俺の名は良司。
俺の名は良司。勇者ロトの子孫でローレシアの王子…ということを忘れたい今日この頃。
ラダトーム王国に来て見たが、王がトンズラこいていなかった。なんじゃそりゃ。
もうなんでもこいよ ははー。
とりあえず宿屋に入り、三人で今後の予定を話し合う。
「この大陸には他にも街あったろ?」
トンヌラ「いや、今はほとんど無いらしいよ?」
サマンサ「すっかり規模縮小ねぇ」
「なんにせよここまで来たんだ。なんかありそうなとこ回ってみてみるか…」
サマンサ「なにか発見もあるかもしれないしね」
三人で食卓を囲みながら打ち合わせは進む。
付き合いはそんなに長くないのに、馬が合っていると最近感じる。
無論 文句はやっぱりあるのだが。
トンヌラ「そういえばさ」
二人「?」
トンヌラ「さっき情報収集で武器屋回ったんだよ、そしたらなんか親父さんが終始落ち着かない様子でさ」
サマンサ「そういえばあそこの二階に最近見ない人が出入りしてるそうよ?随分身なりがいい人らしいけど…」
三人「…」
とりあえず明日はあちこち外回ってみようと思います。
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