黒騎士団に続き、グルニア本国の制圧を果たしました。
カミュ将軍とニーナ様の事で、また辛く悲しい記憶がつづられてしまいましたが、これも戦争。グルニアがドルーアと組む事を選んだ時にもう決まっていた事だったのでしょう…
これで七王国の残りはマケドニアを残すだけとなり、これを制するべく進軍を開始致しました。
ミネルバ王女をはじめ、ペガサス三姉妹の心中が気になりますが、これもまた避けては通れない道。
血を分けた兄妹が戦う悲しき宿命―
姉上―
私達だったらどうしていたでしょう―
マルス「ミネルバ王女。もうすぐマケドニアの国境です」
ミネルバ「ええ、いよいよですね」
マルス「いいのですか?母国と戦うに忍びないのなら今回は出撃いただかなくても…」
ミネルバ]「いえ、心配は無用です。王子にお味方した時からこの日が来るのは覚悟していました」
マルス「ですが…」
ミネルバ「…マルス王子は思い違いをしておられる。父の仇、志を違えたとはいえ兄や、かつての臣下と矛を交える…本当は、戦場になど出たくないのでは、と思っておられるのでしょう?」
マルス「…違うのですか?」
ミネルバ「そういう気持ちがないと言えば嘘になります。ですが、それ以上にこの国の末を決める一戦を他者に任すなど考えられない。マケドニアの過ちはマケドニア人自身の手で正してこそ意味があります。」
マルス「兄君と戦うことも?」
ミネルバ「…兄とは幼い頃より共に育ち共に武術や勉学を学びました。そして、いつも私の一歩先を歩いていた兄は私の目標であり、あこがれでした。今でも私は心のどこかで兄を敬愛しているのでしょう。だから…だからこそ、私が兄を倒します余人ではなく、私自身の手で」
…まぁ そこまで言うなら仕方ないからスタメンに入れとこう…
ぶっちゃけあなた弱いから入れたくないんですが…
自国の最期を前にして、覚悟を決めたお姫様にそんな事は流石に言えないので、黙って見守ることに。
まぁ いつものように僕が頑張れば大丈夫だよね。あはは。
というわけで進軍。
広大な平野が戦場である。さて…どう布陣したものか…
オグマ「王子」
マルス「なんだい?」
オグマ「敵は広い平野に、持ち前の機動力を生かすべく、広がって陣を敷いています。このままでは囲まれて弱いところから叩かれます。腕の立つ者を左翼と右翼に分けて広げ、戦力の分散を狙うのがよろしいかと」
なんかオグマの癖にまともな事言ってる。
いや、口だけは頼もしかったな…そういえば…
しかし問題はその右翼左翼を任せられるほどの人材が居ないという事だ。
いるのはただ一人バーツ。
一人で左とか右に飛び出されてもな…
流石のバーツも持たないだろう…
まぁみんなそこそこ強くなってきたし、敵の引き付けさえ上手く出来れば大丈夫だろう…
とりあえず、左翼にバーツ、シーザ、ジェイク。
右翼にシーダ、マリク、オグマを配置。
左翼はガチだが、右翼は少し不安。何がってオグマが。
マリク「ふはー!!右も左も空飛ぶトカゲばかりじゃあないかぁ!!みんなズタズタにしてやる!全て!残らず!ジェ〜イク…クインクレインで邪魔なんかしてくれるなよ〜…」
こいつも不安。なにがって精神が。
とりあせずまぁ残りはある程度中央に集まって進軍開始。
…なるたけ僕が突っ込んで敵を集めないとなぁ…
中央、敵陣のど真ん中にたったか歩いていくと、ジェネラル三体に囲まれた。
勿論勇者の槍。マジしんどい。
はっきり言ってもはや壁とか言ってられない状況。
後ろにはスナイパーもパラディンも見える。
仕方ないので、とりあえずジェネラル三体を片付けて回復に一度下がる。
右翼と左翼もやってくるドラゴンナイトを順調に始末。
やって来るたびにエクスカリバーが絶叫と共に放たれていた。怖い。
マルス「とりあえず敵先方はある程度片付けたね」
アベル「並んだ多くの砦が気になります。増援が多数潜んでるかと」
マルス「うん…あの砦全てから出てこられると、かなり厄介…」
ミネルバ「マルス王子!砦内より敵増援多数!」
言った傍から出てきたか…
さっきよりも数がずっと増えたじゃないか…
アベル「王子、このまま広がりすぎては右翼左翼とも押し込まれてしまうでしょう。陣形を狭め、退りつつ敵を引きつけましょう」
マルス「そうだね。しかし左翼のジェイクの足が遅い…取り残される危険が…」
アベル「大丈夫でしょう、バーツ居ますし」
それもそうっすね。
とりあえず左翼、右翼を狭めつつ後退。
僕とバーツ、シーダがそれぞれのしんがりを務め、敵を倒しつつ、陣形を組み直す。
ドラゴンナイトやペガサスナイトは、こちらに近づく前にジェイクのクインクレインで死んだり、近づいてもマリクにズタズタにされた。
マリク「ひゃはぁ!!来い!ドンドン来い!いくら撃っても!!いくら撃ってもぉ!!ハマーンの杖がある限りエクスカリバーは不滅!ふめぇぇぇつ!!」
ハマーンの杖は不滅じゃないんですが。
ソシアルナイトもゴードンが遠くからロングボウで削って、アベルがナイトキラーでぷすり。
ナイトキラーってどういう理屈で騎士に特効なんでしょう。
そして例によってちょっとおかしな戦士が一人。
バーツ「ふん!(ポールアクス)」
敵ソシアルナイト「ぐぎゃあああ!?」
一撃。
僕等の軍神は今日も滅茶苦茶です。
こうして順次、増援も撃破。
後は城周辺の敵のみ。
マルス「まずは僕が飛び込んでスナイパーを始末して、他の敵を引きつけて削っておくよ。後はみんなに任せるね」
シーダ「お気をつけ下さい…念の為魔道士対策に聖水を(聖水をマルスにかける)」
マルス「はっはっは シーダは心配性だな。あんな奴等僕の敵じゃないよぉ」
余裕こいて敵陣へ。
スナイパーの目の前に躍り出て、矢を放つ前に斬り倒す。
飛び込まれた際の彼の「えー!?」という顔がちょっぴり印象に残った。
そして反撃に出てくる敵パラディン。
勇者の槍で突付かれまくるが、姉上、僕は元気です。
それに僕は硬気孔を極めていると言ったはずだ。
槍程度ならこの通り…
敵魔道士「トロン!!」
えー!!?
