから。

 ――忘れられる存在、か。

 小さく笑みを作り、ため息をこぼす。本当に、バカらしい。
 自分の望みのためにベイルを引き連れ、いや、引きずり込もうとしている。同じ場で死にたい。独りは寂しいから。

 ――最低だな。まったく。

 だからだろうか。こんな状況――敵に囲まれているというのに落ち着き払っていられるのは。
 耳をつんざく爆音。機体が上げている悲鳴。それらに紛れていたからか、それとも聞きたくなかったからなのか。
ベイルの声は微かにしか聞こえていなかった。
 瞬間、機体を襲う衝撃。コクピットは揺れに揺れ、機体制御を間違えていれば倒れていただろう。
 何が起こったのか。モニターに目をやると、そこにはベイルの機体が膝をついているのが見えた。

「……ベイル?」

 ノイズが混じった映像通信。そこには怒りを滲ませたベイルが写っていた。

「アンタ何やってんだ? さっきからブツブツ言いやがってよォ。死にてぇのか。あ?」

「オレは――」

「アンタはオレに言ったよな。オレと来い、オレを満足させてくれるってよォ。こんなとこで死んで、オレは満足できねぇ。
アンタはどうなんだ。こんなとこで満足か? こんな死様で満足か?」

 歯を食いしばり、絞りだすような声でベイルは続ける。

「ビアン総帥が亡くなって、オレはどうすればいいかわからなかった。他の連中はバン大佐に着いて行った。
でも、オレが着いていたのはビアン総帥なんだ。あの人は凄いよ、でも違うんだ」

「……でも、オレは」

「アンタはオレの夢なんだよ。憧れなんだ。アンタはスゲェ。
あの蒼き獅子<クレイル=ウィンチェスター>とまともにやりあえる奴なんざアンタしかいねぇ。
決着はまだついちゃいねェだろうが。……見せてくれよ。アンタがアイツに勝つとこ、オレに見せてくれよッ」

「ベイル……」

「なぁ、勝ってくれよ。アイツに、蒼き獅子<クレイル=ウィンチェスター>に。
それで言ってくれよ、アンタについていけるのは蒼き獅子<クレイル=ウィンチェスター>じゃねぇ、オレだって!」

 ……結局、似たもの同士だったというわけか。同じ生き方しかできない者同士。
違うのは、方や諦観し、方や羨望している。たったそれだけの違いだ。
 アキトは片手に持っていた盾をベイルに投げ渡し、ベイルが落としたライフルを拾い、そして言った。

「ベイル。見ておけ。これがオレだ。蒼き獅子<クレイル=ウィンチェスター>に打ち勝つ、
命を無視された戦士<ゲシュペンスト・イェーガー>だ」

 ブースターを噴かし、突撃。一見無謀だ。しかし、それに目を食らった敵機体は一瞬だが動きを止めてしまう。
その隙を見逃さずにライフル、バースト・レールガンを斉射。

「二つ」

 左右から迫ってきたガーリオンを最小限の動きでかわし、すれ違い様に撃破。

「四つ」

 前後からマシンキャノンをバラ撒きながら突撃――ソニックブレイカー――をしてくる敵機には飛び上がり、
それを追い上昇してくる際に自分は地面に向いブースターを噴かし急降下。地面スレスレになり反転、両手に構えた銃を発射。

「六つ」

 撃破率はどんどんと上がっているが、キリがない。無傷に見えるが、ところどころに細かいダメージを受けている。
このまま行けば数分と持たずにやられてしまうことは自明の理。
 策などもとよりない。でも、それでも、暴れ続けなければならない。ベイルから敵の目を背けられればそれでいい。
仇などは期待していないが、奴なら何かしらの手段で報復を果たすだろう。それで気が済むのならそれでいい。
命を無視された戦士<ゲシュペンスト・イェーガー>の肩書きは奴にくれてやる。それからどうするかは奴が決めるだろうから。
 だから今は、こんな男に憧れを懐いてくれたバカに少しでも長い夢を見せてやりたい。
自分が着いて行った男はどれだけの奴だったのか。どんなことをしたのか。そいつについていけたのは自分だけだったと、自慢させてやりたい。
 弾は切れ、機体は動けるのが奇跡をいう現状。そして敵は増援が来ている。
こんな状況だというのに、アキトは笑っていた。

 ――なぁ、ベイル。次はお前が夢を見せてやれ。オレみたいなバカ野郎によ。

 狭まる包囲網。万事休す。ゲームオーバー。ベイルがなにか叫んでいるが、もういい。満足だ。

「――オレは満足なんかしていないぞ」

 突如として割り込まれた通信。そして上空からの落下。

「随分勝手な真似してるじゃないか。なに勝手に死のうとしているんだ」

 その機体は蒼い装甲を持ち、操縦者の意思を体現したかのような加熱式実体刃。そして、先ず以て目に入るパイルバンカー。
アルトアイゼン・ナハト。それがこの機体の名。

「蒼き獅子<クレイル=ウィンチェスター>……」

 見間違えるはずがない。誰よりも長く戦い、時に敵対した相手の機体だ。

「なぜ……増援は来ないはずじゃ……」

 アキトの疑問に対して返された回答は嘲笑だった。

「俺が増援や援助なんかするわけがないだろうが」

 じゃあ、なぜ?

「上の方の決定があってな。今お前に死なれると困るとな。それに――」

 クレイルが言い終える前に輸送機からコンテナが投下された。重低音を響かせながらも地に張り付いたように微動だにしない。
二呼吸ほどだろうか、間を置きコンテナが開くとそこには――

「――アークゲイン」

「調整が終わったばかりだ。慣らしには丁度いいだろう。早く乗り換えろ。それまでは俺がコイツらの相手をしてやる」

 そう言うやいなや、クレイルは駆ける。
 アキトは無言で頷き、もはや装甲を意味していないハッチを開き、アークゲインへとひた走る。
 ワイヤー銃を使いコクピットまで上り搭乗すると、すぐに機体に熱が入った。

「アークゲイン……行くぞ」

 降着ポーズから立ち上がり、内部に溜まった余分な熱を排除。少々過敏な反応だが、自分にはこの方があっている。
 動いたのを確認するかのようにアルトアイゼン・ナハトがこちらをチラリと一見する。

 ――見せてみろ、か。いいさ。

 両腕を交差させ、言葉を紡ぐ。

「アークゲイン、リミット解除。コード麒麟――朧ッ!」



「こちらアキト・アイザワ中尉。はい、一帯の敵勢力は無力化しました。お借りしたゲシュペンスト以外は無事です。はい、すみません」

 本部隊に連絡を終えると、アキトは溜まっていたモノを吐き出すように大きなため息をついた。

「どうしたんですか、隊長。浮かない顔ですよ。二人とも無事だったんだからいいじゃねぇか。
まぁ、奴に助けられたってのが癪に障りますがね」

「それもそうだが、そうじゃない。奴が持ってきた辞令書のことだ」

 それを聞き、ベイルはああと呟くと同時にニヤリと笑みを見せた。

「CRBチームでしたっけ? いいじゃねぇですか。実験部隊でも。どうせオレらは出戻りだ。行くとこ行くしかないでしょうが」

 ベイルの上機嫌には訳がある。ベイルの苦手とする男は別の部隊に配属になるということを聞いたからだ。

 ――引き抜く。殺してでも引き抜く。



 あとがき
ユウさんの要望と私の渇望ががっちり握手したので書いてみました。
途中荒くなっているのは力尽きかけていたからです。
2012/06/27(Wed) 22:09:13 [ No.998 ]

◆ なのはAS公開直前短編与太話 投稿者:犬吉  引用する 
芹香(魔女) (ミッド某所のスタジオ。マイクの前には三つの人影)

アリス「皆さんお久しぶりです! 『世界にシスターブームを!』を合言葉に今日も頑張るアリス・ノーランドです!」

リイン「今日も元気にリインフォースUですぅ!」

はやて「機動六課部隊長八神はやてです。……はぁ〜あ」

(夜天の主、何故かテンションが低い。が、進行はそのまま続く)

アリス「今日はいよいよ公開直前となりました『魔法少女リリカルなのはTHE MOVIE 2nd A's』の最後の宣伝を行いたいと思います!」

リイン「最後の夜天の主であるはやてちゃんと、守護騎士のみんな。そして管制人格であるアインスお姉さまとの悲しくも美しい絆の物語です!」

はやて「はぁ〜〜〜あ」

アリス「……ところでリイン曹長? どうして八神部隊長はあんなに溜め息ばっかり吐いているのかしら?」

リイン「あ〜、それはですね……アリスさん、前作と同じように今回もリピート特典があるのは御存知ですか?」

アリス「勿論ですよ。一回見に行くとスタンプ一個と特別待受QRコード付きスタンプカードがセットで。スタンプ二つでなのはちゃん、フェイトちゃん、はやてちゃんの三種類から選べるミニ色紙。
    そして三つで、今回も0号フィルムがゲットできるんですよね。全くどれだけガメつ……ごほん。とにかくそれが何か?」

(亡霊の修道女、パラパラと原稿をめくる)

リイン「実はその色紙のことなのですが……マイスターはやては全国的に自分の色紙だけが残りまくるという悪夢に晒されているのですよ」

アリス「あぁ〜……それは仕方ないですね」

はやて「仕方ないってなんや!? こっちは本気で心配しとるんやで!? これ書いとる作者も本気で心配してて一枚目は私のにしようかとか同情票入れる気やねんで!? CMで『リリカルマジカル頑張ります』とか言っとる場合やないんや!!」

アリス「大丈夫ですよ。StSだったら危ないけど、A'sの頃のはやてちゃんならまだヒロインだから」

リイン「そうですよ! この頃のはやてちゃんならまだ、フェイトさんに次ぐ薄幸系ヒロインのポジションでしたし!!」

はやて「全然、フォローになっとらんわぁーーーーーっ!」

(夜天の主、涙と共に逃走)

アリス「あ、逃げた」

リイン「は、はやてちゃーん! すみませんが後はお願いするのです!! 待って下さい、はやてちゃーん!!」

アリス「ちょっと、リイン曹長までですか!? えっと……と、とにかく『魔法少女リリカルなのはMOVIE 2nd A's』今週末より公開開始です。……余裕があれば、はやてちゃんの色紙、お願いしますね?」

ディアーチェ「尚、用意したミニ色紙にはランダムで我ら紫天一家のイラストが――!」

(いきなり闇王、出現。その頭を、亡霊の修道女がペチンと叩く)

アリス「ありません。そしてエルトリアに帰りなさい。いきなり出てきてデマを流さないでください」

ディアーチェ「き、貴様! 王たる我の頭を叩いたか!!」

レヴィ「ねぇねぇ! アリスってオリジナルそっくりだよね!! 何で何で!?」

(更に雷刃の襲撃者登場。興味津々の目で亡霊の修道女を見上げてくる)

アリス「ちょっ……保護者の方〜っ! これを即時引き取りに来てくださ〜い!!」

(亡霊の修道女、雷刃の襲撃者のテンションにタジタジ)

シュテル「ちなみに海鳴市での上映は予定されておりませんので、海鳴市在住の方は隣町の映画館まで足を運び下さい。さぁ、ディアーチェ、レヴィ、帰りますよ」

(星光の殲滅者。両名の首根っこを掴んで引っ張っていく。二人はジタバタと抵抗するがそのままスタジオの外へ)

アリス「えっと……あ、そろそろ時間ですか? それでは皆様。公開までもう少しお待ちを……」

(亡霊の修道女、静かに頭を下げる。スタジオ暗転)







お久しぶりの犬吉です。もうすぐ劇場版公開ということで、アホな話をちょっと書いてみました。
皆様、はやて色紙を宜しくお願いしますw
2012/07/11(Wed) 02:40:51 [ No.997 ]

◆ 宮本探偵事務所の憂鬱 パート1 投稿者:  引用する 
羽ピン *拍手のネタに便乗しました

某月某日

今日は事務所にいたが、アリサもローゼも買い物に出かけ、依頼人の予約もない。
暇なので、剣の素振りを繰り返してた時にインターホンが鳴った。

玄関を開けたら、目の前にいたのはフッケバインの首領だった。
何を言ってるのかわかry)

すぐに追い出そうと思ったが、メロンを持ってきていたので仕方なく入れてやる事にした。
そう、あくまで仕方なく、だ。

その日は何故か俺の武勇伝を聞いてくる以外何のトラブルのない日だった。
アリサが帰ってくる前に退散したし、今日は珍しく平和だった。


某月某日

またアリサがローゼを連れて出かけた所、はやてが顔を真っ赤にして飛び込んできた。
前に敵方の首領が事務所に来た事で聞きたいことがあるらしい。

とりあえず、ありのままを答えたら、いきなり「ここを第2拠点にする!」とか言い出した!
あわてて待ったをかけるが、鬼気迫る顔をしてるはやてには暖簾に腕押しだった。

またアリサにお仕置きされるのかと走馬灯がよぎった時、突如現れたMIB(メン・イン・ブラック)と、空が地面に落下したかの様な仏頂面の男にはやては連れ出されてしまった。

