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俺の名は良司。










俺の名は良司。

勇者ロトの子孫ってどうよ。


クソスレ立てんなボケ。



なんだかんだでハーゴンの城まで来て、

なんかデカイ超兄貴を倒した。


その際にトンヌラが死に掛けたが、

サマンサがすかさずべホイミかけて大事に至らず。


あー無事でよかったよトンヌラ。


別にいなくても同じだから、このまま帰れば良いのに。

帰る際にまた迷子になって首狩り族に襲われねえかな。


む それは面白いじゃないか。


祈りの指輪を取り上げて、ひたすらべホイミさせ、

MPが切れたところで除名。


ロンダルキアの冷たい大地に一人放り出された

サマルトリアの跡取りは、泣きながら祠に

向かって歩くのだろう。


そこへ現れる三匹のギガンテス。

まさに泣きっ面に蜂。


哀れトンヌラは白い大地を赤く染めて土に還ったのでした。



トンヌラ「ここまで来て仲間を無意味にいたぶる気かい…」


サマンサ「思ってるだけでまだやった事ないから大丈夫よ。基本小心者だし」



いつも通り読まれてるマイブレイン。

もしかしたら俺は自分で知らないうちに喋ってるのかもしれない。



トンヌラ「僕だって盾になるくらいなら出来ることを証明したじゃないか!」



トンヌラがなんか自虐なのかよくわからない自己アピールをしてる。

こいつ実は自分が役立たずだと知っているんジャマイカ。

自覚くらい無いと困ると言う話もあるが。



サマンサ「さて、でかいのの後に階段が見えるけど?」


良司「まぁ どう考えてもあそこから上だな」


トンヌラ「次もまたなんか待ってるんだろうね」



まぁ 超兄貴のインパクトに比べたら、

今更何が出てきても別段驚かない。


あれが二匹とか出てきたらそれはそれで驚きだが。



良司「まぁ 何が出てこようと俺の敵じゃないけどな はっはっは」


サマンサ「セクハラを武器にまでするしねぇ…」



少し殺意を感じました。

しかし縞パンとはポイントを押さえてるなサマンサ。



トンヌラ「とりあえず上に上がらないと」


サマンサ「先陣はお願いねリーダー」



サマンサがアゴで俺を見ながら階段を指した。
こいつの育ちをたまに疑う。



良司「上がってすぐは安全だろうよ。いるとしたら…」


トンヌラ「また次の階への階段の前かな」



とりあえず先に様子を伺いに上の階へ。
上がってすぐに悪魔神官と目が合ったが、
彼は一目散に逃げていった。

いまや俺の悪名は魔物ども相手にも知れ渡っている様子。

もう俺が魔王でいいんじゃね。



良司「はっはっは 中々気分がいいもんだな」


トンヌラ「このままみんな逃げ出してくれれば楽なのに」


サマンサ「相手の大将だけは諦めてないって事でしょ」



サマンサの言う通り、
何匹かはまだまだ元気一杯で向かってくる。
たまにやけくそだったり、もう死んだような顔で向かってくるのも混ざってるが。



良司「怖いのはいまやメガンテくらいとなったな。」


サマンサ「シルバーデビルが集団で鉄砲玉とかになってきたら大変ね」



それよりトンヌラが自棄を起こして、俺と心中考えるのが一番怖い。



トンヌラ「あ 階段発見だよ。今度は番の敵居なかったね」



ほえほえとトンヌラが階段を指差して言った。
何が起きても人と心中メガンテは無さそうだ。
ポテポテと無警戒に部屋へと入っていく。



サマンサ「気をつけてね、部屋の隅に隠れてたり…」


バズズ「ばんざぁぁぁぁぁぁぁい!!! 



突然壁の影から猿っぽいのが飛び出してきた。
トンヌラに抱きつき、明らかに自爆体制。

サマンサの心配した鉄砲玉の登場である。



バズズ「メガ…!!」


良司「よおいしょぉ」



会心のボディブロー。


トンヌラに抱きついたまま、
紫の猿の体が「く」の字に曲がった。



バズズ「ほふぁ!?」



猿は変な声をあげながら吹っ飛んだ。
そして二撃目の会心の一撃。
猿の首は胴体から離れ転がった。



良司「あぶねー このタイミングで玉砕とはな」


サマンサ「良司が先に中に入ってたら危なかったわね」


トンヌラ「ほらまた僕が囮として役に立ったじゃない!」



こいつ助けずほっとけば良かったかな。



良司「んま さっきみたいな巨人は番してなかったな」


サマンサ「ひょっとしてこいつじゃないの?」


良司「それがいきなり自爆かよ。ねえだろ。」


トンヌラ「今の良司相手にはそれしか無かったんじゃない?」



みんなであははーと笑いながら階段を登る。


通り過ぎる際、猿の目にはちょっぴり涙が浮かんでました。

 

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