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俺の名は良司。










 

俺の名は良司。


ローレシアなんて国は忘れた。

どうせ滅びるよ、数百年後とかに。

なんなら帰ったら俺が滅ぼしてやる。


とりあえずハーゴンに鋼鉄をぶち込むのを

第一目標にしただけだしな。順序ってものがある。


ああ 終わったらまずどうしようかなぁ。

やはり予定通りクソ親父の脳天を砕いてやるべきか。

それともロトの盾を隠し持ってた、サマルトリア王か。

トンヌラとかふざけた名前息子につけるしな。


やはり人生には目標が必要だな。

これからも俺の人生はドキがムネムネ、

Let's FryFry 大冒険だ。


あー 生まれてよかったなぁホント。


そうと決まったら先へ急ぐぞぉ、殺意がMAXのうちに。

そういや俺を吹っ飛ばしたクサレ女と天然ボケ王子が来ない。


十分に安全を確保してから来るつもりだな。

最終決戦を前にこんな連携でいいのか俺等。


そんな事をぶつぶつ文句言ってたら、

なにやら警戒しながらひょこっとサマンサが現れた。



サマンサ「無事に先進めたようね、後は上がるだけかしら」


トンヌラ「他に通りがなければそうだろうね。よーしいよいよ決戦だぁ!」



戦力外のトンヌラが無駄に気合を入れる。

お前はせいぜい力の盾で身を守ってればいいよ。



良司「遅かったじゃねーかてめーら」


サマンサ「割と早く来てあげたほうよ」



遅刻した人間に威張られるとはおもわなんだ。



サマンサ「さて、見たところそんなに広い作りじゃないわね」


トンヌラ「うん、上がありそうだから階段探して上がるだけかな?」


良司「なんにもなけりゃな。側近くらいいるだろうしよ。」


サマンサ「そいつらと一戦交えるかもって?」


良司「いればな。


トンヌラ「としたらハーゴンと一緒にいるんじゃない?

     まさかわざわざ一匹づつ待ってないだろうし…」




アトラスが現れた!




良司「…」


サマンサ「…逞しいのが出てきたわね」


トンヌラ「ちょっと手強いだけの見張りとかじゃ…」



アトラス「You Die!」



なんだかよくわからない超気合入った声と共に

巨体が襲い掛かってきた。


良司「うおおおおお!?」


不覚。突然の男らしい声に聞き入り、一撃もらう。

かなりの衝撃を受け、俺は壁まで吹っ飛んだ。


良司「ぐお!?ちゃうちゃう!こいつ門番なんかとちゃう!」


久々の痛い一撃。

しかしこんなんでは俺は殺せない。


再び立ち上がり、改めて巨体を見る。

ううむ、なんと逞しいフォルムだ。

場所が変われば超兄貴とか呼ばれてそうだ。


そしてその足元に良く見た姿が前のめりに倒れてる。


トンヌラだ。


俺が吹っ飛んでる間にあの馬鹿も一撃貰ったらしい。

別に死んでて構わない。



サマンサ「良司!あいつでかいくせにやたら速いわよ!」


トンヌラにベホイミしつつ、サマンサが見た事を報告。

なんだ、トンヌラ生きてるのか。



しかし一度に二回攻撃か。

図体もでかいし、きっとタフだろう。

さて、どうしたもんか。


良司「サマンサ、連携攻撃だ。協力を頼む」


サマンサ「珍しいわね、何?攻撃魔法?それとも補助?」


良司「いや ちょっとそこに立っててくれ」


サマンサ「?」



アトラス「Hasta la vista, baby!



なんかまたかっこいいこと言いながら、

ダッシュで近づいてくる超兄貴。


しかし貴様もこれまでだ。



良司「こいつを見ろぉ!」


サマンサ「!?」



おもむろにサマンサの水の羽衣をめくり上げる俺。


アトラスの一つしかない目玉の瞳孔が開いた。


まさに釘付けである。



良司「今だぁあああ!!死ねやぁ!!!」



ハヤブサの剣を抜き、猛烈ジャンプ。


会心の一撃。


会心の一撃。



アトラスを倒した。




トンヌラ「やったね!良司!力馬鹿勝負を制したね!」



トンヌラが力の盾で回復しつつ、

ベンチのチームメイトのような台詞を吐いた。


お前何してた。



良司「よし、第一関門突破だ。次もまた控えてるのかな?」


サマンサ「その可能性はあるわね、まぁとりあえず…」


良司「ん?」



サマンサ「死ね(イオナズン)」






水色縞パンでした。

 

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