仏頂面の男は管理局の制服を着ていたので、はやての心配は必要ないだろう。
ただ、制服の色が「赤色」なのが気にかかったが……。


某月某日

昨日は夜更かしした所為で遅めの起床。
リビングに出ると、何故かいる家なき子と、何処からか持ち込んだ黒板を背に何か講義をしているローゼがいた。

この異様な光景は何だと聞いてみたら、「今ジークさんに執事道のなんたるかを講義しているのです」とアホすぎる回答が返ってきた。

家なき子の方も「お師さんの『強さ』を知る為の第一歩だと聞きました!」とこっちからもアホな回答が。

ちなみに、なんで執事かと聞いたら、「アリサ様以外にメイド枠が主にあるのですか?」と言われた。


某月某日

恒例のミミズ退治を終えて事務所に戻ってきたら、執事姿の家なき子が出迎えた。
本当に執事になりやがった。
そして後ろにはバラバラのガジェットの山とボロ雑巾のローゼが倒れていた。
っておい!!?
何があったんだと揺り起こしてみたら、
「まさに新ジャンル、ドジっ娘執事でしたよ……」
と言って再び意識を失った。
あまりの展開に戦慄した。

「あ、安心してくださいお師さん!いっぱい練習したから、ちゃんとご奉仕します!」
こっちもこっちで妙に気合が入ってた。

俺が留守の間に何があった。


某月某日

先日の宣言通り、家なき子は必死に執事を頑張っていた。
ローゼの教育の賜物か、お茶もちゃんと淹れれるし、仕事での着替えや道具も揃えてくれる。
だが、その度に壁や床や天井に穴が空くのは何故だ?
お陰でガジェットが事務所内を忙しなく動き回っていた。


某月某日

妹さんが久々にやってきた。
俺の護衛の筈の彼女が長らく姿を見せなかったのは、どうやら武者修行に行ってたらしい。
何処に行ってたのかと聞いてみると、「神沢、諏訪原、オセロット、アクアエデンetc…」何故か寒気がしたので途中で止めた。
ちなみ今日は家なき子は来ていない。


某月某日

朝起きたら、執事が三人いた。
ローゼと家なき子と…妹さんだった。
何故お前までと聞いてみたら、
「オセロットでは女性のボディーガードも執事を兼ねているそうです」とのこと。
非常識の世界を参考にするなとツッコんだら、「主の方が非常識ですから問題ありません」とアホな返しが来た。
誰が非常識だコラ!

そして、それぞれの用事で執事娘達がいなくなった昼頃、秋葉原の馬鹿二人が突然やってきた。
「いや、三日ぐらい前からこっち来るって連絡してたし、宮本氏も返事返したじゃん」
「女遊びに夢中ですっかり忘れてたんだろう、仕様の無い詐欺師だ」
忘れたのは悪かったが、そんなものに夢中になった覚えはねぇ!
「いや、顔合わせる度にいつも女子絡みのトラブル起こしてるっしょ?」
「フッ、日頃から女共を弄んでいるから無用な騒動を起こすのだ。少しは自重するがいい」
とりあえず、厨二病の方には女絡みでとやかく言われたくなかった。
「オカリンが言えた義理じゃないお」
相方の済んだ瞳が妙に怖かった。

二人が来たのはなにやら注目のアニメやら科学やらのイベントが海鳴で行われるということで、泊り込みでやってきたらしい。
何故そんなイベントが秋葉原や都心でやらないのかというと、
「思いっきり宮本氏が原因だよJK」
さっぱり分からなかった。
萌え文化なんざカケラも知らんつーに。

2013/02/11(Mon) 21:55:37 [ No.993 ]

◆ ロボットもの初戦闘 投稿者:シリウス  引用する 
トーレ


南極事件。

その日、多くの人々は自らの平和が偽りであると知る。

異星人『エアロゲイター』の侵略。

地球連邦政府がその事実を隠蔽していたこと。

驚愕、動揺、怒り、絶望などの感情がたった一つの真実によって溢れだす。

しかし、さまざまな感情が湧きたつ中で民衆は悟る。

平和な時代は終わりを告げ、この地球に逃げ場は存在しないことを―――。

この日、世界は戦乱と混沌が入り混じった時代が幕を開ける。



スーパーロボット大戦OG・アストレイ

第5話『ディバイン・クルセイダーズ』





アキト達は自らの艦の中で画面越しに映る光景を眺めていた。

その視線の先には壇上に立つビアン博士。

否、これからはビアン総帥と呼ばれる人物の姿を片時も離さない。

これから起こる事は彼らは忘れないだろう。

何故なら自分達は地球連邦を相手に戦争を仕掛ける為に宣誓を行うのだから。

そして、ビアンはゆっくりと語りかけるように言葉を発する。


『もはや人類に逃げ場などない!』


ビアンはそのまま起こった出来事を話していく。

エアロゲイターに襲撃されたヒリュウの事件。

その技術力に屈した地球連邦政府上層部の隠蔽。そして、主権委譲による降伏。

多くの隠されてきた真実が明るみにさらされていく。


『地球も、宇宙に上がった人々の暮らすコロニーも等しく侵略という未曽有の危機にさらされている事は事実で

ある! 我々に必要なものは箱舟ではなく、異星人に対抗するための剣である!』


その為に自分達は雌伏の中で暮らしてきたのだから。

その中でリオンなどの多くの兵器を開発し、来るべきに備えてきた。

全てはこの地球圏を護る為に―――。


『本日ここで、我々EOTI機関は『ディバイン・クルセイダーズ』として新生し、地球圏の真の守護者になる

ことを宣言する! そして、腐敗した地球連邦政府を粛清し! 異星からの侵略者を退け! この宇宙に地球人

類の主権を確立するのだ!』

「はっ! 随分と大きく出たもんだな。地球人を主権にするとかよ」

「でも、そうでもしきゃあ結局地球は何度でも襲われることになるからね」

「ええ。それに私達は外宇宙へと飛び立つことが出来ても、その先がどうなっているかが分からない以上、下手

に外へと戦力を送る訳にはいかないでしょ?」

「まあな。侵略している間に地球が落とされました、じゃあ洒落にもならねえからな」


外宇宙に戦争を仕掛ける力は未だに持ち合わせていない事は彼らもまた分かっている。

だからこそ、彼らは迎撃という方法を選んだ。

例え何度戦うことになろうとも、敵の意志が挫けるその日まで。


『侵略の脅威に晒された今の地球圏に必要なものは強大な軍事力を即時かつ的確に行使出来る政権である! だ

が、それは人民を恐怖や独裁で支配するものであってはならない! 我々は護るべき対象である人民に対して刃

を向けるようなことはせん!』

「民間人には攻撃しないか。この辺はビアン総帥とマイヤー総司令の手腕次第か」

「そうですね。一応コロニー側も釘を刺してはいますけど、それでも納得できない者もいるのは確かだから」


リョーヤはコロニーと地球連邦政府が抱える問題を知っている。

その中でも一番根深い事件が『ホープ事件』であった。

多くの犠牲者を出しながら、未だに禍根を残す事となった事件。

コロニー側にとって、あの事件が齎した悲劇は連邦政府に対して深い疑念と憎悪を植え付けられてしまった。

多くの者はその事件で人生を狂わされたのだから。

そして、自分もまたあの事件によって人生を狂わされた一人なのだから。


「リョーヤ。思い出すのは勝手だが、泥沼にハマるなよ。俺達はお前等の私怨に付き合う暇はないぞ」

「分かってます。それに自分にどうこう言える立場にないのは確かですから」

「そうか。それならいいさ (まあ、問題を抱えているのはこちら側も同じか)」


何処の組織も抱える問題は変わらない。

獅子身中の虫も復讐者もビアンやマイヤーの手腕によって何処まで抑えられるか。

あるいは抑えきれずに彼らの方が動き出すのか。

しかし、兵士である自分達にとって上層部の問題だけは関わりたくないのが本音であった。


『ディバイン・クルセイダーズの意志を理解し、地球圏と人類の存続を望む者は、沈黙を以てその意を示せ! 

