まずはオーブの入手…一路ラーマン神殿を目指し進軍を開始しております。
星の光を必ず…
モロドフ「マルス王子、橋の向こうにグルニアの大部隊が見えます。遠いのではっきりとは見えませんがおそらく黒騎士団かと…」
マルス「やはりここで待ちかまえていたか」
グルニア黒騎士団。勇猛を持って知られ、大陸では最強とまで謳われる騎士団だ。
厳しい戦いとなるだろう。
カシム「帰りて〜…」
シーダ「(ビンタ)」
カシム「ぐわっ!?」
ニーナ「マルス、敵の大部隊が現れたと聞きましたが…」
マルス「はい。どうやらグルニア黒騎士団のようです」
ニーナ「グルニアの黒騎士団…」
マルス「それが、なにか?」
ニーナ「い、いえなんでもないのです。なんでも…て、敵将はどのような者なのでしょうね?」
マルス「敵将、ですか?どのような者と申されましても…」
ニーナ「その…グルニアには有名な将軍がいるではありませんか」
マルス「ああ、カミュ将軍の事ですね。おそらく彼ではないでしょう。彼はドルーアの意にそわぬ行動をとりその監視下にあると聞きます。母国が攻撃されれば別でしょうがこの地まで遠征して来る事はないでしょう。
ニーナ「そうですか…それは何よりです…」
マルス「?」
どうされたのだろう、黒騎士団と聞いて様子がおかしい。
何か気にかかることでも…
マリク「恐らく恋ですね!恋!いやぁ〜わかるなぁ〜…国も距離も越えた激しい想い…僕にも今は遠きエリス様の面影がいつも焼きついて…あぁ…待っていてくださいね〜」
うぜぇ…
というわけで進軍。
戦場は三つの陸地を渡す為の二つの大きな橋。
うまく壁を作って引き寄せれば、騎馬兵の機動性を殺せる地形だ。
采配によって結果が天と地ほどの差が出るだろう。
マリク「でかい河だっつーのに飛行ユニット一騎もいねぇ…黒騎士団より白騎士団の方がテンションあがったなぁ〜マジでファック」
マルス「(エクスカリバーの書を取り上げてそれで殴る)」
マリク「はふん!?」
オグマ「さて、いかが致しますか、王子」
マルス「…とりあえず僕が壁になって敵の攻撃を受け止めて、みんなで叩くいつもの戦法だけど…ジェイク、対岸へ攻撃届く?」
ジェイク「届くぜ〜(ドシュッ)」
しゅるるるるるる
対岸の敵ソシアルナイト「ぐわっ!?」
|||||||||<<<<<<<<<(びこー)
ジェイク「おーし!大命中!」
ホント便利だなこいつ。
そんなわけでジェイクのおかげで、敵の先方のほとんどが体のあちこちに怪我を抱えてやって来た。
例によってそれに対し僕が壁になり、周りがトドメ。レベル20のオグマはやること無いので民家で村人と話し込んでいた。
敵の先方を倒し、橋を渡り始めると、なにやら西の空からペガサスナイトが現れた。
マリク「敵の増援か!?ふ〜はー!!待っていたぞ!来やがれぇええ!!」
うぜぇえ…
しかしペガサスナイトは黒騎士団に合流する事無く、むしろ警戒しつつ僕の方へ向かって来た。
しかも乗ってるのは、よく見ると女の子。
これはもしや…
マリク「来やがったなハエがぁ!!喰らえ!正義の刃!エクスぅう!!」
マルス「止めんか!?(殴)彼女は味方だよ!恐らくだけどね!」
マリク「…はい?」
ペガサスナイトは僕を見つけるとゆっくりと近づいて、敵じゃないことを示すように手を振り、そして降りてきた。
エスト「あっ!マルス様ですね!私はマケドニアのエスト…天馬騎士パオラ、カチュアの妹です」
マルス「やっぱり、もしやとは思ったんだ。君がエストだね、始めまして」
マリク「(ちぃ…敵でも良かったのに…)」
エスト「やっとお会いすることが出来ました。最初は、姉達と一緒にマルス様の軍へ合流するつもりでしたが、三種の武器の1つメリクルの剣がアカネイアから持ち去られグルニアにあると聞いて取り返しに行っていたのです」
