マルスです。
タリスが海賊なんかに攻め落とされたのを切欠に、ついに挙兵。
海賊達のあまりの攻撃力に泣きそうどころか、死にそうになりながらなんとか海賊の討伐に成功。タリス城を開放致しました。
タリス王からの援助で船と、どこに居たのか分からない戦士4人を新たに加え、ガルダの港へ向かいました。
港にはタリスを襲った海賊の本団が占拠しておりましたので、奴らを一掃し、戦いの足掛けとするつもりです。
ここから私達の解放戦争の始まりと言えましょう。
姉上、アリティアまで勝ち進むその日まで、どうかご無事で―
オグマ「マルス王子、港は海賊で一杯です。王子の首を狙ってグルニア兵も現れた様子、お気をつけ下さい」
マルス「わかっているよオグマ。解放軍として初陣と言っても良い戦いだ。負けるわけにはいかない。それに、頼りにしているよ」
オグマ「はっ。部下のサジ、マジ、バーツと共々励みます。」
あ やっぱり部下なのね彼等。木こりじゃないんだ。
マルス「ところでオグマ、聞きたいことがあるんだけど」
オグマ「なんでしょう?」
マルス「タリスが襲われた時、君等は一体どこに…」
オグマ「はっ!マルス王子!敵です!迎撃の準備を!!」
綺麗に誤魔化された。
でも橋の向こうにはホントに敵影が。
うーんしょうがない。
マルス「ジェイガンは北の橋!ドーガは西の橋の上で敵を迎え撃て!足止めに徹しれば良い!囲まれないように各個撃破だ!」
解放軍一同「はっ!」
マルス「オグマはジェイガンが手負いになったら交代、リフが回復させるまで耐えてくれ。」
オグマ「はっ!」
マルス「ところで」
オグマ「何か?」
マルス「タリス城が襲われた時にどこにいって…」
オグマ「来ましたぞ!マルス王子!ちぃ!海賊どもめ!」
やっぱり誤魔化された。
まぁ 聞いている場合でもないんだけどさ。わざとにしか思えないんだよね。
北の小島と西の港町から敵が同時進行してくる。
いわゆる挟み撃ちだ。
タリスで戦った海賊達と同じ攻撃力を持っているとしたら脅威だ。
とりあえず僕は西側の敵本拠地への進行へ。
マルス「ドーガ、壁は頼んだよ、なんだかんだで君が一番固いからね」
ドーガ「お任せ下さい!しかし長くは持ちません、カインかアベルに待機命令を」
うん その辺は知ってる。
こないだ見たから。
シーダ「マルス様!早速来ました!」
マルス「ゴードンは橋の脇で迎撃準備!ドーガ持ちこたえてくれよ!」
ドーガ「はっ!」
橋の向こうから海賊が現れる。また下品な斧をその手にぶら下げてる。今度は近づいた途端、弓と手槍で蜂の巣だ!しかしそんなことはお構い無しに海賊は突っ込んでくる!頭おかしいんじゃないかな!
海賊「おらぁ!!」
ドシュ
ドーガ「くっ!!」
ドーガ|||||||||||||||||||<<<<ビー
うーんやっぱりかなり効いちゃってる。
壁も持ってもう一撃か。
ドーガ「ふん!」
ドシュッ
海賊|||||||||||||||||||||<<<ピピッ
やっぱりあんま減らない。
ドーガに攻撃力が無いんじゃなくて、どうやらこいつらの体力が高いらしい。なんにせよこれで一度耐えた。後はみんなで蜂の巣に…
海賊「おらー!!(再攻撃)」
えー!!?
ドシュ
ドーガ||||||<<<<<(ビー)
ドーガ「ぐはっ…!」
海賊相手に再攻撃食らうのかよ!?
駄目だまるで壁にならん!
カインやアベル、僕でさえ敵二人は持つのに、ドーガは持たない!