異議あるものは力を以て、その意を示し、我らDCに立ち向かうがいい!』

「この映像を見て、どれ位の人間がこっちに来るんですかね」

「それこそ俺達じゃあ分からんさ。ただ信念や義憤に駆られて、こっちに来る連中ならまだマシだがな」

「あぁ? そりゃあどういう意味だよ」

「連邦に勝ち目がないと思って、鞍替えするような連中が来られても迷惑って話だよ」


アキトは今後に起こりえる事を懸念する。

このビアンの宣言によって世界は大きく変わっていくことは誰もが予想が着く。

民間人だけではなく、軍人や政府すら秘密にされ続けていた情報が明かされたのだから。

この情報が明かされた時、人々がどういう行動を行うのか。

現政権からの変革を求めて、DCに組するのか。

今ある世界を護る為に地球連邦に組するのか。

それならば護るモノの為に戦うのだから、特に言うことはない。

しかし、問題は信念も大義もなく、勝ち負けや生死しか考えない人間。

彼らに大義はなく、我が身の可愛さで簡単に味方にも敵にも成りえる。

そんな兵士を集めても、結局は烏合の衆でしかない。

真の意味で一つの組織となる以上はこの大義や信念、理想に共感しなければならないのだから。


「総帥が求めているのはそうした人間ではないのは確かね。恐らくこの地球を護る意志を持った人をあの方は待

ち望んでいるんでしょうね」

「地球を護る、か。実際あの人ならそれも頷けるか」

「そう。でも、それは地球連邦じゃない……私達がなるのよ」


所属や理由はどうであれ、自分達は此処に集った。

その為の兵器を開発し、その兵器を扱う技術も身につけてきた。

全てはこの日の為に雌伏の時を歩んできたのだから。


「さて、これより『オペレーション・サザンクロス』及び『オペレーション・カシオペア』を発令します。各自

速やかに持ち場に着き、準備の方を」


オペレーション・サザンクロス。

そして、オペレーション・カシオペア。

その二つのミッションの発令と同時に周囲の顔付きが変わる。

そこに一切の油断もない真剣な表情。しかし、気負いや恐れはない。

セフィリアは彼らの表情に頼もしさを感じるのだった。


「それとアキト中尉。あなた達のコードは『ハウンド』で登録していますから、忘れないで下さい」

「ハウンド……猟犬か。了解」

「では、良き戦争を」

「戦争に良いも悪いもないだろう」

「ふふ、そうですね」


そのままアキト達はブリッジを去っていく。

残されたセフィリアは副長やオペレーターや操縦士などの顔を見つめる。

これから始まる戦争に皆が昂揚し、心のどこかでは恐怖もしているだろう。

だからこそ、自分は常に冷静ならなければならない。

彼らや小隊の命を預かる人間である以上、恐怖や責任に押し潰されないように―――。

ゆっくりと息を吐き、心を落ち着かせていく。

そして、目の前にいる乗組員の声を懸けた。


「さっ、行きましょうか。その基地担当のキラーホエール隊から何時でも繋げれるようにしといてね」

「了解」

「本命の一矢も大事だからこそ、彼らの連繋が必要になるわ」

「ええ。使用される兵器がMAPW(広域戦略兵器)である以上、タイミングを誤らせる訳にはいけませんから」


MAPWから放たれる威力は基地を軽く吹き飛ばす事など容易。

しかし、その前段階としてリオン及びF−32型航空機が迎撃システムを撃破を行わなければならない。

その為、そのMAPWを放つ時間を予め知る必要がある。

MAPWに巻き込まれて、戦死など隊を預かるものとして失格と言える。

そうならない為にも原子力潜水艦『キラーホエール』との連繋が必要不可欠であった。


「まあ、全てはやるべきことはやってからか。少なくともこの程度の局面を乗り切れないようじゃあ、今後なん

てモノは夢のまた夢だろうしね」


初陣で躓くようでは今後の戦争は生きれない。

何故なら自分達の敵はもっと後にも続いているのだから。

セフィリアもこの場所で死ぬ気など毛頭ない。

それは彼らもまた同じだろう。

だからこそ、自分達はこの場に集まり、戦う事を選んだのだから。



★ ★ ★ ★ ★



無音にすら感じる中でアキトは久しぶりの感覚に苦笑する。

恐怖。そして、昂揚。

息を吸う度に、呼吸が重たく感じる。

相反する感情に襲われつつも、心の奥底では待ち望んでいたのかもしれない。


「(結局何も変わらず、か)」


過去の出来事から戦場を離れようと考えた事は何度もあった。

何度も死の恐怖を味わい、その中で生きて帰ってきた。

それこそ味わった地獄など数えきれないかもしれない。

軍から抜け出した時、別の人生を歩めたのかもしれない。


しかし、結局自分は戦う事しか出来ないのだ。


もはや身に着いた習性や血は拭えない以上、戦い続ける事を選んだ。

その果てが何であろうとも―――。


『こちらクイーン1どうぞ』


すると、無音だった空間に響くオペレーターの声。


「こちらハウンド1。どうした?」

『既定のポイントに到着しました。MAPWの時間の確認はよろしいですか?』

「ああ、既に叩き込んでいるさ。ハウンド1から各機、お前達はどうだ?」

『こちらハウンド2。特に問題ない』

『こちらハウンド3。こっちも問題ありません』

「ハウンド4。そんな下らねえ事聞いてんじゃねえよ』


ハウンド1のアキトから順にハヤト、リョーヤ、ベイルと答えていく。

彼らに確認を終えた後、通信を切る。


「だそうだ。こっちの方は問題はないが、向こうの方はちゃんと出来てるんだろうな?」

『……はい。向こう側も問題はないそうです』

「了解した」


アキトは操縦桿をこれから起こる事を噛み締めるように握りしめる。

既に賽は投げられているなら、あとはそれを行うのみ。

ゆっくりと目の前に開かれていくハッチ。

此処を出たら、その先に待っているのは戦場。


『ハッチ開放、カタパルトセット。射線クリア。コントロールを委譲します』

「了解。アイハブコントール……アキト・アイザワ。リオン出るぞ!」


カタパルトより射出されるリオン。

一気にペダルを踏み込むと、呼応するかのようにブースターが噴射する。

そのまま機体は最高速度に達し、上空へ上がっていく。

そのスピードは直ぐに雲海の上に到達すること出来、これほどのスピードを出したのにも関わらず、反動や衝撃

が抑えられている。

改めてこの機体性能にアキトは思わず感心してしまう。

そのまま飛行を続けていると、レーダーより自分の後方より3つの反応があり、直ぐに確認した。

そこには三機のリオン。

直ぐに自分の小隊だと気付き、そのまま回線を開き、彼らに呼び掛けた。


「こちらハウンド1、各機へ。俺達の任務はサザンクロスを上手く活かせる為に基地内の対空銃座やミサイルの

撃破だ。少なくとも深追いはするなよ」

『あぁ? なに甘っちょろい事を言ってんだよ。片っ端からぶっ壊せばいいじゃねえか』

「そういうのはMAPWが勝手にやってくれるさ。俺達の任務はそこまで上手く運んでやることだ」

『それに一々ぶっ壊してたら弾の方が追い付かなくなるだけだぞ』

「そういうことだ。それにMAPWの巻き添えという死に方なんて嫌だろ」

『チッ! 分かったよ』


ベイルはこの日を待ち望んでいた為に、張り切っているのが直ぐに分かった。

その姿に苦笑しつつも、釘だけは刺しておく。

実際限りがある以上は消費は抑えなければならない為、深追いはせず、確実に狙える所から狙う。

それがPTや戦車などの兵器であっても関係ない。

ただ目標を定めて、撃つだけなのだから。


『……どうやら向こうも気付いたようですね』


今度は前方より航空機『メッサー』が3機近づいてくる。

少なくともリオンの敵ではない。

しかし、アキトには別の懸念があった。


「(予想よりも早いな。弾も温存したかったが、仕方ないか)お前等、油断して落とされるなよ」


現状の優先項目は敵の排除。故にその最適解のための行動を思案する。

アキトはペダルを踏み込み、それに呼応するように機体のブースターが唸りをあげる。

その加速を阻むかのようにメッサーはバルカンによる牽制を行い、機関砲の銃声が戦場に響き渡る。

しかし、その牽制のみでは阻む事は出来ず、機体は最高速度へと到達し――

結果、彼らの真下を駆け抜けてゆく。

機体の姿勢と推力の調整を行い制動を掛け、敵機体を射程圏内に捉えると同時に

先ほどの牽制のお返しとばかりに、バルカンが火を噴いた。

装甲の薄い航空機は貫通され、一機は地上に落下しながら爆発。

それを横目に確認すると、今度は旋回しながら向かってくる2機のメッサー。

しかし、その二機を無視し、一気に目標の基地までブースターを加速させる。

2機のメッサーがどうなったか、見るまでもない。


何故なら彼らの背後には既にリオンの銃口が彼らを標的にしていたのだから。


その背後で響き渡る爆発音。

こちらの損傷は特になく、またレーダーを確認しても誰一人撃墜されていない。

問題がない以上、任務である目標地点の迎撃に意識を集中させる。


「これ以上時間を費やす訳にはいかない。発射までの時間は?」

『MAPWの時間は残り15分です』

「15分もあれば十分だな。行くぞ」


4機のリオンは加速を維持したまま、上空より降下していく。

メッサーが迎撃された時点で、連邦軍側も既に防衛システムを機動されていることは予測済みであり、其処には

PT『ゲシュペンスト』の存在も重々承知している。

だからこそ、任務を成功させる為にも不安要素は確実に叩いておく必要がある。

そして、ついに彼らの肉眼でも基地の存在が確認する事が出来る位置に辿りついた。

そのまま加速を維持しながらも、レールガンを常に撃てるように装填する。


しかし、彼らを阻むように対空迎撃用機関砲が火を噴く。


無数の弾幕が迫りくる中で最低限を回避を行いながら、照準を定め―――。

アキトは一切の躊躇いもなく、右手の引き金を引く。

轟音と共に放たれた弾丸はまっすぐと機関砲を貫通し、爆発する。

ベイルもそれに続けと言わんばかりに他の機関砲を撃ち抜いていく。


「ハヤト、リョーヤ、お前等はそのまま迎撃装置を壊し続けろ。俺とベイルはまず敵の足を潰すぞ」

『了解した。なるべく多く壊してこい』

『おいおい、そんな事は言われなくても分かってらぁ』

『まあ、落ちないように気をつけてくれたらそれでいいですよ』


こんな状況下でも何時もの反応にアキトは思わず苦笑する。

むしろこれ位の方が却って頼もしさも出てくるもの。

ペダルを踏み込み、一気に拠点に迫っていく。

そのまま接近しながら今度は右腕に搭載されているホーミング・ミサイルを発射。

ミサイルは基地の滑走路に着弾し、爆発。

一発また一発とミサイルが爆発を起こし、滑走路は破壊されていき、火の海と化していく。

これでメッサーなどの航空機が出撃される恐れも無くなった。

しかし、これではまた足りない。

MAPWを成功させる確率を上げる為にも少しでも多くの兵器や防衛機能を破壊しなければならない。

油断や慢心をすれば戦場で自分で死ぬのは自分であると彼らは自覚しているから―――。


「……ようやく来たか」

『重役出勤御過ぎて、寝ぼけてたんじゃねえのか?』


だからこそ、火の海の中で一つの巨大な影が佇んでいる事を直ぐに察知する事が出来た。

人型機動兵器『量産型ゲシュペンストMKー2』

アキトとベイルはすぐさま間合いを取るべく、上空に浮上する。

少なくとも肉眼で見る限り、長距離狙撃の武装は持っていない。


「(M950マシンガンか。なら、そこまで射程は広くないが……)」


ゲシュペンストの滞空時間も考えても、このリオンで空中戦で戦うことは難しい。

しかし、此処でハヤト達の方に向かわれたら任務に支障が来たす可能性がある。

ならば、自分達の方に引きつけなければならない。

少なくともMAPWが放たれる時間までは―――。


「ベイル、聞こえるか?」

『なんだよ。まさか退けとか言うんじゃねえだろうな?』

「逆だ。今此処でアイツが動かれたら後々厄介だからな」

『へぇ、てっきり無視しろって言うと思ってたぜ』

「だが、熱くなり過ぎるなよ」

『ハッ……んなもんは出来た試しがねえんだよ!』


ベイルの声から喜びの感情を含みながら、彼はそのままゲシュペンストに向かって突撃。

その後を追うようにアキトもペダルを踏み込むと、同時にブーストが唸りを上げる。

まず牽制として右腕に装填されているミサイルを発射。

ミサイルは地面に着弾するも、爆撃は轟音と共にゲシュペンストの周囲を吹き飛ばしていく。

反動と衝撃によりゲシュペンストの足が止まる。

そんな隙を彼らが見逃すわけもなく、追撃のレールガンを放った。

しかし、ゲシュペンストも紙一重で避けると、すぐさま右手に持っているマシンガンを連射した。


「チッ……」


迫りくる弾丸を避けつつ、二人はマシンガンの射程が届かない上空へ浮上していく。

リオンの装甲では被弾次第では命取りに繋がる以上、不用意に突っ込むのではなく、足を止めるだけで良い。

問題は任務の要である迎撃システムがどうなっているか。

すぐに迎撃システムの破壊を担当しているハヤトとリョーヤに回線を繋ぐ。


「おい、敵の迎撃システムはどれ位壊せた?」

『7割弱って所ですね』

「そうか。なら、もう少し掛かりそうか?」

『恐らくな。だが、時間までは片づける』


そういうと、彼らの回線が切れた。

時間を確認すれば、既に残り時間は6分を切っている。

ならば、出来る選択肢が限られてくる。

ベイルに回線を繋ぎ、要点だけを述べた。


「このまま奴をこの場に引きつけるぞ」

『あ? 撃墜すんじゃねえのかよ』

「そうしたいのは山々だが、下手に深追いすれば時間を超えてしまう可能性が出てくるな」

『それまでに決着つけれるんじゃねえのか?』

「出来る可能性は低いがな。ならば、任務の方を優先させるぞ」


有無を言わさぬ命令。

任務優先ということは、ベイルもまた分かっている。

此処で深追いをすれば、自分達もMAPWの被害を喰う可能性が出てくる。

何を優先すべきか等を論じるまでもない。

しかし、そんなことは彼のプライドが許さない。

目の前の状況と任務の狭間で揺れるベイル。

それが分かっているからこそ、アキトは小さくため息を吐き、告げた。


「頭を冷やせベイル・シュノームベルト。お前が望む戦場はこんな所で終わらせるつもりか?」

『……チッ、了解』

「……それに見せ場くらいは容易をしてやるから安心していろ」


再びペダルを踏み込み、目の前のゲシュペンストに向かって加速していく。

今すべきことをあのゲシュペンストの足を止めること。

ならば、右腕に積まれているホーミング・ミサイルの照準をゲシュペンストにセット。

右手の引き金を引くと、同時に6発のミサイルが発射させた。

しかし、そのままミサイルはゲシュペンストに―――届く事はなかった。

ゲシュペンストは迫りくるミサイルをマシンガンの連射で全弾当てて、空中で爆発させた。

衝撃も反動もゲシュペンストには届いていない。

だからこそ、彼は思いっきりペダルを踏み込む。

噴き上がるブーストと襲いかかる加速による衝撃。

そんな事は一切構わずに彼はゲシュペンストに向かいながら―――上空を通りすぎた。

そのままペダルを弱めながら、右側へと操縦桿を振る。

