マルスです。
デビルマウンテンを越え、草原の戦いを制し、ついにオレルアン城を前にしました。今も果敢に抵抗を続けているハーディン公の元へ駆けつけ、アカネイアを取り戻すべく力を合わせたいと考えております。
タリスを出て大分経ち、順調に兵を進めておりますが、姉上や母上の安否を思うと、胸が締め付けられるようです。
姉上、母上―
マルスは勝利を続けております。
どうかご無事で―
マルス「オレルアン城は落ちていたか」
アベル「はっ。ハーディン公とニーナ王女は部下と共に脱出、砦にこもり依然抵抗を続けられている様子」
ジェイガン「早急に救援が必要ですな」
マルス「そうだね、急がなければ。では…」
一同「(ドキドキ)」
マルス「スタメン発表するよ」
一同「(キターーーーーーー!!)」
マルス「まずはバーツ、オグマ、アベル、シーダ、マリク、レナ、リフ」
オグマ「ま、またバーツの方が先に…」
バーツ「(にやり)」
カイン「お…お願いだー!!!」
ジェイガン「王子、今回は少数精鋭で」
マルス「うん、じゃあ後二人程で」
ドーガ「王子…もうこっちも見てくれないんですね…」
マルス「えーとゴードンと…」
カイン「う…うおおおおぉぉぉ…」
マルス「うーん…カシム」
カイン「終わったー!!!」
サジ マジ「(カインに肩ポム)」
カイン「同情ならやめろ…」
サジ「(鉈を渡す)」
マジ「(薪を割ったり、食事の準備したり)」
カイン「騎士である俺に雑用をしろというのか!?い、嫌だ!うお!?止めろ!離してくれええええぇぇぇぇ(連行)」
ナバール「ふ…無様だな… …ん?なんだその鍋は? や、やめろ!!離せぇぇぇぇぇぇ(調理場へ連行)」
マルス「働かざるもの食うべからずってね!」
オグマ「はっはっは 王子は厳しいですなぁ」
〜〜オレルアン城 砦付近〜〜
ハーディン「ニーナ様、アリティア軍が対岸に現れました」
ニーナ「えっ、本当ですか?では、マルス王子がやっと来てくれたのですね」
ハーディン「そうです。これでようやく戦力が立て直せます。これより我等はアリティア軍に合流し城を取り戻すため出撃します。ニーナ様はここで良い知らせをお待ちください」
〜〜再びアリティア軍〜〜
マルス「ねえ オグマ」
オグマ「何か?」
マルス「僕等って割かし電光石火な進軍振りだよね?」
オグマ「ええ。快進撃、そう言ってもおかしくないかと。どうなされました?」
マルス「いや…なんとなく不満持たれてるような気がして…「遅ぇんだよ」みたいな」
オグマ「はっはっは 王子は心配性ですな。ご安心めされい見事な戦いぶりです」
マルス「だよねー。今日も勝ち進むぞー」
オグマ「はっ!では采配を」
マルス「うん。まずは北に広がっている敵部隊を叩こう、ペガサスナイトが見えるから…」
ゴードン「(出番か!?)」
マルス「マリクお願いね」
マリク「はい!」
ゴードン「(がくー)」
シーダ「マルス様、対岸の砦から騎馬兵が5騎。ハーディン公の部隊のようです」
マルス「おお、ハーディン公もこちらの動きに合わせて出てくれたようだね。」
カシム「敵に寝返ってたりして…」
シーダ「(ビンタ)」
カシム「はうぁ!?」
マルス「…え〜… というわけでとりあえず北の部隊を殲滅してすぐにハーディン公と合流。騎馬兵はゴードンとカシムで削ってトドメにアベルと僕、弓兵はオグマとバーツに主に任せるよ。シーダは一足先にハーディン公の援護へ」
一同「はっ!!」
というわけで攻略開始。
対岸の敵本隊が気になるが、「草原の狼」と呼ばれたハーディン公の事だ、何の憂いもあるまい。まずは目の前の部隊を殲滅してしまおう。
シーダが対岸へと飛んでいく。ごめんよ僕のシーダ。危険な役割をさせて。
敵騎馬兵の足が速いので、敵陣寄りの川近くで引き寄せ。
ここならば本陣からやってくる敵も寄せ付けられるだろう。
例によって僕とバーツで壁。
敵ソシアルナイトがダッシュで寄ってくる。頭悪い。
マルス「マリク!」
マリク「はい!エクス!!」
え
マリク「カリバー!!!」
マケドニア兵 <<<<<<<<<<<(びこー)
マリク「やりましたよ!マルス様!」
懲りてないなこいつ。
とりあえず僕に寄ってくるソシアルナイトをのレイピアで刺し殺す。ペガサスナイトはやってこない。賢い。
マリク「なぜだ!なぜ来ない!?(エクスカリバーの書を持って歯をギギギ)」
ゴードンに任せようかしら。
シーダ「マルス様!」
マルス「シーダ?どうしたんだい?ハーディン公とは合流できたのかい?」
シーダ「ええ…ですが…敵との交戦でかなり痛手を受けてしまいまして…」
マルス「ええ!?あのハーディン公が!?敵の規模は!?」
シーダ「それが…… …一騎です…」
マルス「は?」
シーダ「一騎です…ソシアルナイト一騎です…」
マルス「…」
WHY?