ドーガ「は…速すぎる…!」
君が遅すぎるんだと思うよ。
とりあえずゴードンが弓を打ち込んで、僕がトドメ。
その次に現れた海賊の攻撃も僕が受け止め、反撃。
手槍攻撃で削ってまた僕がトドメ。
なんかちょっと強くなった。
とりあえずリフにライブしてもらって回復。
ドーガ?砦に戻ってもらってます。
さてジェイガン達はどうだろう。
バーツ「ふん!(手斧シュート)」
海賊「ぐあ!?」
海賊 <<<<<<(び−)
おお 強い!
やるじゃないかバーツ!
木こりとか思っててごめん!
さっき見えた盗賊も一人はアベルの手槍でお亡くなりした模様。
カイン?勿論見学です。
もう一人も橋の上で前に居た海賊が邪魔で通れなかった様子。ハンターも同じく攻撃範囲に入れなかったみたいだ。ふふふ、僕の采配通りじゃないか。ドーガ以外。
ジェイガン「ぬう…!」
ジェイガン ||||
う ジェイガンのライフが少ない。限界か。傷薬を持たせているが、一度下がらせよう。老人に経験値勿体無いし。
マルス「オグマ!ジェイガンと代わってくれ!」
オグマ「はっ!ジェイガン殿!退いてください!」
ジェイガン「お願い致す!オグマ殿!」
うーん頼りになる風景だ。
オグマと言えばタリスでは名の通った剣士。下品な海賊ごとき刀の錆にしてくれるはずだ。こないだ居なかったけど。
盗賊「野郎!」
残りはそいつと後ろのハンターだけだ!
蹴散らせオグマ!!
盗賊の攻撃
ドシュ
オグマ ||||||||||||||<<<<<<ピピピ
オグマ「くっ!」
あれ?
オグマ「せい!」
バシュッ
盗賊 ||||||||||||||<<<<<<<(ビー
あれれ?
ハンター「(盗賊の後ろから弓を射る)」
オグマ「ぐああああ!?」
オグマ||||<<<<<ビー
弱ぇ!?
タリス1の剣士じゃなかったのか!?
だから隠れてたのか!そうだったのか!?
とりあえず盗賊にアベルが手槍シュート。
倒れたところを回復したジェイガンが突っ込んでハンターに一撃。
カインで斬り付けてシーダでトドメ。
あ 活躍出来て良かったねカイン。
オグマ「うぐ…」
マルス「大丈夫かオグマ!」
オグマ「だ…大丈夫です…これしきのこと…!」
マルス「わかった リフ!オグマにライブを!…ところで…」
オグマ「な…なにか…?」
マルス「タリスが海賊に攻められてた時どこに…」
オグマ「ぐはっ!!(吐血)」
マルス「あー!!?リフー!リフー!」
うーん 今度食事の時とか聞いてみよう。
ゴードン「マルス様!グルニア兵が!」
マルス「え!?」
橋の警戒に就いていたゴードンが叫ぶ。
見てみるとパカランパカラン馬に乗った兵士が二人も走ってきてる。
こいつらもやっぱり強いんだろうか。
マルス「カインと代わってうちに入ってくれないかな!?」
カイン「マルス様ひどい!?」
マルス「なんにせよ橋を塞がなきゃ!」
とりあえず固めのアベルで塞ぐ。
一撃痛いのを貰うが、セーフ。
二人目は例によって橋の上でまごつき。
しかしこっちが与えたダメージが偉い少ない。
なんだかHPが高いぞこいつら。
マルス「どくんだ!アベル!」
アベル「マルス様!?」
以前の戦いよりそこそこ成長した僕。
今なら「こいつ」を使えばソシアルナイトくらい一撃のはずだ。そう、一体どの辺がソシアルナイトに特攻なのかわからない「レイピア」だ。
ブシュ
グルニア兵「ぐわー!?」
グルニア兵 <<<<<<<<<<<(ズドーン)
ふ 見たか。
トドメを散々貰った甲斐あって、盗賊に苦戦していた頃の僕とは違う。