右側へとブースターが振り向き、そのまま一気に旋回した。


「取ったぞ!」


既にその銃口はゲシュペンストに照準が合わせられている。

ゲシュペンストもそれに気づき、半歩を動くことで振り向こうとする。


『遅せえんだよ!』


その隙をベイルは見逃さなかった。

背後から迫りくるミサイルにとっさに防御を取るゲシュペンスト。

しかし、轟音と衝撃、そして、爆炎はゲシュペンストの足を確実に絡み取った。

ほんのわずかな隙。

しかし、そのわずかな隙がゲシュペンストのパイロットの追い込む隙となった。

照準が合わせられた銃口の引き金を引く


燃え盛る炎の中を一直線に迫る弾丸は―――ゲシュペンストの足を貫通した。


うち貫かれた箇所が一気に爆発を起こし、移動不可へと追い込まれる。

だが、それはこちらも同じことだった。


「ハウンド1から各機へ―――撤退だ。これ以上はMAPWの餌食となるぞ」

『了解。迎撃システムについては全て破壊が終わった』

「そうか。あとはこちらも指定の位置まで退くだけだ」


タイムリミットが迫っている以上、深追いをすれば自分達も巻き込まれかねない。

片足を無くしたゲシュペンストの射程圏から離れるように浮上する。

そのままMAPWの爆発に巻き込まれないように指定の位置まで一気にブーストで加速させる。

この基地やゲシュペンストがどうなるかなど興味はない。

既に自分達に果たすべき任務は終わった。

もしその基地の人間やゲシュペンストのパイロットが生きていようとも、戦場で出れば誰であれ撃つだけ。


それこそが自分達、兵士の役目なのだから。


そして、背後に広がる爆発と轟音と共に4機のリオンは空を駆けていく。

次なる戦場を求めて―――。



★ ★ ★ ★ ★



MAPWが連邦軍基地に着弾し、4人が帰還している頃。

その情報を己の戦艦『ストーク』の中で聞いていたセフィリア艦長とレミリス副長は胸をなで下ろす。

信頼や実力は認めているものの、戦場に居れば必ず生き残れる保障はない。

それは4人に限らず、自分達も変わりない。

この戦艦も対艦装備や機関砲も装備されているものの、わずかな損傷ですら乗組員の怪我にも関わりかねない。

少なくとも今は任務も終えて、少し安堵の息を吐く。


「各員、警戒態勢を1から2に変更。彼らが戻り次第、この戦線から離脱します」

「しかし、今回は無事に成功して何よりです」

「そうね。でも、流石にこの程度はこなして貰わないといけないというのは私の期待の持ちすぎかな?」

「さあ。それで彼らが言うことの聞くのでしたら、私は何も言いません」

「まあ、それで言う事を聞くんだったら安いものね」


しかし、それで言うことが聞くのであれば前任者達が上官の絶対命令について聞かせている。

つまり地位とは別のもので彼らに信頼を与えなければならない。

そう―――力や能力などでなければ、彼らからの信頼を得ることは出来ないのだ。


「(高い難易度であるけど、やれない事はないわね)」

「ところで、他の拠点はどうなっているのか、聞いていないか?」

「あの、艦長……」

「どうしたの?」


オペレーターの戸惑いを含んだ声にセフィリアは伺う。

その表情も戸惑いを隠し切れていないようだった。


「ラングレーを襲撃を行っていたテンペスト少佐の部隊から一報が入りました。任務失敗だそうです」


その言葉に周囲はざわめきだす。

テンペスト・ホーカーの実力はコロニー統合軍の中でも上位に入る人材であり、

かつて特殊戦技教導隊というPT用モーションパターンを産み出すほど操縦技術に優れたエリートパイロット達



その一人であるテンペスト少佐の部隊が任務に失敗するという事は周囲とっても驚きを隠せない。


「静かにしろ。で、その詳細は分かっているのか?」

「はい……地球連邦軍の新型2機及び特機、そしてヒリュウ改が実戦投入された後、MAPWを撃墜したとのこ

とです」

「そう―――向こうもただではやられない訳ね」


DCの先駆けと共に暗雲も立ち込めるような予感をセフィリアは隠し切れなかった。

そう―――向こうもまた自分達同様に己の剣を隠し、磨き続けていた。

どちらにしてもラングレーの落とせなかった事は手痛い。

あの地点は北米を護る最重要拠点の一つである為、落とした時の足掛かりも大きい。

しかし、その新型と特機がラングレーの拠点を抑えられては厳しくなるのが目に見えている。

少なくとも特機や新型の情報を見てみない事には後の対策も立てることが出来ない。

そう―――彼らがラングレーから出ていかないという保障など何処にもないのだから。

そして、自分達と戦わないという保障もまた存在しない。

その為にも今は情報を集める事を優先させる。


「今は4人が帰ったら、彼らの情報を共有しあいましょう」

「ですね。とりあえず送られてきた情報は何時でも開示出来るよう準備をしておいてくれ」

「分かりました」

「さて、ラングレーでこれなら他にも隠し玉があるとみていいでしょうね」


セフィリアは他の連邦軍基地にも秘密裏に開発している機体と読んでいる。

今回はゲシュペンスト一機で済んだものの、次はどうなるか分からない。

この日、4匹の猟犬は戦場へと放たれた。

しかし、その先は未だ先行きの見えない暗雲に包まれているのだった。




あとがき
お久しぶりです、シリウスです。
俺の精神力が尽きました。
生まれて初めてのロボットものの戦闘シーン。
正直此処まで難しいとは思ってみませんでした。
まだ始まったばかりなのに俺の方が先行きが不安です。
それでは、またいつの日にか会いましょう
2013/01/20(Sun) 01:06:49 [ No.992 ]

◆ OG本編開始 投稿者:シリウス  引用する 
トーレ



異星人襲来。

メテオ3によって齎されたものは兵器や超技術だけではない。

その脅威もまた地球圏に齎された。

脅威を知る者の反応は様々だ。

ある者は徹底抗戦を唱え、

ある者は己が命欲しさに降伏と従属をし、

ある者は来るべき時に備えて力を蓄える事を選ぶ。

しかし、脅威を知らぬ者は仮初の平和を謳歌するのみ。

それが幸せな事か、あるいは残酷な事なのか誰も知らないまま時は進む。

だが、これだけは言えるだろう。

もはや軍人も民衆も隠された事実から逃げる術はない事を―――。



スーパーロボット大戦OG・アストレイ

第4話『軍人と民間人』




アキト達が合流して数日後。

来るべき宣誓が近づくにつれて、EOTI機関の士気が高まっていく。

既に準備も全ての整っており、あとは行動を移すだけとなった。

だからこそ、目の前の状況に驚かざる負えなかったと言えた。

ハヤトとベイルはリオンのセッティングをしている最中に事件は起こった。

まずその事を発見したのはベイル。


「ん? なんだありゃあ?」

「……どうした? 何か問題でもあったか?」

「あー、いや、なんつうか……アンタの目で見た方が早えな」


目を離さないまま問いかけるも、ベイルからは歯切れの悪い言葉が返ってくる。

内心舌打ちをし、ベイルに言われるままベイルの視線の先を見た。

其処に居たのは―――。


「離せって言ってんだろ! くそ! 此処は何処なんだよ!?」

「おっほー! なんでこんなにも面白えモンがあんだよ!」

「……」


三人の青年が自分達の仲間に連行されていた。

目測ではあるものの、彼らが直ぐに未成年。

そして、着ている服から民間人である事が直ぐに分かった。

三人の内、三人とも反応はバラバラであった。

一人は暴れるように抵抗しながら連行されていく。

二人目は周りにあるリオンや兵器に目移りしながら喜色の表情を浮かべている。

最後の一人は諦観の表情を浮かべながら、黙々と何も言わずに連行されていた。


「なんだありゃあ? お前さんらの新しい兵士かなんかか?」

「いや、新しい奴らが来るという情報は入ってきていない。そっちはどうだ?」

「こっちも統合軍からは宣誓があるまでは入らないって聞いているぜ」

「……つまりどっかから攫ってきたって訳か」


嫌悪感を隠しきれないまま目の前の状況を見つめるハヤト。

宣誓も始まってもいない状況下での行動。

そのうえ、それが民間人ならば不愉快さも増していく。

宣誓が始まれば、人類は嫌でも覚醒しなければいけない状況に追い込まれる。

そこにどんな大義の名目があろうとも許されず、認められない事であるとハヤトは知っている。

しかし、誰かがやらなければ人は真実を知らないまま、異星人の襲来に迎えてしまう

だからこそ、自分達は宣誓する事で人々に脅威を知らせる事を決意したのだ。

それでも目の前の状況に彼は憤る。

覚悟もなく、意志もなく、人攫いのように連れてこられる光景。

少なくとも軍人として生きてきたハヤトにとって耐えがたい光景であった。


「おい、アレはなんだ? 何で民間人を此処に連れてきているんだ?」


だから、彼は連行してきた兵士の一人に問いかける。

問いかけられた兵士は一瞬逡巡したものの、意を決したように答えた。


「アレはアードラー博士のご命令でして」

「アードラ博士のだと?」

「はい。私達は『バニシングPT』の大会に出ていた彼らを連れて来るように言われただけでして」

「バニシングPT?」


バニシングPTという単語に訝しむハヤト。

その背後から呆れながらベイルは答えた。


「ゲームだよ、ゲーム。そっちはやったことはねえけど、俺達がやっているシミュレーターみたいな奴がゲームであるんだよ」

「え、ええ。その全国大会で上位メンバーを数人誘拐するのが我らの命令でして」

「チッ……この事、ビアン博士は?」

「恐らくご存じかと」

「……なら、俺の口出しをする事じゃないか」


ハヤトは内心苛立ちを感じながら上が承認している以上、自分達は下はそれに従うだけ。

そんなハヤトの様子に呆れながら呟く。


「いったい何でお前が苛立ってんだよ。たかがガキが三人、こっちに来ただけでよ」

「うるさい。民間人が我が物顔で戦場に立ち、英雄願望かゲーム感覚丸出しで戦うのが嫌いなだけだ」

「そういうもんか。んで、よくお前らはあんなのを楽に連れてこられたな」

「ええ。一応任務で潜伏はしていましたが、バグスが出てきてパニックになっている所をそのまま」

「バグスか……」


異星人―――エアロゲイターが所有する機動兵器『バグス』

その形状は動物もしくは虫に相当し、人が乗るような痕跡もない。

そして、今確認されているエアロゲイターの数少ない兵器。

バグスは彼らにとっての見せ札に過ぎない。

しかし、問題は其処では無かった。


「どちらにしても街中でバグスが現れるのもあまり例を少ないな。連中の多くは兵器の所に寄りつく筈なんだが」

「ええ。恐らくゲシュペンストに釣られてきたんだと思います」

「ゲシュペンスト? 援軍としてきたのか?」

「援軍としても来たんですが、その前に白いゲシュペンストが大会近くに置かれてまして」

「えらくまたタイミング良く置かれてたもんだな。あれか? 奴らも俺達と同じだったか」

「まさか。民間人で動かせるほどPTは甘くない筈だ」

「いえ、私達の仲間が見たんですが、ゲシュペンストに乗ったのが、その……」

「その大会に出ていた人間だった訳か。で。動かせたのかよそいつ?」

「はい。この目で動かしている所は見ました」

「なるほど。地球連邦軍も形振り構ってられんと見える」


バニシングPT。

ハヤトはその存在に知らずとも、状況や情報によって推測が出来た。

向こう側もこちら側と同じ事をしているのだ。


「なに一人で納得してんだよ。こっちにも分かるように話せよ」

「簡単に言えば、俺達の乗るPTのコックピットをそのままゲームに応用したんだ」

「あぁ、つまりガキの時から知らねえ内に特訓させておくって訳ね。親が知ったら訴えられても仕方ねえレベルだな、そりゃあよ」

「だろうな。それにアードラー博士がそれを知っているという事は、ある一定のレベルを持った人間は政府の方で個人情報などを管理しているとみていいだろ」

「で、それに目を付けた訳か」

「ああ、元々博士はそういう才能や素質についての研究をしていた筈だからな」

「で、その中でもアイツ等が選ばれた訳か。はっ、よっぽど研究が大事なのかね」

「あの男はそういう男だ。少なくともビアン博士が居る限りは成りを潜めるとは思うがな」


そう―――アードラー博士は少なくともビアン博士に忠誠を誓ってはいない。

いや、この組織自体もあの男にとっては己の野心を動かす為の道具に過ぎない。

ビアン博士もそれが分かっている筈。

しかし、その為の行動を移さないか、皆目見当がつかない。

どちらにしても考えても埒がないと言わんばかりにため息を吐くハヤト。

大事な事は今後の事だ。


「まあ、お前らはよくやった方じゃねえか。命令はどうであれ、バグスが現れた所から無事に命令を果たして戻ってこれたんだからよ」

「ありがとうございます」

「むしろお前らも俺らも大変なのはこれからだからな。んじゃあ、仕事があるんだろ? 行っていいぜ」

「ハッ!」


兵士はそういうと自分達が乗っていた飛行機の方へと戻っていく。

聞きたいことは聞いた。

あとは納得出来るかの問題であった。

少なくともベイル自身は納得している。

生き残るのも死ぬのも結局はそいつの責任に過ぎない。

それが軍人であれ、民間人であれ、関係ない。

あるのはただ生き残り、勝ち取った者のみが祝福される世界。

ハヤトの方は未だに納得し切れていない。

恐らく今回連れてこられた三人の内、二人は反応を見ても覚悟が決まっていない。

覚悟の決まっていない兵士を取りそろえても、邪魔にしかならない。

ましてや民間人ならば尚更。

どれほどゲームで鍛えようとも所詮はゲームに過ぎない。

戦場に居る恐怖も、敵を撃つ覚悟も恐怖も育つことはない。

そんな存在を彼は兵士とも戦士とも認めない。


「悪いが、少し此処を留守にするけど良いか?」

「別にいいんじゃねえか。どうせする事なんて特にねえしよ」


ハヤトは意を決心して、彼らの下へと行く事を決める。

彼らが選ぶ選択肢と覚悟を問いかけに―――。


★ ★ ★ ★ ★


ハヤトは周囲の兵士から話を聞いていく内、一つの部屋に彼らの情報と部屋を割り出した。

この三人の内、一人はアードラ―の話を了承したらしい。

それが誰なのか、大方の予想は着いている。

あの手の輩に聞こうとも、帰ってくるのも下らない言葉だと予想した。

だからこそ、彼らに聞かねばならない。

自分達がどういう選択を行うのかを―――。


「……ここか」


そこにあった一つの部屋の前に立つ。

聞いた話では既にこの部屋に移送されているらしい。

扉越しで部屋の中を確認すると、二人の青年が居た。


「おい、聞こえるか」


その声に気付いたのか、一人の青年が扉の前まで近付く。

その表情は安堵や驚きを浮かべていた。


「もしかして俺達を助けにきてくれたのか!?」

「まさか。此処に来たのは個人的な要件だ」

「なんだよ、それ……」


青年はそのまま愕然とするように部屋に置いてあったベッドの上に座り込み。

その表情は絶望しかなかった。


「そもそも仮に此処からお前等を救いだしたとして、その後はどうするつもりだ。此処は孤島で、周りは海。そのうえ、この基地には多くの軍人も居る。そんな状況下で逃げ出せると思っているのか?」

