俺の名は良司。
俺の名は良司。ローレシアの王子である前にセクハラの化身。
パーティに女が入った途端に段々こうなった。
素質はバッチリだったということだ。
さて、寄り道的に竜王城へ向かうこととなった俺達。
瓦礫を踏み分けて進むと、地下への階段を発見。
よく聞かされた伝説にある、竜王の間へ続く隠し通路だったところだろうか?
「中の通路は崩れてないようだな」
トンヌラ「モンスターの気配もするね…」
サマンサ「狭い暗闇での戦闘になるわね… こんな中わざわざ行く必要あるの?」
「好奇心さ」
サマンサ「じゃあ 前線でガッチリ盾やって頂戴ね」
なんだとメガトロン。
まぁ いつものことなので今更気にしてられんが。
奥へと進むと入り口と違って大分開けてきた。
地上の様子とは違い、ほとんど荒らされてない。
「随分綺麗だな。もっと荒らされてるかと思ったが。」
トンヌラ「誰も好き好んでこんなとこ入らないんじゃない?」
サマンサ「良司じゃあるまいしねえ」
トンヌラ探して洞窟出たり入ったりしてましたしね。
そういえばご先祖様はここでロトの剣を見つけたそうだが、
今 あの剣はどこにあるのだろう。
この討伐の旅、伝説の装備が必ずや力になるはずだ。
「しかしさあ 竜王はなんでこんなとこにロトの剣隠してたんだろうな」
トンヌラ「手に入れられたら困るからじゃない?」
サマンサ「なら壊しちゃえばいいはずでしょ」
「頑張ったけど折れなかったとか?」
トンヌラ「うーん… もったいなかったんじゃない?」
その末に殺されたのか竜王。
「なにげにまたここにあったりしてな」
階段を下りながらケタケタ馬鹿を言ってみる。
サマンサ「フフ ご先祖様が使った後返しにでもきたの?」
すると狭い部屋に宝箱を発見。
トンヌラ「確かこんな部屋にあったとか聞いたよねぇ」
宝箱を開けた。
ロトの剣を手に入れた!!!
「…」
トンヌラ「…」
サマンサ「…」
Why?
しかも大して強くねぇ…
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