誰?草原の狼とか言ったの。
マルス「オグマ!ハーディン公の通り名ってなんだっけ!!」
オグマ「草原の狼です!」
マルス「誰が言ったの!?」
オグマ「出所は知りません!でもさっき王子も呼んでましたよ!!」
マルス「シーダ!ハーディン公の部隊の規模は!?」
シーダ「ハーディン公を含めて五騎です」
一騎相手に五騎で苦戦かよ…
嗚呼…彼等も使えないのか…
とりあえず敵本陣からやって来たアーチャーをオグマとバーツに任せ、敵ペガサスナイトと近くにいるアーチャーと司祭を片付けに。
しかしあの司祭はどっかで見たような…
マリク「エクスぅぅうううううう!!」
敵ペガサスナイトが寄ってきてマリク大喜び。
マリク「カリバァァァアアアアアア!!」
可哀相に、ペガサスナイトはズタズタになって落下した。そこに敵司祭がやってきてマリクにサンダー。マリクは落雷の直撃を受けて痺れた。
マリク「野郎!爺ぃ!!(エクスカリバー)」
敵司祭「ぐあああぁぁぁ!?」
ゴードン「マリク殿!援護します!」
まだ息のある司祭に止めを刺そうとゴードンが弓を引く。
マルス「!? 待つんだマリク!ゴードン!!」
ゴードン「マルス様!?」
マルス「ウェンデル司祭!?ウェンデル司祭ではありませんか!?」
ウェンデル「おお マルス王子!?」
マルス「なぜ貴方がこんな所に…」
ウェンデル「実はカダインもガーネフに支配されてしまい…今や多くの魔道士たちがガーネフに率いられドルーアに力を貸している状態で…」
マルス「そうですか…ついにカダインも…」
ウェンデル「マルス王子、どうかガーネフの野望を打ち砕く為、力をお貸し下さい」
マルス「勿論ですウェンデル司祭、こちらからもよろしく」
ウェンデル「ところで弟子のマリクはどうしていますかな?」
マルス「ああ マリクでしたら…先ほど貴方がサンダーぶちかました彼ですが」
ウェンデル「ええぇ!?」
マリク「ああぁ!?」
マルス「マリク、落ち着いて見てご覧。君が『爺ぃ』と呼び、殺す気満々でエクスカリバー放ったこの方は、かつての恩師だよ」
マリク「先生!?なぜこんな所に!というか僕が分からなかったんですか!?」
ウェンデル「おぬしこそ師に向かってエクスカリバーとは何事ぞ!?」
マリク「僕の場合は反撃ですよ!!やらなきゃやりませんよ!!」
ウェンデル「大体爺ぃとはなんだ!!爺ぃとは!」
一生やってればいい。
とりあえず北の部隊は殲滅。
盗賊も始末し、村に入ると青年が近寄ってきた。
話を聞くと、なんでも彼はペラティで竜人を見たらしい。普通の親父が目の前でいきなりでかい竜になってびびったと。そりゃそうだ。
しかし何の為に竜になったのか気になるとこだが。青年が怒らせでもしたのだろうか。だとしたら生きてないか。
しばらく話を聞いてると、そこで拾ったという赤い石をくれた。気味が悪くなってきたので、いらないらしい。
なんで僕も受け取ってしまったのだろう。謎。
というか戦闘中に世間話してしまったのが一番謎。
村を出て砦に引き篭もってるハーディン公と合流。何しに出てきたんだこいつら。そりゃ城も獲られるわ。
ハーディン公は僕に総指揮を任せるとの事。あたりめーだ。
そのまま一気に攻城戦へ。
寄ってきたペガサスナイトはやっぱりマリクに惨殺された。悲惨。
アーマーナイトはバーツがハンマーで殴り殺し、僧侶はオグマが斬り殺す。
オグマ「ふっ 見たか我が剣の冴え」
敵 無抵抗です。隊長。
残りはいよいよ指揮官のムラクのみ。
ムラク「この城はミネルバ様からの預かり物。お前達の自由にはさせぬ」
なんか忠臣っぽい。
ミネルバか、マケドニアの王女だったはずだな。
シーダ「砦に援軍が控えてるらしいですわ、マルス様」
遅くねーか援軍。
マルス「じゃあ今のうちに塞いだ方がいいかな」
オグマ「または出てきたところをすぐに叩いてしまいますか」
マルス「そうだね、弓兵の経験値に…」
マリク「じゃあ僕は指揮官相手に削って稼いでますね!(ムラクへと走る)」
マルス「あ!?駄目だマリク!勝手な…!!」
マリク「エクス!!」
ああぁ!?
マリク「カリバぁぁああああああー!!!!」
ムラク「うぎゃああああああああ!!!」
必殺の一撃。
ムラクはミネルバの預かり物を前に一撃で死んだ。
マリク「あ〜…」
マリク「…」
マリク「いよいよ城内戦ですね!王子!」
その前にお前ちょっと来い。