「そ、それは……」

「はっきり言って不可能と言っていいな。まあ、そんな事はどうでもいいんだが……」

「あ、あの……なら、何でここに来たんですか?」


今まで一言も話さなかった青年が口を開く。

ハヤトは直ぐに彼は意志を表に出す事を苦手するような人種だと分かった


「さて、お前等はどこまで話を聞いている?」

「あの爺さんの話か?」

「あぁ、正直あの爺から何処まで聞いたかは知らん以上、お前等の口から吐け」


ある意味、酷い事であると自覚している。

いきなり連れてこられて、訳の分からない事実を教えられてしまう。

だからこそ、その事実は変わらない以上は受け入れてもらうしかない。


「俺達が遊んでいたバニシングPTが元々は軍が自分達を選抜する事と、この世界がエアロゲイターっていう異星人に襲われていることを聞きました。でも、その事実を政府は隠しているって聞いた」

「地球を売り渡そうとしている地球連邦を打倒し、この地球圏を護る協力をしてほしいって」

「ふん、あの爺らしい言い回しだ」

「え?」

「いや、なんでもないさ。で、お前達の答えは保留か」

「……はい」

「(義憤や英雄願望に駆られて、返事をしないだけマシか)」


保留という答えにハヤトは内心安堵する。

ここで義憤や英雄願望に駆られて、頷くようでは彼らは何れ後悔するだろう。

自分の両手が血で赤く染まり、後には引けない所まで来ている所に居る事を。


「何でこんなことになるんだよ! 俺達は普通にゲームしてただけなのに!」


青年から発せられる声。

戸惑い、後悔、怒り、恐怖、絶望と様々な感情が集約されていた叫び。

もう一人の青年も同じく声には出さないものの、表情は暗い。


「だが、いずれ分かっていたことだ。それが早いか遅いかの違いだ」

「だからって、はい、そうですかって頷ける訳ねえだろ!」

「そうだな。俺個人の意見を言わせてもらえば、お前達は頷く必要はない」

「……それって」


例え上層部の決定であろうともハヤト個人として言うなら否。

そこにどんな大義や正義、理由があろうとも民間人を護る事こそが軍属の本分。

しかし、その信念も引き起こす側になった以上、何の意味もないものになっている

それでもこの境界線だけは譲るわけにはいかない。


「さっきも言ったが、俺は民間人を軍へと取り入れることには反対派の人間だ」

「……あの、どうしてですか?」

「決まっている。覚悟も信念もない人間が戦場に出る事自体、間違っているからだ。例えお前達がどれほど素質やテクニックを持ってたとしても、覚悟がなければ精神の方が先に破綻する」


人がどれほど大義や正義を掲げようも、撃つのは自分。

他人の大義や正義に目を奪われて、自分の精神を疎かにする者に戦場に出る資格はない。


「それに仮に戦わないと選択をしても、誰も止めはしねえ。だが、それでもお前達が知らない所で戦っているって事を忘れるな」

「……もう止めることは出来ないんですか?」

「止めてどうなる。政府は隠蔽し続けていく内に侵略は悪化するかもしれない。だったら、今から大勢の連中に意識として持たねえと、それこそいつの間にか侵略されましたじゃあ遅いんだよ」


だからこそ、自分達は地球連邦と戦うことを選んだ。

例えそれが許されない行為であっても誰かが行動を起こさなければ、人々は何も変わらない。

その果てに地獄であろうとも、何もしないまま死んでいく気は毛頭ない。

自分達はその為にビアン博士の意志の下に集ったのだから。


「だから、お前達もどういう答えを出すか考えろ。そして、どういう答えを出しても覚悟を決めろ」

「覚悟……」

「そうだ。戦争が始まれば、地球の何処にも逃げ場所なんて存在しないんだ。だからこそ、どういう答えを出すにしろ、生き残る覚悟だけは身に付けろ」

「生き残る事なんて出来るのかよ、あんな連中から」

「生き残れなかったら死ぬだけだ。いや、そっちの方が生き地獄を見続けるよりかは楽かもしれんけどな。それもあの世なんてものがあったらの話だがな」

「そんなのがあるかなんて分からねえよ」

「そうだろうな。まっ、どちらにしても今はまだ戦争が始まっていないからな。考える時間なら十分ある」


それがどんなに残酷であっても自分の意志で選択しなければならない。

だからこそ、彼はこれ以上は何も言わないとばかりに口を閉じた。

すると、今まで暗い表情をしていた青年を顔を上げて、尋ねる。


「あの……あなたの名前は?」

「ああ、まだ言ってなかったな。ハヤト・アカミヤだ。階級は、まあ民間人のお前等にはいいか」

「僕はリョウト・ヒカワです……」

「俺はケンイチロウ・モリデラです」

「リョウトにケンイチロウか……まあ、お前等がどういう答えを出すかは今は聞きやしねえよ。どうせ戦争になれば、今生の別れにもなるかもしれねえからなな」


出会いとは一期一会。

その時の出会いは一生に一度しかない。

ましてや自分達は戦場の中で生きる兵士である以上、その場限りの出会いかもしれない。

敵に撃たれて戦死したなど幾らでも聞く。

だからこそ、彼らの後の行動を聞かない。

味方や敵に分かれる結果になっても、己の為すべき選択を行うことこそが大事なのだから。

ハヤトも言いたい事を言ったことで、スッキリした表情を浮かべる。


「じゃあな。二度と会えるか分からねえが、もし縁があったら楽しみにしとくぜ」

「……はい。僕もまた会える事を楽しみにしています」


残された二人は各々で自分の覚悟や行動を考える。

その果てにどういう行動を起こすかは誰にも分からなかった。



★ ★ ★ ★ ★




ハヤトは一人歩いていると、ベイルが壁際に凭れかかりながら立っていた。


「よう。話は終わったかよ」

「ああ、終わったさ。それなりにスッキリする事が出来たさ」

「はっ! そりゃあ良かったじゃねえか。んで、ガキどもは何て?」

「さあな。答えは聞いていない」

「んだよ、そりゃあ。無理矢理頷かせりゃあ良いだろうが」

「アホか。そんなやる気の欠片のない兵士はこっちからお断りだ」

「まあいいや。とりあえず南極会議についての日程を伝えに来たぜ」


南極会議。

その言葉にハヤトの視線が鋭くなる。

表向きはスペースノア級『シロガネ』とEOTI機関の新型兵器『グランゾン』の発表。

しかし、裏で何が行われるか、彼らは知っている。

そして、其処で何を起こすのかも―――。


「で、何時だ?」

「2週間後だ……いよいよだな」

「あぁ。こちらもいい加減、雌伏の内に暮らすのも飽きてた所だからな」

「くくく……アッハハハハハハハハハハハハッ! 確かにうんざりだったぜ! ああ、そうさ。俺達は兵士なんだ……戦うことが仕事なんだからよ!」

「そうはしゃぐな。うるさい」

「そりゃあ悪かったな。だが、あんたも興奮してんだって分かってんだよ」

「ああ、この日だけを本当に待ってたんだからな」


自分達はその時の為に待ったのだから。

その日に世界は大きく変わっていく。

何故ならその日から始まるのは、侵略者から地球圏を護る為に行われる人類同士の戦争。

その戦争が終わろうともエアロゲイターとの戦争も待ち受けている。

民間人にとって戦火の恐怖で怯える生き地獄と化すだろう。

しかし、これは人類という種が生き残る為の戦争である以上は、戦いは避けられない。

そう―――ただ自分達の平和を勝ち取る為に戦う必要がある

これより後、世界は大きな混沌と時代に突入していく。

すべてはこの地球を護る為に―――。



あとがき
明けましておめでとうございます。
どうも、シリウスです。
テンザンを出そうと思ったら、リョウト君になっちゃった
とりあえず今回からスパロボOG本編に突入です。
今後どうなるか、私も試行錯誤しながら執筆中です。
では、また逢う日まで
2013/01/03(Thu) 02:07:12 [ No.991 ]