マルス「グルニアへ?無茶をするなぁ…君等が離反した事は知られていただろうに」
エスト「えへへ、でも無事取り返してきたんですよ!これがそのメリクルです!ねっ、すごい剣でしょ?ふさわしい人が使えば凄い働きをしてくれますよ。きっと」
ふさわしい人は今のところ僕しかいないのだが。
しかし、こんな大層な物を振り回したら、無駄に敵が居なくなるだけなので、当然僕が使うわけにはいかない。
今の僕は鬼太郎の仲間のぬりかべも同然なのだ。そういや妖怪ポストに相談のお便りとか出しても良いだろうか。
とりあえずレベルの割りに力の貧弱なジュリアンに渡す。弱点も補えるので、まぁ正解だろう。
オグマ「このはがねの剣も大分ヘタって来たなぁ…新しい剣欲しいなぁ…」
デビルソードなら君に上げてもいい。
というわけでエストが仲間入り。
なんかパオラやカチュアに比べてキャピキャピしてる。
アベルを見て「うわっ!?マジ好みなんだけど!?」とか言ってるし。
これが若さか。
バーツ「これで中央までは占拠できやしたね。王子、ご命令があれば先陣を勤めますが?」
そして相変わらず頼もしいバーツ。
斧が似合う男アカネイア1。
マルス「いや、増援があるかもしれないし、ここの砦を中心に引き寄せて各個撃破していこう、僕と一緒に壁は頼んだよ」
バーツ「へい!」
橋を僕とバーツで陣取り、向かってくる敵騎士を足止めする。僕は装備無しだが、バーツは来る敵をドンドン倒してしまうので、削られて殺されないか心配した。
バーツがしんどくなったら、シーザが前に。攻撃力がいまいち足りないので、敵を殺しすぎることもなくしっかり足止め。
予想通り敵の増援も現れたが、流れは変わる事無く、そのまま倒して行き、残りは敵司令官のスターロンだけとなった。
オグマ「ふ…黒騎士団も噂ほどではありませんな…」
お前何もしてないだろ。
スターロン「くっ! ここは抜かせん!抜かせんぞおっ!!」
なんか頑張ってるスターロン。
だけど持ってる武器はぎんの槍。
当然遠距離攻撃でまわされて死んだ。
スターロン「無念…」
全くだ。
可哀想なスターロンはマスタープルフを持っていた。これでまた一人誰かクラスチェンジ出来るわけだが…
マルス「…誰かレベル20いる〜?」
オグマ「王子!私はレベル20です!」
マルス「誰かいない〜?」
オグマ「はい!王子!はい!」
マルス「…誰か〜…」
オグマ「お・う・じ!レ・ベ・ル20!レ・ベ・ル20!」
マルス「ちくしょー!!あげればいいんだろ!あげれば!!(マスタープルフを叩き付け)」
オグマ「なんでキレるんですか!?でもこれで勇者ー!!」
役立たずのチキン野郎の癖に…
…というわけで戦いには勝利。
ラーマン神殿へ一直線である。
ニーナ「なんとか橋をこえましたね」
マルス「ええ。でも、本当の戦いはこれからかもしれません。モロドフ光と星のオーブは間違いなくラーマンにあるのか?」
モロドフ「はい」
なんで言い切れんだ。
モロドフ「ですが、ご注意下さい。この神殿には恐ろしい力をもった女神がおり、聖域を侵すものは全て焼き殺されるといいます」
ニーナ「…大丈夫なのですか?マルス」
マルス「正直やってみなければわかりません。ですが、光と星のオーブはどうしても手に入れる必要があります」
モロドフ「神殿を護る者達を出来るだけ刺激せぬようにしましょう。その為には少数精鋭で臨まれるのがよいかと…」
人数少なくても土足で入れば同じだと思うんだが。
マルス「わかった。大勢で聖域を踏み荒らすのも忍びない。ここは僅かな者達を選んで行くとしよう」
オグマ「よし!一軍メンバーの者は集まれ!それより選出するぞー!!」
貴様まさか既に選ばれたつもりか。