もう一体のソシアルナイトはバーツが颯爽と手斧シュート。
そこへシーダがやはり特攻のウイングスピアでトドメ。
速やかにナイト二体を撃破。
バーツ強いな…
隊長のオグマよりよっぽど頼りになるような…
マルス「ふー とりあえず一息ついたね」
ジェイガン「まだまだ敵陣に海賊どもはおります。油断なされぬよう」
???「…あの〜…」
マルス「?君は…?」
気がつくと見慣れないガタイの良い男が一人。
あれ?海賊じゃないのこの格好。
ダロス「オイラは海賊のダロスと言います。もう汚いことはやめて足を洗いたいんです。これから真面目に働きますから仲間に入れてください」
おおう 思わぬ入隊志願。
僕は懐が広いので来る者は拒まない。
ダロスの他にもハンターのカシムも仲間に。
シーダが「どこかで見た顔だ」と飛んでいったところ説得して仲間に。なんでも母親の薬が必要な為に海賊に雇われたとか。
海賊が人なんか雇うのか…?
というか国が落ちて近隣の村々も大ピンチの時に薬とか言ってられないんじゃ…
うーん なんか不自然さを感じるぞ。
海賊の一味に入って略奪してたんじゃなかろうか。
まあ シーダが良いっていうなら良いか。
村に入ると、お爺さんが出てきて「シスターレナをお助けくだされ!」と言って5000Gくれた。
なんでもデビルマウンテンというあからさまな山に一人で入って行ったとか。
とりあえず覚えときます。
残りの海賊達もほぼ倒し、落ち着いたところで武器屋へ。手斧をしこたま買っておく。なんかこの先バーツに頼りきりそうな予感。
そしていよいよ海賊団の頭ゴメスを残すのみに。
しかし…
マルス「手斧持ってるよー…」
これは参った。
遠距離攻撃もくそもない。
おまけに攻撃力がとんでもないし、足が速い。
二回攻撃食らってあの世に送られる面子ばかり。
カイン、ドーガはともかくアベルも駄目。
シーダとマジは素早いがHPが足りない。ゴードンは論外。
結局 僕とジェイガン、オグマにバーツが攻撃候補に。
ジェイガン、老体なのにごめん…
とりあえずまずはジェイガン、僕、バーツで囲む。
敵の攻撃に合わせて反撃。
バーツが手痛く食らったが、お返しのはがねの斧が命中。
ゴメスも大ダメージ。
この男頼りになりすぎる。
削れたところをジェイガンで攻撃、例によってトドメは僕。
ガルダ海に巣食っていた海賊は壊滅した。
マルス「よし!僕らの勝利だ!みんな良くやってくれた!」
村人「ありがとうございますマルス王子、これで私達も安心して暮らせます。しかしこれからオレルアンに向かわれるとか…」
マルス「ええ ニーナ様がハーディン公の元で保護されてると聞いてるので…」
村人「そうなるとデビルマウンテンという山を越える他はありません。あの山にはサムシアンと言う盗賊が巣食っております。特に雇われ剣士のナバールと言う男は凄腕と聞きます。くれぐれもご注意を…」
さっき5000Gくれた村人も言ってたな。
シスターも探さなければならない。
マルス「だけど…凄腕の剣士か…オグマとどっちが強いかな?」
オグマ「…私と同程度であれば大したことはないかと…」
そうだね。
…とは流石に言えず「謙遜とはオグマってば奥ゆかしいなぁ」と言っておいた。
さて一段落着いたところで…
マルス「ところでオグマ」
オグマ「何か?」
マルス「タリスが攻められた時に一体どこへ…」
オグマ「さあマルス王子!先を急ぎましょう!のんびりはしていられませんよ!」
くそーう