◆ クリスマス? アルバイトでした 投稿者:シリウス  引用する 
トーレ

パーソナルトルーパー、通称PT。

異星人の襲撃を受けた事に際して開発が決定した人型機動兵器。

その機能の高さに加えて、あらゆる状況に対応出来る汎用性の高さ。

従来の戦場の主流であった戦車や航空機に代わって出てきた量産兵器であった。

これ以上の量産兵器は出てこない。

地球連邦軍に所属する者は誰もがそう思い、戦ってきた。

しかし、兵器もまた既に新たな段階に秘密裏に進んでいたのだった。



スーパーロボット大戦OG・アストレイ

第三話『リオン』



アイドネウス島、地下ドック。

其処では来るべき戦場に向けて、新たな兵器を量産、開発を行っていた。

そう、アーマードモジュール『リオン』を―――。

その姿にひと際、興奮するあまり、笑みを隠しきれない男が一人。


「あはははははははははは! こいつはすげえ! 随分と面白え兵器が出来上がってんじゃねえか! なあ、おい!」


ベイル=シュノールベルトであった。

そんな姿に周囲に呆れながら見つめていた。


「お前は新しいオモチャを手に入れて喜ぶガキか?」

「おいおい、つれねえ反応すんじゃねえよ。アンタ達だって分かってんだろ? コイツ等が意味する事をよ」

「それでもオーバーリアクション過ぎると思うよ」

「そんな事を言っても、少尉だってあんま信じて無かったでしょうが!」


呆れながらも彼らもまた分かっている。

リオンの性能や特徴。そして、今後の戦争の状況を大きく変えることを―――。

何故ならこのリオンが本格的に量産が行われれば、航空機の時代に終わりを告げる。

その理由はたった一つ、小型テスラ・ドライブの搭載された事である。

従来の航空機は燃料を燃焼させて、その反動で飛行するものだった。

しかし、このテスラ・ドライブは従来の飛行ユニットとは大きく変わっていた。

周囲の重力に干渉・制御を行う事で「無重力状態」にすることで、重力圏内でも自在に飛行が出来る代物。

結果、従来の航空機では不可能だった変幻自在の飛行も可能になったのだ。

それでも今までは欠点があった。

それはテスラ・ドライブの大きさにあった。

現在までテスラ・ドライブが使われたのは戦艦級にしか搭載出来ず、小型化など到底不可能と言われていた。

それが今、この『リオン』の中に搭載されている。


「確かに資料を見ても信じ辛かったけど、こうして生で見るとね」

「まあ、無理もないさ。こいつの登場で恐らく戦場は一変するだろうな」


アキトの言葉に内心同意するメンバー達。

現在地球連邦軍が所有するPT『ゲシュペンスト』。

その汎用性の高さと質の高さも彼らは知っている。

しかし、その機体の重量やテスラ・ドライブを持っていない為、空中での移動が制限されてしまう。

このリオンは違う。

空中を自在に飛び回り、PTサイズの大きさを持つ人型機動兵器。

彼らは自らの頭上を支配されたようなものだった。


「ふふ、どうやら気に入ってもらえたようだね」

「ええ、そりゃあもう!」

「私達も見せた甲斐があったというものかな」


セフィリアは目の前に並ぶリオンの下へと近づいていく。

その後、すぐに乗り手であるアキト達へと視線を向ける。


「一応君達にはそのままリオンに乗ってもらう事になるだろうね」

「それはまた突然ですね。てっきりあそこで開発しているF−32型の航空機からと思っていましたが」

「そんな事はさせないさ。少なくとも私の部隊に居る以上は君達には窮屈な思いはさせないつもりだよ」

「そりゃあ随分と大きく出たな、艦長」


ハヤトは苦笑する。

此処のメンバーを窮屈にさせない等、ほぼ難しいと言える。

経歴を見た限り、誰もが手を引くような連中を集めたような小隊。

一切命令を効かず、己が信じる人間にしか従属しないベイル=シュノームベルトが良い例。

ハヤトもアキトもリョーヤですら経歴に問題があるのだ。

そんな連中が一か所に集まった小隊に対して、どうして窮屈な思いをさせないと言える。

経歴を知るものが居れば、それだけで注目の的になる連中ばかり。

もっともそんな視線に気にするような自分達でもないが―――。


「別段大きく出たつもりはないよ。さっきも言った通り、私は君達の命を預かる事になる。ならば、相応のモノをもって返すのが礼儀だろう」


それにとセフィリアは言葉を続ける。


「これは君達の方が分かっているだろ? 他人の目に怖気付くようなら最初から戦場に出なければいい」


人の視線に怯えるような存在なら戦場に出ても死ぬだけ。

戦場に出れば死の恐怖と常に隣り合わせで生きなければならない。

常に生き残るという保証もない。

まさしく生きるか死ぬかの世界が戦場なのだ。


「だから、私は君達を信じよう。どんな状況でも打ち砕けるだけの力を持っている事をね」


セフィリアの口上に真っ先に反応したのはベイルだった。

最初はくつくつと笑いを浮かべるだけであったが、次第にそれも大きくなっていく。


「あははははははははははは! なんだそりゃあ! 急に何を言い出すかと思えばそんな事かよ!」

「おや、これでも多少は自信を持って言ったつもりなんだけど」

「いやいや、自信がどうこうじゃなくてだなあ。まあいいや、どうせやる事は変わんねえしよ」

「ということは期待して良いって事かな?」

「ああ、期待してくれても構わねえぜ、セフィリア艦長」

「それは何よりだよ、ベイル軍曹」


『リオン』にこの小隊に艦長。

これほど愉快な事は無いと言わんばかりに笑いが止まらない。

ならば、自分もそれに見合ったものを戦場で返そう。

元より自分はそれしか能がないのだから。

まだ見ぬ戦場とこの小隊で待ち遠しさを隠しきれないベイル。

そんな姿にセフィリアは笑みを浮かべる。

寧ろそれ位の方がこの戦争を乗り切れる自信も着く。

無論むざむざと死ぬつもりもないが―――。

アキトはそんな艦長の様子に呆れ顔を浮かべる。


「はぁ……何をアンタはそんな当たり前の事を言ってるんだ」

「ふふ、口下手な君の代わりに私が恥ずかしい思いをして演説してあげたんだけど?」

「なら、少しはそういう風に見せたらどうなんだ?」

「そういうのは若い乙女がやるものだよ。それに三十路前の私がやっても誰が得をするのかな?」


セフィリアは口元にくすくすと笑みを浮かべながら、アキトの言葉を流す。

アキトはため息をつくと、直ぐに真剣な眼差しで見る。


「それにな、コイツ等を活かすのが前線指揮官である俺の仕事だろ?」

「当然その辺は君に任せるさ……『ゲシュペンスト・イエーガー』」

「……ああ、分かっているさ」


アキトに向けて放たれた言葉。

ゲシュペンスト・イエーガー。

その意味を知らずに訝しむリョーヤとベイル。

逆に言われた本人であるアキトと、その意味を知っているハヤトは眉をしかめる。

セフィリアはそれに気づき、申し訳なさそうな表情をする。


「ごめんなさい。少し言い過ぎてしまったみたいね」

「いや、構わんさ。結局その過去は変えられないしな」

「そう言ってくれると助かるよ」


セフィリアは苦笑を浮かべる。

資料に書かれた経歴を見れば分かる事とはいえ、それでも不用意過ぎた。

彼らとて触れられたくない過去がある筈なのに。

自らの未熟さに自嘲する。

しかし、何時までも引き摺っている訳にはいかない。

直ぐに小隊の方へと視線を向ける。


「さて、さっき言った通り、リオンは4機そのまま君達の下に配備される」

「しかし、良いんですか? 量産されるとはいえ、4機も貰ってしまって」

「ああ、それな「それについては君達が心配する事じゃないさ!」……何故あなたがこちらにいるんですか」


セフィリアの言葉を遮るように発せられた男の声。

小隊達は思わず声が発せられた方に視線を向ける。

其処に居たのは白衣を着た長髪の細身の男性。

彼は笑顔で一歩ずつアキト達の下に近づいていく。


「別に問題はないだろう。いくら私でも休憩というリラックスタイムは必要だよ」

「そんな事に聞いているのではありません。例のモノの開発はいいのですか?」

「それこそ問題ないさ。実際あんなのは其処まで難しいものではないからね」

「あの、こちらの方は?」


にこやかに話す男のペースに終始流されそうになるものの、リョーヤは現れた男に疑問を投げかけた。


「ああ、自己紹介がまだだったね。私は『ヴィンセント=クロイツァー』、このEOTI機関で働く者の一人さ」

「ヴィンセントさんですか。では、何故あなたがこちらに?」

「いやあ、正直テスト機体のロールアウト寸前なのだが、人目を盗んで満足に休憩というものをね」

「ようするに逃げてきたってわけか」

「常に人は回り続ける歯車ではないよ? 時には立ち止まり、視野を広げる事も大切さ」


一切口が止まらない男に呆れる一同。

ヴィンセントはそんな周囲を見つつも、笑顔を絶やさない。


「それにだ。面白い話をしていると無性に聞きたくなるのが人の本分じゃないか」

「そっちが本音じゃねえかよ」

「イエス! 正直毎日専門用語について話す連中と一緒に居るのも結構肩が凝るものでね」

「それがあなたの仕事でしょう」

「まあいいじゃないか。君達とてこのリオンの開発者の一人に出会えた事を多少の敬意は持ってほしいからね」

「はぁ!? この男がかよ!?」

「正確には機体造型を手伝ったまでだが!」


ああ言えばこう言うヴィンセントのペースに終始かき回されてしまう。

しかし、アキトは先程この男が口走った事が気になっていた。


「それよりさっきロールアウト寸前というのはどういうことだ?」

「ああ、君はこの小隊の隊長さんかな?」

「そうだが」

「ふむ、まあいいだろう。君達はリオンが我らEOTI機関の切り札だと思っている性質かな?」

「まさか。こんなものは見せ札の一つだろ」

「こんなんでは切り札にはなり得ないさ。しかし、見せ札は多いに越したことはない」


本命の一矢を隠す為の一矢。

しかし、どれが本命の一矢と見せないからこそ本命。

あるいは全てが本命かもしれない。

そう―――質にものを言わせた戦い方か、あるいは数に物を言わせた戦い方もある。

この場合、ヴィンセントが提示したのは数の戦い。


「あくまでもこのリオンはプロトタイプさ。これより更に改良を加えて、宇宙や海に対応したリオンも開発される予定だ」


これよりリオンはさらに多くの改良をされていく。

その適性や状況を変わるように、リオンもそれに合わして変化していく。


「それにコンセプトも変われば機体も変わってくる」

「つまりそれがさっき言っていたロールアウト寸前の機体ですか」

「そう。『ガーリオン』と『バレリオン』だ」


出来上がったオモチャを自慢するかのように言うヴィンセント。

ガーリオンとバレリオンという新たな兵器に期待を膨らませてしまう一同。

そして、同時にそんなものまでも開発してしまうことに改めてEOTI機関の技術力に驚くばかりだった。


「いいんですか? そんな大事な事を教えて」

「構わんよ。第一これは機密事項でもないし、ロールアウトが終わり次第に最前線へと配備される機体だ」

「つまり俺達も乗れるって訳スか」

「適性があればね。ただガーリオンについては生産数が少なく、指揮官機として扱われる予定さ」

「では、バレリオンは?」

「それこそ適性だろう。あれは航空する移動砲台だからね」

「なるほど。射撃が上手い人間でなければ扱い切れない機体という訳ですか」

「そういうこと。まあ、操縦に関してはリオン同系列だからさほど苦にはならんだろうがね」


ガーリオンとバレリオン。

操縦に関してはリオンシリーズである為、変わらない。

しかし、問題は特性をフルに活かせるかどうか。

それこそが乗り手としての役目と言えた。


「今君達に有用なのはこれ位だろうな」

「俺達に、ですか」

「そっ。君達にだ」

「そうですか。分かりました」


これ以上、話す事はないと言わんばかりに言葉を閉じるヴィンセント。

つまり彼らが何を作ろうとも恐らく自分達には回ってこない。

それほどのモノとなると、恐らく幹部のみが乗れる機体か戦艦。

興味がないわけではないが、乗れない以上はどうする気もない。

少なくとも今はこのリオンを乗りこなせるかが最重要事項であった。


「それに心配しなくても時期に見れるよ。あとは最終調整をすれば終わりだ」

「はっ……つまり俺達の勝利は揺るぎねえものになったわけか!」

「これで組織が生きて、俺達が死ねば意味ねえぞ」

「そりゃあ違いねえ!」


大局的な面で見れば、数も切り札揃えられたことで勝利は盤石となった。

しかし、最前線に立っている自分達が死ねば勝利も何もない。

あるのは死のみ。

だからこそ、大局の面がどうであれ自分達は死ぬわけはいかない。

自分達が為すべき事を成す為にも―――。


「さて、私は此処で失礼するよ。これ以上遊んでいると皆に怒られてしまうからね!」

「ヴィンセント博士……手回しお願いしますね」

「君はもう少しオブラートに言ってくれると、こちらとしても嬉しいんだけどねえ」

「おかしな事を言いますね。こちらも私の小隊の命が掛かっているのですから、これ位のお願いはしないと」


セフィリアとて分かっている。

この部隊は経歴や性格、そうした問題のある人間が集められた小隊である事を―――。

加えて従属というものから最もかけ離れた部隊。

もし快く思わない存在が現れれば、下っ端である自分達はどういう状況に追い込まれるか分からない

最悪捨て駒扱いや、そうした命令を下す可能性もある。

そういう状況に追い込まない為にも彼女は自らの役割を果たす。


「それに此処で頼まなければ、それこそ無視されるような部隊ですから」

「確かに一小隊がどうなろうが、大局的に見れば何の意味もないからね」

「そういうことです。だからこそ、必要最低限のモノは揃える必要がありますから」

「ふむ……」


ガーリオンとバレリオン。

生産数を考慮しても先ず幹部達に渡される事は目に見えている。

それに、たった4機のリオンでどうにかなるほど戦争は甘くない。

ましてや地球連邦軍も隠し玉を用意していないわけがない。

だからこそ、今ここで行動を起こす。

少しでも繋がりを得たのならば、有用に使うまで。

自分も彼らも死なせない事こそが彼女の仕事なのだから。

数秒後、大きなため息を零すヴィンセント。


「まあ、私とて全てを手回しは出来んよ」

「それで構いません。少なくとも手札が幾つかあるだけで状況は幾らでも作れますから」

「まったく……君も大概だね」

「そうでなくては彼らの艦長は務まりませんから」

「ああ、そうだろうね。こちらも面倒な女性に引っかかったものだ」

「役得と思ったらどうですか?」

「そっちは当面は難しそうだよ。まっ、約束は出来んがやってみよう。ただし、それまで生きているかは君達次第だがね」


ヴィンセントはそう呟くとその場を去っていく。

セフィリアは一つの仕事が終えたばかりと言わんばかりに安堵の息を吐く。

そんな彼女に真っ先に声を掛けたのはアキトだった。


「お疲れだな、艦長」

「しかし、良かったんですか? あんなことを言って……」

「良くは無いかな。でも、さっきも言ったが私は君達や乗組員を活かすのが仕事。それに恩恵が与えられるなら平等に貰うことは必要だからね」


この部隊が曰く付きであろうとも、その恩恵が与えられない理由にはならない。

自分達もまた地球圏を護る為の同士なのだから。


「それに過酷なのは変わりないよ。いや、寧ろキツくなるんじゃないかな?」

「それこそ上等じゃねえか! 俺達は戦争しに来たんだからよ!」

「自分としては早く終わってほしいですけど」

「そこは人それぞれさ。今大事なのはそれを扱う事になった責任の重大さだよ」


量産型とはいえ、未だに限られているガーリオン。そして、バレリオン。

だからこそ、それに伴った結果を出せとセフィリアは言う。

その言葉に一同は―――。


「それこそ問題ねえんだよ! こっちもプロなんだからよ」

「同感だ。アンタは戦艦の中でドーンと構えとけ」

「どちらにしてもそれが命令なら自分は従うだけです」

「此処にはそういう馬鹿しかいないらしい。まあ、俺もその一人だけどな」


それぞれの思いを口をする。

今までどう歩んできたのかは関係はない。

ただ自分達は果たすべき任務や使命を果たす為に戦場を駆る。

行きつく先が戦火が燃え広がる地獄であろうとも―――。

己の両手が血で真っ赤になろうとも―――。

自分の目指す理想の世界を得る為に、彼らは進み続ける。

己が戦火の中で燃え散るその日まで。




あとがき
こんばんは、シリウスです。
第三話に関しては「リオン」についでです。
今回書いてて思ったんですが、やはりまだまだスパロボは勉強不足ですね。もっと設定を知らなければいけないな
次回はいよいよ原作キャラが登場。
リュウセイルートでお馴染みのあの人です。
では、また逢う日まで頑張ります
2012/12/28(Fri) 01:45:30 [ No.990 ]