マルス||||||||||||||||||||||<<<<<<<<<<<<<(ズバー)
痛ぇ!?
しかももう一体魔道士来てるし!?
敵魔道士「トロン!!」
うそーん。
マルス|||||||<<<<<<<<<<(ズバー)
い、いかん…久しぶりの重症だ…
聖水かぶってなかったらやばかった!!
ありがとうシーダ…ただのスカウトウーマンじゃなかったんだね…
思えばマフーにやられそうになった時も君だけは傍に居てくれたっけ…
なんとか敵の猛攻に耐え、すぐに味方も駆けつける。
オグマ「野郎!俺達のヘッドによくも!喰らえ!正義の剣!(ドシュッ)」
敵魔道士「ぐわぁあ!!」
オグマ「王子!もう大丈夫です!」
なぜパラディンに喧嘩売らなかったか聞いていいか?
バーツにシーダ、アベルにチキ、ジュリアンの連携攻撃とジェイクの遠距離攻撃で敵は次々と倒れていく。
マリク「ドラゴンナイトいないから後は任せますね〜」
このクソ野郎…
とりあえずこうして敵は殲滅。後は司令官のオーダインのみ。一旦回復など、体制を整える事に。
チキ「お兄ちゃん大丈夫?わたし、傷薬塗ってあげるね♪」
マルス「ありがとうチキ…」
マリア「チキ、ちょっとどいて。リライブかけるから」
チキ「薬塗りながらじゃ駄目?お兄ちゃん」
マルス「大丈夫だよ、構わない。二人ともありがとう」
チキ「わーい☆ …ふふん」
マリア「(ガキゃあ〜…)」
とりあえず全回復。さて、残すは敵将だが…
ミネルバ「マルス王子」
マルス「どうしました?」
ミネルバ「東の山に例の秘密の店を発見しました…飛竜でないと行けないような険しい山間だったのですが…」
客呼ぶ気あるのか…あの店は…
マルス「じゃあ一通り買い込んで来てよ…役立ちそうな貴重なアイテムなら買えるだけ買ってきていいから」
ミネルバ「わかりました」
ミネルバが行って戻ってくると、いわゆるドーピングアイテムがどっちゃり。
ほぼ強さが極まっているバーツ以外に配り、戦力の強化を図った。
特にジェイクには力のしずくを多く使ってもらい、攻撃力をMAXに。
反則なまでの遠距離攻撃手とあいなった。
試しに敵将のオーダインにエレファントを撃ち込んで貰ったら、あっという間にお亡くなりに。可哀想。
そんなわけで攻略である。
マルス「さて、後はマケドニア城か…」
ガトー「…マルス王子よ…」
マルス「!!その声は、ガトー様?」
ガトー「そうじゃ。よく来られたの。わしのいるところはマケドニア城の北の村じゃ。光と星のオープを手に入れたのならそなた自身が手に持って訪ねてまいられよ。それから1つ、良い知らせじゃ。そなたの姉エリスは無事息災じゃぞ」
マルス「えっ!本当ですか!!今、どこに?」
ガトー「幻の都テーベじゃ。そこにガーネフがエリスを連れて逃げ込みおった。早く行って救い出してやりなされ」
マルス「はい!」
ガトー「その前に、わしの元2つのオープを持ってこられるのじゃぞ。スターライト・エクスプロージョン…あの魔法がなければガーネフからエリスやファルシオンを取り戻すのは困難となろう」
ってかマフー持ってドンドン攻めてくれば無敵なんじゃガーネフ。
なんで逃げ込んだのかさっぱりわからんちん。
ジェイク「撃ち放題もこれで終わりかぁ〜…ガーネフほっといてMAX改造のエレファントと星のオーブ使った方が強いんじゃねえの?」
僕もちょっとだけそう思う。