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マルスより、暗殺団追走中





マケドニアの反乱を無事に鎮圧させた我がアリティア軍。

しかし、救出すべきミネルバ王女の姿は無く…またラングの横暴に新たな命令を突き放してしまった。

双子の王子達の安否と、攫われたミネルバ…そしてミシェイル…

多くの不安の中、暗殺団に追われているという、かつての仲間を助けるべく、僕等は山中を進んだ…







ジェイガン「マルス様、山中に敵影を発見しました。戦闘が行われているようです」


というわけで早速暗殺部隊に追いつきました。

こんなに大人数でぞろぞろやってきて、今まで見つからなかったのが不思議です。


マルス「わかった。ジェイガン、リョウジ進撃の準備を急ごう!」

リョウジ「はっ!!マルス様!!」

マルス「ところで…情報通り味方は襲われてるのかな?」

リョウジ「確認いたします。 …! あれは…?」


リフ「囲まれてしまいましたか…残念ですがここまででしょうか…」


リョウジ「リフ殿です…ね」

マルス「リフだね…」

リョウジ「なんでこんなとこうろついてんでしょうね…あの爺…」

マルス「暗殺部隊も頑張ってあんな老人追い立てまわさなくてもいいのにね…」


正直ほっといてもあまり影響無い。

しかしまぁ、暗黒戦争ではマリアが入ってくるまで頑張ってもらったし、
リョウジも訓練中は世話になったって事で、頑張って助けよう。


マルス「この距離では普通に行ったんじゃ間に合わないね。パオラ、カチュアと共にリフの救出に向かってくれ。
    他の敵は僕らで引き付けて倒す」

パオラ「わかりました」

マルス「よし!行くぞ!リョウジ!!」

リョウジ「ははっ!!」




〜〜 一方 〜〜



クライネ「さあ、追い詰めたみたいねえ。後はじっくりいたぶって楽しむだけ…」

カタリナ「クライネ、アリティア軍が来ました」

クライネ「ちっ…面倒な奴ら…でもアイネ、ムカつくけどあんたの言うとおりになったわねえ?
     アリティアは仲間を見捨てない。クズの割には奴らの内情を知ってるじゃない

カタリナ「…」

クライネ「あたし達の仕事は、前の戦争でマルスに味方した連中を一人一人殺していくこと。
     奴らを生かしておくと、次々とマルスと合流しちゃうものねえ。そうなると厄介だわ」

カタリナ「…クライネ、あなたがやるのですか?」

クライネ「私が出るまでもないでしょう?手下どもにやらせれば済む話だわ。大した相手には見えないけど?」

カタリナ「リョウジたちを甘くみると死にます。クライネ。
     私はあの人の軍師役でしたが、軍師らしい真似はほとんどしていませんでした。
     私なんかいなくてもリョウジたちは強いです」

クライネ「何?じゃれあってるうちに情が移ったの?クズはそこで見ておきなさいな。
     大好きなお仲間が殺されるさまをよーく、ね。ああ、そうだ。邪魔だけはしないでちょうだいねぇ?」



〜〜 再びアリティア軍 〜〜



さて、そんなわけで今日も元気に進軍である。

パオラとカチュアは北の山周りで爺救出に急ぎつつ、途中で敵を始末してもらう。

そして僕等はいつも通り敵を引き付けるのである。



マルス「敵はアーマーナイトがほとんどだね」

リョウジ「…山道なんですけどね…」

マルス「兵種ちゃんと選んでたらリフやられてたかもね…」

リョウジ「どちらにしろ、もうリフ殿に逃げ道はほとんどありません。急ぎましょう」

マルス「パオラとカチュアが間に合っても、挟まれちゃまずいしね。久しぶりにこれ(レイピア)の出番かな」


さて、そんな事を前線でくっちゃべってたら、アーマーナイトが襲い掛かってきた。

いまやリョウジより防御力では僕が勝っている為、前と同じく主な壁は僕の役目となった。歴史は繰り返すのである。

んまぁ しかし…



リョウジ「よっせい!!」

暗殺者「ぐぎゃああああ!!?」

リョウジ「暗殺者のくせに重い鎧着てうろつきまわってんじゃねえよ!!」

暗殺者「はぎゃああああああ!!!」



攻撃力はまさに破壊神そのものである。

そして経験値は僕とリョウジに次々と飲まれていくのだ。

他は削ったり、ちょっと壁やったりするだけである。可哀想。


リョウジ「あらかた始末しました、マルス様」

マルス「よし、僕とリョウジでパオラ達と合流する。他は砦で待機していてくれ」

ロディ「了解です。ちょっとダメージ受けましたしね」


ほとんど受けただけでしたね。


さて、先を急ごう。



〜〜 一方 〜〜


クライネ「じゃ、あんた達に後は任せたから。もうすぐ他の手下も来るはずだから、とっとと奴らを片付けなさい」

部下「え!?帰っちゃうんですか!?」

クライネ「あんな連中ごときに万一しくじったら…あたしがあんた達を殺すからねえ…」

部下「(なら残れよ…)」


〜〜 再びアリティア軍 〜〜


カチュア「マルス様!」

マルス「良かった、二人とも無事だったんだね」

カチュア「はい!と言っても、姉様がほとんど倒したんですけれど…」

パオラ「カチュアが上手く敵にダメージ与えてくれたからよ。それよりマルス様…」

リフ「いやいや、助かりましたぞ。しばらくぶりですね王子」

マルス「リフ、無事だったんだね。暗殺者に追われてると知って驚いたよ」



色んな意味で。



リフ「旅の最中になにやら狙われまして…リョウジ殿もお久しぶりです」

リョウジ「はい。騎士訓練の時依頼ですね、リフ殿」

リフ「ええ、あなたはあの時よりさらにたくましくなって…」


たくましいを超えておっかないですけどね。


リフ「そういえば、少し髪が伸びましたか?」

リョウジ「そりゃまぁ髪くらいは伸びますよ。国を出てからは手入れもろくにしてませんしね」

リフ「私のような髪型なら手入れも楽ですよ」

リョウジ「…」


それは髪型ではなくハゲという、そんなリョウジの心の声が聞こえました。


そんなわけで、みんなが砦でのんびりしてる間に、進軍し、最後の暗殺者をパオラとリョウジでつついて始末。


討伐完了である。



リョウジ「マルス様、戦闘は終了しました」

マルス「ありがとう、リョウジ」

ジェイガン「暗殺者共は撃退しましたが、ぐずぐずはしていられませんぞ。」

マルス「うん、オグマのことも気になる。ウェンデル様の下に急ごう!」

リョウジ「大丈夫ですかね双子達は…」


オグマの元では不安しかない。








クライネ「…ふーん 思ってたよりはやるみたいね。
      まぁいいわ。殺す機会はいくらでもあるもの。しばらくは生かしといてあげる」

カタリナ「だから言ったんです。アリティア軍は強いですか…」

クライネ「あら、アイネ。ムカつくこと言ってくれるじゃない。
      あんたはどっちの味方なのかしらねえ?まさかエレミヤ様を裏切る気じゃないでしょうね?」

カタリナ「…いいえ。そんな事は出来ません。私達はエレミヤ様には逆らえない。
      あの方の為にリョウジを倒さなければいけない…それは、よくわかっています」

クライネ「随分 その男を気にするわね?そんな強いの?」

カタリナ「ええ…性的な意味で恐怖です…」

クライネ「は?」




 


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