◆ まだまだ暗躍中 投稿者:シリウス  引用する 
トーレ アイドネウス島

そこは地球人が異星人を知る切っ掛けの場所。

『メテオ3』という巨大な隕石から地球では手に入らない超技術が検出された事が始まりであった。

その技術を用いた事で多くの分野や軍事技術が発展。

そして、異星人に対する人々の思惑が生まれた場所である。

『EOTI機関』

其処では異星人に対抗する為に新たな兵器が製造・量産されている。

その地下ドックの一角、銀髪の長髪をした女性は自分が預かる事になった戦艦『ストーク』を見つめる。

彼女が28歳という若さにして艦長『セフィリア=ローザ』である。

そして、アキトやハヤトが携わる小隊を預かる艦長。

艦を預かる者としての、乗組員や小隊の命を預かる責任と重圧。

その事に恐怖や怯えが無いと言ったら嘘になる。

しかし、その責任こそが自分の果たすべき役割であり、己の在り方。

そして、其処から退ける所には自分は居ない。


「セフィリア艦長、こちらに居ましたか」


後ろから聞こえる声にセフィリアは振り返る。

其処に居たのは明らかに50代を超えている老齢の男性。

彼もまた自分が扱うことになった乗組員の一人。

その男性を見たセフィリアは小さく笑みを浮かべる。


「あぁ、やはり自分が預かる艦はこの目で見てみないとね」

「ふむ。で、見たご感想は?」

「悪くはないさ。少なくとも今の私に見合ったものだ」


艦長に選ばれるという大役を仰せつかっても、未だ若輩の身である事は変わりない。

それでも、スペースノア級やマハト等の総司令官クラスの戦艦を扱いたい願望も持ち合わせている。

その為の努力も経験も一切惜しまない。

そうでなければ自分が預かる事になった小隊を扱えない。

今までは二人しかいなった小隊も、コロニー統合軍から二人の兵士が更に来ることになった。

渡された資料を見る限り、性格に難があるものの実力はあると書かれていた。

まだ見ぬ期待で、思わずくすりと笑みを零れる。


「艦長?」

「いや、小隊の事を思い出してね」

「……彼らですか」


艦長の言葉に真っ先に小隊の事を思い出す男性。

しかし、その表情は艦長とは逆に苦虫を噛み潰したように酷く歪む。


「本音を申してもよろしいでしょうか?」

「あぁ、構わないよ」

「何故あのような者達が我が艦隊に入る事になったのですか?」


男性にとって何故あんな連中が自分達の下へとやってきたのか全く不明だった。

確かにあの二人の能力や実力の認めている。

しかし、あまりにも性格や経歴に問題がありすぎる。

これではこの艦隊は敵を撃つまでに内側から崩壊してしまう。

来るべき時が迫りつつある中で、少しでも憂いを無くしたかった。

セフィリアは数秒間を開けて、苦笑交じりに答えた。


「はっきり言えば、私達は貧乏くじを引かされたのさ」

「貧乏くじですか?」

「そう。命令に従わない駒に用はない。しかし、実力がある以上は処分は出来ないのが上の本音だ」

「……そんな理由で自分達はあの者達を」

「でも、私は彼らを使うかな」


男性はその言葉に驚いた表情をする。


「私は別に言われた通りに動く従順な犬だけが欲しい訳じゃない」

「は?」

「そう。自らの判断で動き、必ず結果を遂行出来る猟犬が欲しいんだ」

「……同じ軍属としてその発言はどうかと」


軍属として命令は絶対順守。

その在り方はどの世界でも変わりない。

しかし、セフィリアの発言はそれを離れていた。

どのような性格や経歴があろうがなかろうが構わない。

ただ行動に見合った結果を残せと彼女は言う。


「それにそれ位で無ければ、この先は生き残れないだろう」


どちらにしても戦争が始まれば、油断や慢心、力が無い者から死んでいく。

どういう人間が戦場に求められていようとも、力を示し続けなければ生き残れない。

それをセフィリアは知っている。


「それにもう遅いよ」


セフィリアは手元に置いていたファイルを男性へと渡した。

男性は訝しながらファイルの中身を読んでいく。

読んでいくにつれて段々と顔色が悪くなっていき、更には表情すら歪んでいく。


「艦長!!」


そして、大きな声を出して、叫んでしまった。

セフィリアは思わずクスクスと笑みを零してしまう


「いや、すまない。だが、既に彼らはこちらへと向かっている」

「いや、しかし、これでは……」

「これについては既に決定事項であり、こちらに決定権も拒否権もない」


真剣さを醸し出しながら、どこか楽しげに語るセフィリア。

そのファイルの中身には本日、自分の部隊に来る彼らの名前や経歴が記されていた。

『ベイル=シュノームベルト』軍曹。

『リョーヤ=アマカゼ』少尉。

コロニー統合軍から派遣されてくる曰く付きの兵士。

セフィリアが所有する二人組の小隊を含めて、合計四人の小隊。

隊長の『アキト=アイザワ』中尉。

そして、『ハヤト=アカミヤ』少尉。

全員が曰く付きの兵士達。

それでもセフィリアは構わなかった。

既に賽は投げられている。

ならば、彼らの能力を十全に扱うのが自分の役目。


「どちらにせよ、私達のやるべき事は変わらないさ」

「そんな……」

「さて、彼らを迎えに行こうか……レミリス副長?」


セフィリアは男性の肩を叩き、通り抜けていった。

老齢の男性『レミリス=アーベン』副長。

この艦隊を取り仕切るナンバー2であり、この戦艦を取り纏める一番の苦労人であった。


スーパーロボット大戦OG・アストレイ

第二話『集結』


「あー……だりぃ」

船の甲板からベイルは気だるげに海を見つめていた。

この体全体に圧し掛かる重力を浴びている感覚。

生まれも育ちもコロニーで生きてきたベイルには慣れない感覚であった。

そのうえ、何処を見ても空と海しか存在しない世界。

このままでは目的地に着く前に退屈で死んでしまう。


「どうかしたか、ベイル?」


そんなベイルの後ろから声を掛けるリョーヤ。

そんなリョーヤにベイルは一切敬礼も身嗜みも整えず、気だるげな視線を向ける。


「いや、なんつうか、この重力が聞いてたのよりもキツイんっスよ」

「ん? というと、地球は初めて?」

「そりゃあ生まれも育ちもコロニー」

「なるほど。ならば、気をつけないと」


その言葉に訝しむベイル。

少なくともシミュレーターではあらゆる状況に対応できるように戦ってきた。

無論その中には地球での戦い方も供えられていた筈。

それを今更何を気を付ける必要があると思ってしまう。


「重力だよ。宇宙とは違い、地球では重力が機体やパイロットにも負荷が掛かるって事さ」

「そんなのシミュレーターって散々学んできたことじゃねえか」

「シミュレーターにあるのは情報を元に創られたものだからね。実戦と情報とじゃあ変わってくる」


特にベイルのように若く、宇宙でしか実戦経験のないパイロットではよくある危険な認識の一つ。

どれだけシミュレーターで経験を積もうとも、それはあくまでも情報にしか過ぎない。

地球では常に重力が発生し、其処に掛かる重力を常に想定しなければならない。

こればかりは常に認識と感覚で覚えてもらう以外に無い。


「(そういう意味でも、この任務は実戦経験が豊富な人に任せるのがベストなんだけどなあ)」


少なくとも今回の任務はリョーヤは自分やベイルのような若輩者が行うべき任務ではないと思っている。

彼らが上官より与えられた任務―――コロニー統合軍から派遣兵としてEOTI機関へと行くこと。

そして、来るべき時に備えて、地球で待機しろとの命令が下されたのだ。

自分達も軍人で在る以上は命令なら従うだけ。

しかし、納得がいくかどうかは別。


「(とんだ貧乏くじを引かされたなあ。やっぱり一回厄除けに行った方がいいかなぁ)」


どちらにしても此処まで来た以上、今更何を言った所で遅い。

その為に自分も周囲も引き返せない所まで動いているのだから。


「少尉……まだ着かねえんスか」


そんなリョーヤを尻目にベイルは退屈そうに海を眺めている。

船場からアイドネウス島に向かって三時間。

未だに島が見える兆しが見えてこない。


「というか、何で海で行くんスか。飛行機に乗れば直ぐじゃねえか」

「確かに飛行機の方が楽なんだけど、流石に今の状況だとね」

「あー……アイツ等スか」


現在アイドネウス島にあるEOTI機関にはパスが無ければ、簡単に入る事は出来ない。

特に自分達のような身分を明かせない存在なら尚更である。

その理由はたった一つだけ。

連邦安全保障委員会の主幹メンバー13人によって構成された組織「EOTI特別審議会」の存在であった。

その行動の目的はビアン博士やEOTI機関の監視、妨害であった。

今彼らに知られるという事は、後の宣誓に気付かれてしまう可能性がある。

それを避ける為にも少しでも安全な方法で行かなければならない。


「しかし、我が身可愛さのあまり地球を売る連中が政府トップとはねえ」

「そういうものだよ。結局彼らは自分の事しか見えていないんだ」

「いいや、アイツ等は分かっちゃいない……」

「うん?」


ベイルはEOTI特別審議会を嘲笑する。

自分の命欲しさに異星人に地球を売り渡した所で、意味がない。

何故なら異星人は彼らの命を求めてはいない。

寧ろ求めているのは、彼らとは真逆の存在。


「俺には分かるんだよ。異星人はあんな奴らの命を求めてなんかいねえのさ」

「……お得意の勘?」

「ええ、まあ、そんな所ですかね」


もっともベイルにとって異星人や地球連邦が何を考えていても関係ない。

結局他人が何をどうしようと知った事ではない。 

己が為したいように為すのみ。


「おっと、ようやく見えてきたか」

「そうみたいだね」


船旅をして3時間半。

ようやくアイドネウス島が見えてくる。

★ ★ ★ ★ ★

それから船は無事、アイドネウス島に着いた。

其処でリョーヤとベイルを待っていた二人の兵士。

『アキト=アイザワ』と『ハヤト=アカミヤ』だった。

二人はそのまま船の側まで近付いていき、敬礼した。


「リョーヤ=アマカゼ少尉とベイル=シュノームベルト軍曹だな」

「ええ、あなたは?」

「アキト=アイザワだ。階級は中尉だ。一応お前達の上官になる事になっているな」


上官という言葉に二人の表情がわずかに険しさが増す。

この男が自分達の小隊のリーダーになる。

流石の二人もアキトがどういう人物かを探るような視線で見つめる。

そんな二人にアキトは思わず口元を緩める。


「といっても、殆んど階級が上だった所為で押し付けられたようなもんさ」

「と言うことは、そっちの人は?」

「俺はハヤト=アカミヤ。階級は少尉だ」

「つまり自分と同じですか」

「まあ、そうだな」


リョーヤが見た限り、階級だけではなく年齢も離れているようには見えない。

しかし、ベイルにはない戦場独特の落ち着きが其処にはあった。

実戦経験を相当積んできていると見てとれる事が出来た。。

少なくともベイルを御守を自分だけが背負い込む嵌めにならずに済み、リョーヤは内心ほっとした。


「で、一つ聞きてえんだがな。本当にこの中にアレがあるのかよ」


上官に対して一切敬意も労いも無い言葉が放たれる。

思わずハヤトは眉をひそめ、アキトは苦笑する。

資料に書いてあった通りの人物像。

アキトは彼の資料を見た時、面白いと内心思った。

軍属に居ながら、まったく従属しようとしない思考。

その時点で罰則であるにも関わらず、それでも改めようとしない。

そうした存在を如何に操れるかに隊長としての手腕が問われる。


「アレとはリオンの事か?」

「そうだよ。ほんとにそいつはあるのかって聞いてんだよ」

「ああ。既にテスト機のロールアウト済みで、量産も進行中だ」

「かはっ……そりゃあ良いねえ。そいつを扱える日が待ち遠しいぜ」


一機でもロールアウトが完了すれば、その後は量産していけばいい。

その量産についても着々と進行中。

そして、それを扱う兵士もまた揃ってきている。

あとは時期を待つだけ。

その時が来れば世界は大きく変わる。


「二人は一応リオンについては?」

「渡された資料ならば頭に叩き込みました」

「同じく」

「なるほど。それなら行くぞ」

「行くってどちらにですか?」

「決まっているだろ……俺達の艦長の下にだよ」


アキトはそう言うと踵を翻して、一歩また一歩と進んで行く。

その後を着いていく三人。

リョーヤは進みながらも周囲をじっくり見渡していた。


「そう警戒すんな。どうせこの島にはスパイなんて居ねえよ」

「……どうしてそう言えるんですか?」

「決まっているだろ?」


ハヤトは答えをはっきりと言わなくても、それでも伝わるような言葉を告げる。

その視線と口元の浮かべる笑み。

それだけでリョーヤはスパイがどうなったか、直ぐに分かった。

恐らく見つかった時点で容易に想像が出来る。

殺されたか、あるいは洗脳されたかのどちらか。

リョーヤの胸中に苦さが浮かぶも、直ぐに押し殺す。

戦争をする以上は少しでも敵に情報を与えてはならない。

特に自分達のような未だ表舞台に出れない身の上で在る以上は尚更隠し通さなければならない。


「しかし、よく量産にするにしても此処まで隠し通せましたね」

「施設は表に出ているものだけじゃないからな。機関と繋がりを持った組織はいくらでもある」


それにとハヤトは言葉を続ける。


「お題目次第では幾らでも兵器の開発なんて幾らでも出来るさ。特に今回の場合では」

「異星人の侵略と防衛、ですか」

「確かにそれなら形振り構ってられなくなった連中から金をこってり絞り出せるわなあ」

「この辺が結社としての強みの一つだ。マオ社のように軍と正式に契約したわけではないから、政府に手の内を晒さずに済むしな」

「なるほどね。だから、こうして軍事力を蓄えられるってわけか」

「そういうことだ」


表向きは異星人の超技術による開発や調査をメインにしているEOTI機関。

連邦政府は嫌でもそちらの方へと視線を向けなければならない。

そして、結果的に別の方がおろそかになっていく。

それも一つの道理であった。


「まっ、どっちにしたって何もしないまま異星人に服従する気なんざねえさ」

「はっ! 違いねえ!」

「異星人が来るまで生きていけたらの話ですけど」

「生き残るさ、絶対にな」


地球や異星人の戦いがどれほど苛烈であろうとも死ぬ気など毛頭ない。

そもそも死にたがりが生きていられるほど戦場は甘くない。

あそこは救いも幸福も一切存在しない。

ただ力がある者だけが生き残れる世界。


「何の因果がか知らんが、それなりに面白いメンツがこうして集ったんだ。簡単に死なれても困るな」

「随分とお優しい事を言ってくれるじゃねえか、隊長さんよ」

「それにな、こちらも隊長を務める以上はお前達を生かす気で行うさ。それで死んだらお前達の力の無さをを恨め」

「そりゃあな。此処に居る連中だってそれ位は重々承知しているだろう」

「それに上官に恵まれないなんて今更珍しい話じゃないですしね」

「ふっ、言ってろ……おい、止まれ」


適度に軽口をたたき合いながら交流を図っていく。

そして、先頭に立っていたアキトは進むの止め、前方に向かって敬礼した。

その先に居た人物『セフィリア=ローザ』と『レミリス=アーベン』が居た。

すぐさまハヤト達も後を追うように敬礼する。


「どうやら交流はそれなりに進んでいるようかな」

「えぇ、艦長もどうして此方に?」

「私は自分の兵士はこの目で見ておく性質でね。でなければ、命を預ける事も預かる事も出来ないだろう」

「なるほど」


セフィリアはアキトと会話した後、直ぐにリョーヤとベイルの方へと視線を向ける。

その視線に思わず二人は敬礼しつつも身構えてしまう。


「そう緊張しないでくれ。資料で読んだとは思うが、君達を預かる事になった艦長のセフィリア=ローザだ。で、彼が……」

「レミリス=アーベンだ。階級は少佐。貴官達の艦の副長を務める」

「はっ! 自分はリョーヤ=アマカゼです。階級は少尉です!」

「あー……ベイル=シュノームベルト。階級は軍曹」


お互いに真逆の挨拶。

どういう人物かは資料で書かれていた経歴や情報で分かっている。

それでも形式とはいえ、しなければならない重要な事であった。


「さて、コロニーからの遠方ご苦労さま。こちらも諸手を振って歓迎させてもらうよ。お互い死ぬ時まで戦い合おう、この戦場をね」


これより戦場を乗り切る同胞として笑みを浮かべるセフィリア。

此処にEOTI機関とコロニー統合軍の合同部隊が設立されることになる。

曰く付きの兵士たちは戦場に何を見て、何を思うか。

それは誰にも分からなかった。


あとがき
お久しぶりです、シリウスです。
DCルートは地球連邦軍とは違って、暗躍する側だからどうしても影が薄いです。
リオンに乗って、ヒャッハーしたいなあ。
では、また逢う日まで頑張ります
2012/12/24(Mon) 01:41:54 [ No.989 ]

◆ SRW・再始動のおしらせ 投稿者:ユウMK−2(それも私だ)  引用する 
高町なのは 氏  名:ユウ=ソラハラ (空原 勇)
C  V:野島 健児
B G M:第二次SRW・OG ガリルナガン専用BGM『黒焔の狩人』
性  格:超強気
年  齢:27歳
身  長:177cm
体  重:82kg
髪  色:黒
眼  色:黒
成  長:万能型
エ ー ス:反撃時の最終与ダメージ+10%、最終命中+20%
精  神:直感、突撃、不屈、鉄壁、奇襲、覚醒
ツ イ ン:戦慄
特殊能力:極        (気力130以上で最終命中、回避、CT率+30%)
――――:底力       (HPが減るにつれて装甲、命中、回避、CT率が上昇する)
――――:リベンジ     (反撃時の最終与ダメージを1.2倍する)
――――:アタッカー    (気力130以上で最終与ダメージを1.2倍する)
――――:ガード      (気力130以上で最終被ダメージを80%に抑える)
――――:気力限界突破   (気力の限界値を170まで引き伸ばす)
――――:気力+(ボーナス)(全ての行動で獲得する気力に+1)
――――:精神耐性     (脱力を初め、一部の精神コマンドや気力減少効果を無効化する)  
P  R:
 連邦軍・大統領直属部隊『ガイアセイバーズ』に所属するエージェントであり、司令・アルテウル=シュタインベックより
受け渡された機動兵器・ガリルナガンの専属パイロットとして同機の各種実戦テストと言う名目で各地に出没・暗躍している。
ややくたびれた感の漂う上下黒のスーツに白いワイシャツ、紺のネクタイと見た目だけならドコにでも居そうなサラリーマン
だが、それはガイアセイバーズのエージェントである事を隠すフリでもあり、元々は本当にタダのサラリーマンだった自分の
習慣(※支給された制服は何かあれば着るのだが、いつもは愛用の黒いスーツを着用している)であり、今もなお可能な限り
くたびれたスーツを着用し続けている。
インスペクター襲撃事件の際に混乱に乗じて倒れていた警官の亡骸から拳銃を奪い、それを使用して自分の気に食わなかった
人物(※彼の話によると仕事場のいけ好かない上司・先輩らしい)を射殺し、その場に偶然出くわしたアーチボルドによって
DC残党にスカウトされ、彼もこれを承諾してサラリーマンから転じてテロリストへと成り下がり、日々の生活を送っていた。
機動兵器操縦技術は日々の訓練と実戦で磨かれ、短期間の内に物として習得し、アーチボルドにその才能を認められている。
現在は上記の通り、ガイアセイバーズの一人として各地で暗躍している一方、言う事を聞かない部下(?)の存在に胃を痛め
ながら、度が過ぎた事をすれば即座に殺してやろうと考えつつ、微妙な中間管理職に従事する毎日である。

〜台詞サンプル〜
<通常>
「さて、お仕事開始。今日も張り切っていい汗流すとしよう。」

「バニシング・トルーパーの遠い親戚とは言え、その眷属に違いないんだ。
 このガリルナガンの力、お前で試させて貰うぜ。」

「運がねーなぁ……あの機体、腕利きが乗ってんな……。」


<攻撃>
「悪ぃけど、手加減できる機体じゃないんだ。死にたくなければ死ぬ気で避けろ。」

「バスタックス・ガン、アクティブ――奴等を薙ぎ払え、ガリルナガン!」

「これ、銃で殴ってるけど銃身歪まねーかな……。」


<回避>
「今日の俺に隙は無かった。」

「回避、回避……お?」

「もっと良く狙えよ。こっちゃあんた等と違って元はサラリーマンなんだぜ?」


<被弾>
「当てて来たか、中々やるじゃねーか。」

「まぁ、この程度なら始末書一枚で何とかなる。大丈夫だ、問題ない。」

「装甲を抜けた……!こりゃ、チトヤベぇかもな。」

「相手を舐め過ぎていたか、ここから巻き返す。」

「まだだ!まだ俺とガリルナガンは堕ちていない!!」

「ここまでやらかしやがったんだ、タダで済むと思ってないだろうなァ!!」


<撃墜>
「あーあ、こりゃ減俸モンだぁ……トホホ……。」

「グッバイ、俺のボーナス査定……。」


<特殊台詞>
対・クレイル
「蒼き獅子、か……舐めて掛かれる相手じゃないな。」

「アルトアイゼンタイプ、懐に入らなければどうと言う事は無いが……油断できんな。」

対・リョーヤ
「チッ、良い位置から絶妙なタイミングで攻撃してきやがる。」

「お前を潰せば一時的に奴等を混乱させる事が出来るか?」

対・秋人
「マスタッシュマン?いや、違う……まぁいい。叩き壊すだけだ。」

「ゲシュペンスト・イェーガー、俺が迷わず成仏させてやるよ。」

対・陣耶
「剣戟戦闘機か……セオリー通り、遠距離から狩らせて貰おう。」

「お前の守りたい物を壊すのが俺の仕事だ、止めたければ俺を倒すんだな。」

対・ハヤト
「超闘士か……まぁいい、ガリルナガンで焼き尽くすだけだ。」

「人々を守る存在がぶっ壊される……中々に痛快な皮肉と思わないか?」

対・ベイル
「お前みたいなの見てると、しこたま殺したくなってくんだよな……。」

「DQNは一掃しねーとな。……俺も同じようなモンか。」

対・アリエス
「速さだけなら俺とガリルナガンは殺れんぞ。」

「機動性ならガリルナガンも負けてはいない、追いかけるだけだ。」

対・オトハ
「……なんつーか、随分と趣味的な機体だなぁ……。」

「ええい、ウロチョロすんじゃねぇ!鬱陶しい!」

対・ショウヤ
「なるほど、見るからに硬そうだが……ガリルナガンの火力に耐えれるか?」

「火力と硬さは目を見張るものがあるが、鈍亀だな。俺の機動性について来れるか?」




機体名称:ガリルナガン
操 縦 者:ユウ=ソラハラ
B G M:第二次SRW・OG ガリルナガン専用BGM『黒焔の狩人』
H  P:99000
E  N:550
運 動 性:130
装  甲:1500
移 動 力:8
タ イ プ:空・陸
地形適応:空・S 陸・S 海・B 宇・S
Wゲージ:―――
サ イ ズ:M
機体特性:射撃
ボーナス:運動性、装甲+15%
スロット:2
特殊能力:EN回復・中 (自ターン時にENを20%回復する)
――――:分身     (気力130以上で全ての攻撃を50%の確立で回避する)
――――:ジャマー   (ミサイル属性の攻撃を50%の確立で無効化する)
――――:フルブロック (全ての特殊効果を無効化する)

武装説明:
トライ・スラッシャー   (背部ウイングの一部を切り離して作り出すカッター兵器を敵に射出する)
バスタックス・マッシャー (斧とライフルを組み合わせた様なバスタックス・ガンで敵を殴りつけ、粉砕する)
バスタックス・ガン    (バスタックス・ガンの射撃モード。広範囲の対象を薙ぎ払う)
バスタックス・シーケンス (高速機動を行いながら、バスタックス・ガンによる近接攻撃を連続で行う)
アキシオン・アッシャー  (魔術的な魔方陣を生成し、そこから重力圏を撃ち出して敵を拘束した後、両断する)



〜久々すぎる質疑応答コーナー〜
Q:エタったんじゃなかったの?
A:雌伏の時を過ごしていました。そろそろ本気出す。

Q:お前、第二次OGやってただろ
A:カヲル君……君が何を言ってるか、僕には分からないよ……。

Q:キャラ設定変えたいんだが?
A:全然OK、ただしトンデも設定はペルフェクティオ様に贄として捧げます。

Q:ヒュッケバインはバニシングされるの?
A:遂に来たか、この時が!
  ヒュッケバインがバニシングされてから数年間、私は涙を飲んできたぞ!
  ヒュッケバイン好きにとっての、耐え難い敗北……。
  訳の判らないクレームによって、ヒュッケバインがバニシングされたのだ
  だが、それも今終わる。
  我がSSにてヒュッケバインは生き、ヒュッケバインのバニシングが
  創○の卑劣な罠だったと証明し、我がSSで凶鳥は再び羽ばたくのだ!

Q:キャラ投稿は?
A:現在受け付けておりません。どうしてもって方は筆者に念動力なりNT直感なりで連絡をば。

Q:ギャルゲ作品が増えるときいたが?
A:恋剣乙女と夏空のペルセウス、アリだと思います!

Q:ん?スキル枠がZの時みたいに8枠あるぞ?
A:ボス特権です。これ以上、味方の性能上げたら一方的な虐殺にしかならん

Q:作者はマヌケ
A:何を今更



そんな訳で、仕事とか第二次OGで忙しくてSS打てませんでしたが……時間が取れたのでリメイクします。
近日中に第一話を再投稿するので、それまでゆっくりしていってね!(ぁ
2012/12/14(Fri) 16:59:55 [ No.988 ]

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